ＭＡＧＩ☆の日記

stage23　禁断の魔法

森の中で冥獣人に追われ逃げている少年。
足に雑草が絡まり、その所為で動けなくなり、何者かに捕まってしまった少年は逃れようとして崖から落下。
そしてベッドから転げ落ち、夢だと気づく少年。
安堵するもベッドの横に夢に出てきた冥獣人が座っており、｢抱きしめたら離さない｣と言います。

魔法部屋でヒカルの授業を受ける小津兄弟。
今回の課題は｢魔法でピアノを弾く｣
まず魁が課題に挑戦。
ピアノの上の花瓶を小さいサッカーボールに変え、それを鍵盤の上で動かしピアノの音を出します。
魔法でボールを変形させ何とか弾いています。
力尽きて演奏は中断。
魁が演奏していたのが｢猫踏んじゃった｣だった為
に曲が良くないと言うスモーキー。
スモーキーを押してランプに押し込み、蒔人が課題に挑戦。
ピアノに魔法をかけるも、何故かピアノからトマトなどが生えて失敗。
｢一途ね、お兄ちゃん。マジ･ジジル｣
麗がピアノにかけた魔法でトマトは消失。
そしてピアノから占い結果が書かれた紙が出て、演奏には至らず課題はクリアならず。
｢占ってどうするのよ、麗ちゃん。マージ･マジーロ｣
次は芳香が課題に挑戦します。
｢おー、ショパンみたいでござりますです｣
｢ショパンってしょっぱいパンか?｣
魔法で音楽家の格好に変身してピアノに向かいます。
演奏も下手で、魔法でどうにか出来なかったよう。
｢諦めちゃ駄目だよ。自分の使いこなせる魔法をいかに応用できるか、それを見つけることも魔法使いとしての成長だ｣
不貞腐れる芳香に、自分の使える魔法を応用方法を見つける事も魔法使いの成長だから諦めないようにと話すヒカル。
そんな中、上手にピアノを引く翼。
｢すっげぇー、すげえよ、ちぃ兄。何時の間に練習したんだ?｣
｢してねえよ。魔法に決まってんだろ｣
｢あーずるいぞ。ピアノが上手くなる薬かよ…｣
｢あるか、んなの。こいつは逞しき巧の技を写す薬だ。こいつを指にかけたら、俺が思ってた以上に上手く弾けたんだ｣
｢うん、これだよ。この応用力だよ。やぁ、翼の上達率は素晴らしいよ。修行時代の僕より凄いかもしれない｣
｢言い過ぎだって｣
｢逞しき匠の技を写す薬｣とやらを使ったそうで、ヒカルは翼の応用力をベタ誉め。
｢リバースの魔法を許されちゃうぐらい凄いかも｣と言い出すスモーキーを叱るヒカル。
スモーキーが持ち出した黒地に赤で印字された本も回収し、魔法で施錠。
リバースの魔法は時間を操る禁断の魔法であり、その魔法を使っていた天空聖者は自分の魂を異世界に封印して魔法にも呪いを掛けたのだそう。
その話を聞いて少々引く小津兄弟。
｢ま、俺たちには関係ねえって。先生、今日はこんなもんでいいだろ?俺約束があんだよ｣
翼は自分達には関係ないとして約束があるからと出て行こうとします。
｢あー!?まさか俺を差し置いてデートか?ちぃ兄｣
｢馬鹿。ジムのおっちゃんのとこだ。息子の幸太って奴の誕生日なんだよ。小学校の時から俺に懐いてて、可愛い奴でさ。じゃ、お先｣
魁はデートかと思って焦っているようですが、｢ジムのおっちゃんの息子｣の誕生日祝いに行くそうで、相変わらず縁が無いよう。

