獣拳戦隊ゲキレンジャーの第12話を見ました。
修行その12 ゾワンゾワン!臨獣殿、修行開始
理央が結界を破ったのだ。
「我は空の拳魔・臨獣ホーク拳のカタ。若獅子よ、お前の声に応えよう。望みは何か?」
「俺の望み、望みはこれだ」
カタに臨気“剛勇吼派”をぶつける
理央だが、カタには通じない。
「俺の全身全霊を込めた一撃を片手で凌ぐとは…それでこそ我が師に相応しい」
「拳魔の力を試したというのか?」
「そうだ。臨獣殿の現当主としてかつて臨獣殿を築きしあなたの力を受け継ぐことを望む」
「よかろう」
臨獣殿では
メレがカタと
理央を出迎える。
「空の拳魔・カタ、御復活祝福申し上げます」
「何だ!?この醜いリンリンシーは」
「我が片腕、メレにございます」
「こんな者が頼りになるのか?若獅子よ」
「私は…!!理央様に人間の悲鳴と絶望を捧げております。たった今も新たなリンリンシーを差し向けたところです」
「まぁ、よい。若獅子がより強くなれば臨獣殿も栄えよう。お前に臨気を授ける。修行開始だ」
体をニュルニュル滑る粘液で覆った臨獣イール拳のナギウが出現する。
ジャンがゲキヌンチャクで応戦するが、ナギウへの攻撃は全て粘液で滑ってしまい通じない。
さらに、粘液でゲキレンジャーまで滑ってしまい、全身ビショ濡れになってしまう。
そんな3人にシャーフーは、銭湯に行けと言う。
「それでどのような修行を?」
その頃、空の拳魔、臨獣ホーク拳のカタを蘇えらせた
理央もカタの指導で修行を開始していた。
カタは
理央に死闘の中に修行ありで、本気で殺し合うことこそが修行だと戦い始める。
「止めて下さい。こんなの修行でも何でもない」
「邪魔するな、メレ。これぞ俺の望み」
カタは
理央に絶望を見せる。
絶望の悪夢の中、雨に打たれている幼い頃の
理央がいた。
銭湯にはエレハン・キンポーが番台にいた。
そして、男湯には手ぬぐいをヌンチャクのように振り回りまわす源さんがいた。
「理央様!!」
臨獣殿では
理央が気を失って倒れていた。
「理央様に何をした!?」
「今、若獅子は己の悪夢の中にある。そして、最後には絶望の中で悲鳴をあげるだろう。それが我が力となる」
しかし、カタの狙いは臨気“暗黒咆”で
理央の絶望を引き出し喰い尽くすことだった。
「最初から修行などではなかったのだな!!」
カタへと向かっていく
メレだが、カタには敵わない。
「師弟は互いに憎みあい、殺し合う。そして、相手の力を食い尽くす。それが臨獣拳だ」
《かつて俺はここで全てを失った》
「それがお前の絶望か?」
「カタ…。そうか、これがあなたの臨気」
「そうだ。相手の心の中の絶望を引き出し、それを食い尽くすのが我が臨気。お前は自分の悪夢の中で死んでいく。お前がここで何を経験したのかは知らぬが、その恐怖は今もお前を縛り付けている」
手ぬぐいヌンチャクが気に入った
ジャンは源さんに教えてもらうことにする。
そしてついに、石鹸でニュルニュルした源さんの手に手ぬぐいを巻きつけることに成功する。
「もしかしてマスター・シャーフーはこうなることを予測して銭湯に行けって…?」
「ジャンに手ぬぐいヌンチャクを習わせるために」
「絶望の中で悲鳴をあげよ。それで修行は終わる。お前の命を我が喰らってな」
絶望の悪夢の中、カタの必殺の一撃を喰らった
理央は遂に倒れてしまう。
一方ゲキレジャーは、再びナギウの元へ向かう。
ゲキレンジャーは鯉のぼりをヌンチャクにして、ナギウのニュルニュルをすべて取り去り、ゲキバズーカーで倒す。
そして、ナギウは巨大化し、ゲキエレファントージャーの体に巻きつき締め付けるものの、最後はゲキワザ“大頑頑丸”で爆破する。
「あの日、突然の災厄が俺から全てを奪った。俺は絶望した。絶望が臨獣拳アクガタを強くするならば自ら食らおう、俺の絶望を!!」
しかし、
理央は自らの絶望を力にし、立ち上がる。
「臨気凱装」
「悪夢の中の幼い自分の絶望を力としたというのか!?そんな者は臨獣殿の歴史上一人もおらぬ!!」
「美味だったぞ、己自身の絶望」
新しい力に目覚めた
理央は圧倒的な力でカタを追い詰める。
「ご無事だったのですね、理央様。さ、こんな奴止め刺しちゃいましょ」
「いや、カタが俺をギリギリまで追い詰めたからこそ俺は新たな力に目覚めた」
「えぇ~!?」
カタは
理央を弟子として認める。
《俺は強くなる。いつかお前の絶望も俺の力となる》
そんな中、
ジャンはさらに嫌な気配を感じていた。
次回、「シンシン!精霊の舞い」
今日はバエ様が出なくて残念でした…。
獣拳変身 ゲキチェンジャー ゲキトンファー 獣拳合体 DXゲキトージャ ゲキバズーカ ゲキエレファント