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テーマ:アニメあれこれ(25880)
カテゴリ:魔法科高校の劣等生
天保異聞妖奇士の第21話を見ました。
説二十一 星夜に果つ 新潟湾に浮かぶ船に新潟奉行がやって来るも、江戸の侍に北の海で何が出来るかと新潟奉行に逆らう船に乗っていた商人達。 先程、新潟奉行に囲まれていた仮面の男達はある箱を開けていた。 それには狼のミイラのようなものが入っていた。 「南蛮には人の血を吸う化け物の話がある。それは時に狼の姿に、あるいは蝙蝠に姿を変えるとも。人々が血吸いの化け物と信じ、こうして祀った。お前に名を付け、地の神としてやろう!!」 仮面をつけた男が持っていた殺生石が光り出し、ミイラが宙に浮く。 仮面をつけた男達の目が赤く光り、『西牙』という漢神が引き出され、ミイラの口の中に入っていく。 「『西』という字は元々鳥かごの意味という。『西牙』」 仮面の男達の正体を知らなかった商人は何者だと怯える。 船で新潟奉行と戦っていたが、北の海で戦い慣れているための幕府の役人ではないなと言うと、無礼を申すなと刀で斬殺される。 そして、天井をぶち抜いて、仮面の男達のいる場所に落ちてきます。 「まともな武士なら銃など好まぬはず」 幕府が自分に任じたのは我が御庭番の家柄であり、胡乱な輩を成敗するためだと言う川村。 だが、現れた妖夷から川村を守ろうとしたアケラが取り憑かれてしまう。 狼男のような姿に蝙蝠の羽を生やした妖夷は飛び去っていく。 お庭番の一人に取り憑いたので、生まれ育った江戸に向かうであろうと推測する「西の者」は徳川の世が乱れることが目的のようです。 江戸、七夕の頃 放三郎と宰蔵が昨夜から狼のような呻き声を上げ、化け物に変わった娘を確認する。 斬らないで下さいと父親に訴えられますが、その化け物と化した娘が男に噛み付いてしまう。 宰蔵がからくり扇子から飛び出したワイヤーのようなもので動きを封じようとしますが、避けられてしまう。 刀を構えた放三郎に襲ってくるが、化け物と化した娘を斬る。 すると、娘はミイラのように姿を変えていくのだった。 「娘ばかり4人、いずれも突然獣のようになり人を襲う。」 「西洋には血を吸う妖夷があると言う」 「だが、娘達は妖夷ではない」 「妖夷によって獣に変えられたか」 「人である形を保てなくなった訳だな」 「此度も速やかに始末せよ。妖夷を退治するのは世のため人のため。お褒めに預かるためではない。竜導、何故またあの姿になった?」 「他に手はなかった」 「嘘だ。お前はわざわざ母の前であの姿を曝した。それでお前は…」 妖夷を捕らえるため出動する奇士達。 花火大会を見物する若い娘達は帰り道、妖夷に襲われる。 悲鳴を聞き、駆けつけた奇士達であったが、もう娘達は化け物と化してしまっていた。 「遅かったか」 そこにしゃしゃり出るなと本庄が現れ、娘を斬るのだった。 妖夷に川村だと訴えると、襲わず飛び去っていった。 「この騒ぎはまた南町が何か企んでるってことか」 「5人目か」 呼ばれた往壓に一人で吉原などに行かせられるかと宰蔵が付いて来た。 宰蔵は拉致されてしまった。 「よく来たな、ジジイ。ま、上がれよ」 「誰がジジイだ」 「似たような一軒が載っている瓦版だ。次に襲われる娘を当ててやろうか?」 「「ん!?」」 「襲われるのは美しい若い娘だ」 「何!?」 「襲われたのはどれも評判の小町娘ばかりだ。一人なんざ、俺に似姿を描けとわざわざ親が頼んできたこともある。ならばだ」 「美しい娘を囮に!?」 そこにようやく解放された宰蔵がやって来る。 「困る、それは困るぞ。しかし、まぁ囮なら仕方ないか」 「美しい娘ばかり狙うか。西洋にはそういう話もないではない」 放三郎のもとに川村がやって来る。 「新潟は聞きしに勝り、抜け荷横行しとった。捕まえても捕まえても商人共が沖合いで異国の船から物を持ち込む。その中にあの化け物も」 「まさか娘を襲う妖夷!?」 土下座して謝る川村から鳥居に「西の者」の仕業ゆえに口外ならぬと言われていたと話す。 