地球へ…の第1話を見ました。
section01 目覚めの日
私達の記憶、美しい故郷・地球。
その星は人類文明の発展による自然環境の破壊と汚染により、人の住めない星となってしまいました。
追い詰められた人類は荒廃した地球を離れ、宇宙に新天地を求めたのです。
育英都市アタラクシアに住むジョミー・マーキス・シンは近頃、同じ夢を何度も見ていた。
その夢には美しい少女や少年、そしてミュウという言葉が決まって出てきていた。
少年は少女の手を借りて、地球の映像を見ようとしますが、太陽に飛ぶまでには命が短く、命、記憶、未来を委ねる誰かを探すのだという。
その夢で魘されて目を覚ましたジョミーは朝食を取ります。
父が「目覚めの日」を翌日に控えたジョミーに前祝いをしてくれることになります。
ジョミーはルール違反のスピードウィルを使って登校します。
すると、学校でカウンセリングルームに来るように言われてしまう。
夢の話をジョミーが友人達に話していた。
「目覚めの日」とは星人検査を受け、大人の社会に旅立つ日のことで、もう学校にも通うこともないのでクラスメイトに最後のお別れの挨拶をするジョミー。
ジョミーにミュウが接触したらしきことをキャッチした当局は、目覚めの日前夜にも関わらず、お風呂上りのジョミーをガスで眠らせて精神チェックを強行するのだった。
これ以上続けると精神崩壊するというレベルでストップされる。
特に異常が見られなかったので安心するように両親に言う当局。
ジョミーはすっかり眠ってしまい、家族揃っての最後の食事のため、母が作った料理も食べられなかった。
目覚めの日、両親に今までのお礼を言い、出かけるジョミー。
成人検査はどこへ行っていても、気がついたら終わっているそうで、ジョミーは友達からもらったチケットを持って、幼い頃に家族で出かけたドリームワールドへ出かける。
そこに展示されていたなきネズミから『ここから出たい、帰りたい。君も帰ろう、ここは僕達のいる場所じゃない』というテレパスを感知するジョミー。
それにより、間違いなくミュウだと思われてしまうジョミー。
その後、アトラクションに乗って地下に向かったジョミーに成人検査が開始される。
コンピューターテラズNo.9の一つであるテラズNo.5が語りかけ、ジョミーの記憶を消去しようとする。
苦しむジョミーの所にやってきた、夢に出てきた青年ソルジャー・ブルー。
「記憶を手放すな。生まれて14年間の君の記憶だ」
「君は…?」
「ブルー、ソルジャー・ブルー。君の意思が強ければ失わずに済む。流れに身を任すな。離れるなよ」
ソルジャーブルーはテラズNo.5を攻撃する。
ドリームワールドは閉鎖され、保安部隊が出動する。
ソルジャー・ブルーの助けを受け、ジョミーはその場から脱出する。
またしてもジョミーに語りかけてきたなきネズミはガラスを破ってジョミーの胸に飛び込んでくる。
そして、不適格者と見なされたジョミーは保安部隊の兵に囲まれてしまう。
「君は不適格者として処分する」
「不適格者…処分…?処分って何だよ!?」
次回、「ミュウの船」
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