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テーマ:『BLEACH』(613)
カテゴリ:絶園のテンペスト
BLEACHの第118話を見ました。
第118話 一角卍解!全てを砕く力 「名をまだ聞いてなかったな。でかいの」 「これから殺す奴を相手に名など名乗るだけ無駄だろう」 「そうか、どうやら手前は俺とは流儀が違うらしいな。殺す相手には名を名乗れってのは俺が戦い方を教えた奴に必ず教える最後の流儀だ。戦いに死ぬと決めた奴なら自分を殺す奴の名くらい知って死にてえはずだからな。更木隊第三席・斑目一角だ!!手前は名乗る必要はねえ!!俺の名だけをよく覚えておきな!!手前を殺す男の名だ!!」 壮絶な戦闘を繰り広げる一角とエドラド。 「何だ、手前!?何で斬魄刀使わねえ!?腰にあるそれは飾りかよ!?」 「俺ら破面の皮膚は刃を通さぬ。お前の剣なんぞ素手で十分」 「そうかよ。成程、どうやらどの程度の踏み込みなら腕を落とされるかぐらいは分かってるらしいな」 「死神風情に斬魄刀、抜くことになるとはな。恥だ」 「そう言うな。次は解放させてやるんだからよ」 一角とエドラドが速いスピードで何度も激しくぶつかる。 「な、何だよ、何なんだよ!?こいつら」 二人の戦いに怯える啓吾。 「聞いてなかったのかい?さっきの。彼は更木隊三席・斑目一角。尸魂界最強の十一番隊で二番目に強い男さ」 「あ、あんた、昼間の!?か、加勢しなくていいのかよ!?あいつの仲間なんだろ!?」 「どうして解らないかな?見なよ、あの楽しそうな顔。一角は楽しいんだよ、久々の強敵との戦いが。僕達は加勢しなくちゃいけないんじゃない、加勢したらいけないんだ。解るだろ?」 「意味解んねえよ。楽しんでる!?加勢しちゃいけない!?じゃ、勝てる保障あるのかよ」 「ないよ」 「何だよ!?それ。それでもし、仲間が死んだらどうすんだよ!?」 「そんなの決まってる。本望さ」 エドラドとの戦いを楽しんでいる一角。 《型は粗いが、腕は確かだ。挑発するだけのことはある。だが、左の刀で攻撃し、右の鞘で防御する、実に単純。攻撃する腕が決まってるということは動き始めた瞬間に攻撃と防御が見分けれるということ。ならば隙を突くことも容易い!!》 一角の左からの動きで攻撃だと読み、攻撃を受け止めるエドラドだったが、左手は鞘であり、右の刀で攻撃されてしまい、顔に傷を負ってしまう。 「ちっ、外しちまったか。頭ぶち抜くつもりだったのによ」 《何て奴だ。わざと単純な攻撃することで、こちらに攻撃パターンを見切ったと錯覚させ、わざと隙を作り、攻撃を喰らった瞬間に刀の左右を持ち替える。無茶苦茶な戦い方だ。無駄だらけで、当たりゃでかいが、運が悪けりゃ自分が死ぬ。こいつは勝つための戦い方じゃねえ。手前が楽しむための戦いだ。一見頭を使っているように見えるが、そうじゃねえ。こいつは殺し合いをゲームだと思ってる奴の戦い方だ。こいつにとっては自分の命すら、そのためのおもちゃに過ぎねえってわけか》 「手前のその手に霊圧溜めたビンタみたいな技すげえな。奥歯二本も折れちまった。さてと次、行くとするか。そろそろ手前の動きも掴んできたしな。とっととあと五、六発ぶち込んで、嫌でも斬魄刀解放させてやるぜぇ」 「そうか。どうやら俺はお前を見誤ってたらしいな。お前のような奴になら必要不要関係なく、解放して戦った方がいいだろう」 「俺の力を認めたって話か?」 「いや、お前のような戦い好きの馬鹿にはどう足掻いても敵わんという恐怖というやつを骨まで刻み込んでやるべきだと思ったんだ。二度と破面との戦いを楽しむ気が起こらんようにな。熾きろ、火山獣!!」 