｢幸太!!何だ、この甘い匂い…。お前、香水なんかつけてんのか?何ボーっとしてるんだよ。ほら、約束通り来たぞ。どうしたんだ?幸太。おい、幸太!!｣
｢ジムのおっちゃんの息子｣の部屋に入る翼
ベッドの上に座っている少年は無反応。
翼は少年の首に傷がついている事に気付きます。
翼の元にマンドラ坊やから敵出現の連絡が入る。
現場に掛けつけ他のメンバーとも合流。
そして一般の女性が怪人の近くで無反応で立っています。
どうやら冥獣人の仕業のようです。
｢インキュバスは人の夢の中に入って悪夢を見せる。だが、こんな状態にする能力はないはずだ｣
今回の怪人はインキュバスという種族だそうで、ヒカルによれば悪夢を見せる怪物ですが、魂を抜く能力はないのでおかしいそうです。
あと５時間で被害者は完全に魂のつながりが切れて死ぬらしいです。
被害者の女性についている傷が少年にもあった事に気付く翼。
時間制限も分かった事で変身して戦う小津兄弟達。
冥獣人はゾルビを呼び出し、自分に戦いを仕掛けてきた翼も難なく倒してしまいます。
何でもあと300人以上とデートの約束があるから時間が無いそうです。

基地に戻っている冥獣人はメーミィに誉められています。
｢ま、俺の手にかかりゃ男も女もいちころよ｣と冥獣人。
バンキュリアに声を掛ける冥獣人。
その様子を見て、メーミィは2人が昔付き合っていたと気付きます。
メーミィにその事を指摘されると、ナイとメアに分裂して｢｢知りません｣｣と不機嫌そう。
久し振りにウルザードが顔を出します。
メーミィは不信感を抱いているようですが、ウルザードに斬りつけられてその力だけは認め、ヒカルを倒すよう指示。

魔法部屋に戻っている小津兄弟達。
マンドラ坊やが調べた所、今回の事件の被害者は既に700人以上のようです。
途方にくれる小津兄弟達。
｢最大の問題は700人もの人々の魂がどこに行ったのかだ。インキュバスに魂を切り離す能力はない。あの時も魂を隠している様子はなかった。その謎を解決しなければ、今回の事件は解決しない｣
｢そんなこと言われても、切り離されるところ見てたわけじゃないし…｣
｢そうだ!!事件の現場に行って、そこで起きた出来事をただ巻き戻して見るだけなら、歴史も変わらねえし、インフェルシアが何をしたのかも分かるよな?｣
ヒカルに拠れば問題は被害者の魂が何処に行ったか分からない事だそうで、翼がリバースの魔法で事件の様子を見るだけなら歴史が変わらないから良いのではないかと言い出します。
｢駄目だ!!それだけは絶対に駄目だ。言っただろ、それは魔導士への第一歩にもなるんだぞ｣
｢じゃあ、他に方法あんのかよ!!俺は幸太を救いてえんだ｣
｢分かってる…。それは分かってはいるんだけど…｣
｢偉そうな事言って、ビビってるだけじゃねえのか!?｣
｢何だと!?｣
｢その程度の勇気もねえくせしてな、先生面してんじゃねえよ!!｣
｢そんなの勇気じゃない!!｣
ヒカルは翼を止めようとしますが、翼は聞き入れず喧嘩状態に。
そんな中、ヒカルにウルザードからの呼び出しがかかったようで、そちらに向かう事にして
翼に冥獣人を探すよう言いつけます。

翼は魔法部屋のテーブルでリバースの魔法が載っている本を前に考え込んでいます。
｢ジムのおっちゃんの息子｣との思い出を思い出しているよう。
どうやらマジレンジャーになってから翼はジム通いを止めているようで、少年はそれなら自分も辞めると翼を引きとめようとしたようです。
少年にはボクシングを止めて欲しくない翼は今度の誕生日に新品のグローブを持って教えに行くと約束したよう。
そして鍵のかかった本を前に、手に｢逞しき匠の技を写す薬｣とやらを吹き付ける翼。

トラベリオンエクスプレスでウルザードの元に行くヒカル。
被害者の魂の場所を聞くヒカルですが、ウルザードは関与していないようで
単にヒカルと戦いたいだけの様子です。