囮作戦を決行するために宰蔵がアビに鏡を持ってもらいながらお化粧をします。 「おい、宰蔵」 「すぐに済む」 「もう十分に綺麗だろ」 「妖夷は江戸で一番美しい娘を狙うのだろう?」 「そうは言ってない」 「兎に角、襲われた方がより美しいということだ。アトルか、私か」 厚化粧で化け物みたくなっている宰蔵はアトルと張り合っています。 「お前…男になろうとしてたんじゃ…」 「美しくなるのは罪か!?」 往壓を待つ雪輪とアトル。 《妖夷は誰かを探しているのかな?》 川村が鳥居に逆らってでも話してくれた理由を訊ねる元閥。 川村は見ていただけば解ると言い、自害した部下のアケラの妻を見せる。 「何故自害を?」 「あの妖夷はアケラだ」 「その妖夷を目覚めさせた者達が『西の者』!?」 「鳥居はそう呼んでいた。私の話を聞くと一切は口外無用、妖夷は討つと言う」 その話を聞いてしまったアケラの妻は自害してしまったと言う。 そのままにして妖夷になったアケラが帰ってくるのを待っているのだそうです。 自害していた妻が手にしていた銃の火薬から何かに気づいた元閥は妖夷のことは奇士が始末させていただくと言うのだった。 アケラを哀れと思ってくれるのかと言う川村。 「哀れなのはこの女性と犠牲になった娘達だけだ」 囮をしているアトルと宰蔵を離れて見守る往壓、アビ、雪輪。 「狂斎とは上手くやってるのか?いや、その、あいつとは似合いだなと思って」 「宰蔵は狂斎が好きなのか?」 「ち、違う!!そんなわけあるか。私はただお前が本当は誰を…」 そこに妖夷が現れるも、宰蔵もアトルも教われなかった。 「どういうことだ!?江戸で美しい娘が二人もいたというのに」 妖夷が襲ったのは襲ったのはアケラの妻の変装をした元閥だった。 妖夷に向かって銃を放つ元閥。 「あの妖夷は火薬の匂いのする女を捜していたのだ」 《娘達は花火見物や庭で花火遊びをした後、襲われた。お前さんの妻と同じ匂いだからね。そして、わしからも同じ匂いがするだろう?》 「妻の匂いに惹きつけられて女を襲っていたというわけか」 「つまり美しさは関係なかったということか」 「江戸元が奴を惹きつける。行け」 「だが、妖夷の中には人がいるんだろ?」 「もはや救うことは出来ぬ」 元閥は追い詰められたのではなく、妖夷を誘い込んだようです。 「あんたの奥様の着物だ。悪いと思ったが借りてきた。あんたに人の心があるのなら祝詞を唱えるより余程効き目があるだろう?じゃあ、あの世でゆっくり二人で…」 元閥が妖夷を撃とうとした時、西の者が現れる。 西の者を見て躊躇った隙に、西の者にお札のようなものを貼られた妖夷に被された妻の服は燃えてしまう。 妖夷は元閥をさらって空へと舞い上がっていく。 往壓は雲七と共に駁竜になって後を追おうとする。 「竜導!!いいか、妖夷と一体になればお前も妖夷となる」 「妻の匂いを嗅ぎ分けられても、人の心を失くしていた」 「だから、江戸元も見捨てるのか?人の心を失くすってのはそういうことじゃないのか!?」 往壓は雲七に乗って空へと飛んでいく。 妖夷から漢神をひきだそうとしますが、元閥は西の者が形を与えたものだから名前も仮の物でしかないと言う。 往壓は雲七と一体化してに駁竜になる。 元閥は妖夷に火薬をくくりつけ、そこを目掛けて撃ち、駁竜が止めを刺し、落下する元閥を助ける。 地上からその様子を眺める鳥居の部下達と西の者。 西の者は次は印旛沼だと言うのだった。 元閥は雪輪にもたれて眠っていた。 アトルは夜空を見上げて美しいと言う。 「異界はもっと美しい。それに比べれば私達の美しさなど意味はない」 「それでも私達は、この地面にへばり付いて生きていく。竜導はそう言った」 次回、「帰ってこないヨッパライ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 3, 2007 08:48:51 PM
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