火山の噴火のような現象が起こり、炎に包まれたエドラドは斬魄刀と融合し、両腕が強化されていく。 「何だ!?そいつは」 「難だとは随分じゃねえか。これが俺ら破面の斬魄刀解放だ!!」 やばい、やばいよと後ずさる啓吾。 「確かお前の流儀では殺す相手には名を名乗るんだったな」 その頃、ディ・ロイを退けた一護とルキアの前にグリムジョーが姿を現していた。 その強大な霊圧に戦慄するルキア。 《何だ!?こやつの霊圧は…。こやつも破面!?本当に?さっきの奴と同じ種族なのか!?霊圧のレベルが違いすぎる》 「どっちだ!?」 「「…!?」」 「強ぇのはどっちだって聞いてんだよ」 「一護、一旦退くぞ!!」 グリムジョーに逃げることも出来ないまま、刺されてしまうルキア。 「やっぱ、こっちじゃねえか」 「ルキア!!」 グリムジョーに向かっていく一護。 「破面の斬魄刀は俺らの力の核を刀の姿に封じたもの。死神のそれとは全く別のものだ。つまり、刀の解放は俺らの姿と力の解放を意味する。解るか?この姿こそがこの俺の真の姿。そしてこの火山獣こそがこの俺の真の力だ!!」 一角はエドラドに圧倒される。 エドラドの破壊力が予想を遙かに超えたので、一角の半径300圏の空間凍結を頼む弓親は多数の魂魄が巻き込まれる可能性があるので、魂魄保護が最優先だと連絡するのだった。 そして、他の破面達にも同じことが考えられるので、日番谷、乱菊、恋次、ルキア、一護も同様の空間凍結と一角の隊葬の用意をさせるのだった。 「ハハハ、どうだ?斬魄刀を解放した破面の戦闘能力は数倍にはね上がる。お前如きの霊圧じゃ受け止めることもできんだろ!!」 「延びろ、鬼灯丸!!」 それでもエドラドに圧倒され、実を炎で焼かれる一角は川に落ちていく。 「もう諦めろ。戦死にとって諦めも時には美徳だ。お前はよく戦った。粉々に叩き潰すまではしたかねえ。残念だ」 エドラドの拳を受け止める一角。 「ち、まさかここまで力の差があるとはな。しょうがねえ。今なら他の連中も自分の敵だけで精一杯で気づかれることもねえだろ。あ~ぁ、こんな所で使う気なんてなかったのによぉ。よ~く、見とけよ。それに誰にも言うんじゃねえぞ。卍解!!」 「そうか、使うことにしたんだね」 「卍解だと!?」 「あぁ、そうだ。卍解、龍紋鬼灯丸!!」 「すげえじゃねえか」 「世辞は止めろよ。まだ手前が感心するほどの霊圧は出ちゃいねえはずだ。すげえかどうかは死んでから決めろ!!」 エドラドの火山獣を斬る一角。 《奴の卍解は機動系の能力が付加するわけでも、速力や防御能力が上がるわけでもない。ただただ巨大な力の塊だ。凄まじい破壊力。しかし、力にのみ頼りすぎたその能力はこちらの攻撃に対する耐性は脆い!!勝機はある、恐怖はねえ。奴がこっちの腕を斬り落とす前にこっちはそれ以上の力で奴を叩き潰す!!力対力なら俺に負けはねえ。妙だ、あの斬魄刀。さっきより霊圧が上がっている》 鬼灯丸を振り回す一角。 「気づいたみてえだな。鬼灯丸は俺と違ってのんびり屋でなぁ。折角卍解してやっても、ほとんど眠ったままなんだよ。だから敵をぶった切って、敵にぶった切られて、無理やり目を覚まさせてやんねえと、力なんて出やしねえんだ。こいつが目を覚まし始めると、龍の彫りこみが少しずつ赤く染まる。そして全てが赤く染まった時、初めて龍紋鬼灯丸の破壊力は最大になる!!行くぜ」 BLEACH バウント強襲編vol.4 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 7, 2007 09:30:56 PM
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