その頃翼は冥獣人を探すでなく、本の切抜きを持って少年の部屋に。
｢マジーネ･マジカ。幸太を取り巻く空間よ、巻き戻れ。俺に何が起こったのか見せてくれ。ロージ･マネージ･マジ･ママルジ｣
そしてリバースの魔法を使って時間を巻き戻し、翼自身は時間の逆行に巻き込まれていないらしく、部屋で起こった出来事を普通に見ています。
少年の被害にあった様子を見て、冥獣人のほかに冥獣がいた事を知る翼。
被害者の魂も冥獣が持っていっているよう。
魔法で嗅覚を視覚化して蜘蛛の化け物の居場所を突き止めた翼はその場所に兄弟達を呼び出し、敵がいることを知らせます。
｢翼、リバースの魔法使ったのね?｣
｢何のことだよ｣
｢とぼけないで!!1ページだけなくなってた。リバースの魔法のところだけがね｣
麗にリバースの魔法を使ったことを指摘される翼は知らない風を装いますが、麗は鍵のかかっていた本を持参しており、リバースの魔法のかかれた頁が無くなっている事を指摘。
そこに冥獣が登場し話は中断。
小津兄弟は変身して戦いを挑みます
翼はパンチで攻撃。
芳香と麗も続いてキック攻撃。
そして魁もパンチで冥獣に攻撃し、錬成魔法で冥獣の背中に溜まった魂をボール状の塊にします。
翼が魂のボールをキャッチするも、冥獣人が現れてすぐに奪われます。
そして冥獣人は冥獣にボールを投げ、冥獣は受け取ったボールを手にその場から離れようとします。

一方ウルザードと戦っているヒカルですが、どうも敵の方が優位らしく正義の為に使う魔法はひ弱だとか説かれています。
ヒカルはウルザードに思いっきり斬られたりしているようで、メーミィとナイとメアが基地から戦いの様子を映して見て喜んでいます。

魂のボールを持って飛んで逃げる怪物をスカイホーキーで追うマジレンジャー
ビルの屋上に着陸した冥獣は、マジレンジャーに追い詰められたようでしたが、ビルから飛び降りて周囲のビルに張り巡らせた蜘蛛の巣に着地。
冥獣に挑発され糸の上を恐る恐る渡って行くマジレンジャー。
冥獣はマジレンジャーに向けて針を飛ばします。
避けようとしたマジレンジャーの一同、蒔人は足を踏み外して手で糸にぶら下がる状態に。
そして更なる攻撃で芳香と麗の乗っていた糸が切れ、落下。
蒔人はマッスル状態で２人を空中で抱きかかえて着地。
そして巣の中央の冥獣がいる所まで到達した魁も、叩き払われて落下。
錬成魔法でオープンカフェのテーブル等をマットに換えてダメージを軽減
残っていた翼はマジパンチを装着して、針攻撃はパンチで払いのけながら糸の上を走って怪物に向かっていきます。
流星マジパンチで怪物を地面まで叩き落す翼
翼は魂のボールを取り戻すも、冥獣が巨大化
そして翼はリバースの魔法の呪いの所為で変調が見られます。
ウルザードは戦いながらその様子に気付いたヒカルがそちらに気を取られているので興醒めして帰ってしまいます。

マジレンジャーはまだ翼の異変に気付いていないようで、普通にマジキングに合体します。
敵に止めを刺そうとした所で翼に再び変調が見られ、合体が解けてしまいます。
変身も解けるマジレンジャー
そして翼が苦しんでおり、魂のボールを手放してしまい、ボールを拾い、冥獣に乗って帰っていく冥獣人。
翼が立ち上がって｢待ちやがれ!!行かせてたまるか!!｣と叫びますが、すぐにまた倒れてしまいます。
小津兄弟は翼を心配して取り囲んでいます。
｢翼!!｣
そこにヒカルも合流、魁と蒔人を退かせての様子を確認。
ヒカルが翼のインナーＴシャツを破ると腹に黒い渦が発生、そこから竜巻のような風も発生
苦しみ、悶え、叫ぶ翼。
｢使ってしまったのか…リバースの魔法を｣

stage23完
次回に続きます