ヒミツの花園の第2話を見ました。
今回は短めのレビューです。
人気漫画家・花園ゆり子の担当になった月山夏世は、花園の正体である片岡航、修、智、陽の四兄弟が暮らすマンションへやってくる。
しかし、家には修しかおらず、しかも夏世に留守番と掃除を押し付けて、出掛けてしまう。
そこで、修が小料理屋のみなえさんにプレゼントしようとしていたタイガーマスクのマスクを見つけてしまう。
他にもウルトラセブンの変身アイテムであるウルトラアイも見つけ、装着してみたり。
そこにライバル社の編集者・田中一郎が、やってくる。
しかし、修が出かけていることを知ると、たまたま持っていたブーケを夏世に渡し、修を探しに出て行ってしまう。
夏世はそれを花瓶に挿すと、修のデスクの上に飾った。
しばらくして戻ってきた航が、「あなた、一体何やったの?」と慌てて夏世を問い詰める。
部屋を見て唖然とする。
先ほどデスクに置いた花瓶が倒れ、修が書き上げた原稿が水浸しになっていたのだ。
しかも、他社の原稿だった。
謝る夏世に、厳しい口調で責める航。
そこへ修と田中が帰ってくる。
台無しになった原稿を前に、「俺が身削って書いた原稿だよ!?」と取り乱す修。
ただ謝るしかない夏世に修の怒りは収まらず、夏世が“花園ゆり子”の作品に愛情をもっていないことも非難し始め、「そういうの、バカにしてるっていうんだよ」と言われ、返す言葉のない夏世。
そして、「今すぐ出て行け。二度とウチに出入りするな」と、クビを宣告されてしまう。
夏世が肩を落として歩いていると、たまたま亮子から電話がかかってくる。
夏世の失敗を聞き、とにかく死ぬほど謝ってこい、と叱責する。
一方、片岡家では、部屋に閉じこもってしまった修を連れ出そうと、兄弟による必死の説得が続く。
「あんなの描きたくないんだ。ホントは俺…」と、膝を抱える修。
亮子と別れると、夏世はマンガ喫茶へ。
そこで、ずらりと並んだ花園シリーズとそれを涙しながら読む女子高生に軽いショックを受ける。
そして、夏世も山積みの花園ゆり子の漫画を熟読する。
説得を続けるが、まだ部屋から出てこない修に困っている片岡家に、ちゃんと謝りたいと夏世がやってくる。
少女漫画の担当になったことが不満で、この仕事もバカにしていたと、扉の前で土下座し告白し始める。
「原稿のことあるけど、それよりもっと謝らなきゃいけないことがあるって。馬鹿にしてました、この仕事。何だかよく分からないまま流されてここまできちゃって。自分で決めたことじゃないから不満に思ってました。何で自分が少女漫画なんか担当しなきゃいけないのって、そんなの分かんないよって。それでもやるしかないのに。やる以上は頑張るしかないのに。だから私、先生の作品読んできました、『忍法アラベスク』。女子高生が泣きながら読んでいた漫画です。正直、何で泣けるのか、よく分からなかったんですけど。でも先生の作品を待っている人が沢山います。花園ゆり子の本を読んで、泣いていた彼女達のためにも何とか描いていただけないでしょうか。お願いします!!」
修の宝物オタクグッズをもってくる智。
「修!!いい加減にしないと兄ちゃん本気で怒るぞ!!」
「出て来ないと兄貴のお宝全部ぶっ壊すからな!!」
お宝が壊される音をきいて飛び出してきた修。
「そんなにそいつらが大事だったらな、黙って仕事しろっつんだよ!!オタクじゃなくてクリエイターだってんなら描けよ!!仕事のために集めてんだったらちゃんとその仕事しろよ。じゃなきゃ、こいつらただのゴミだろ!!原稿ダメになったくらいで甘えてんじゃねーよ、バ~カ!!」
智は壊すマネをしていただけでした。
その後、兄弟たちの協力もあり、4人は仕事を再開する。
早朝には田中とふたりで無事原稿を手にすることができた。
足早に部屋を出る夏世の背中に「クビっつったの、取り消しだからね」と修の声が飛ぶ。
Baby Don’t Cry