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テーマ:アニメあれこれ(25948)
カテゴリ:DARKER THAN BLACK
DARKER THAN BLACK -黒の契約者-の第12話を見ました。
第12話 なくしたものを取り戻すとき…(後編) 「あ、流れ星。お兄ちゃん、また流れ星見たよ」 「じゃ、今度は願い事をしてごらん。」 「願い事?」 「うん、流れ星っていうのはね、神様が天の蓋を開けた時に漏れる光なんだ。だから、その時に願い事をすれば神様に聞き届けてもらえるんだよ」 「ホント!?私、願い事たっくさんあるよ。看護婦さんにもなりたいし、宇宙にも行きたい!!」 「お兄ちゃんに言っても駄目だよ。お星様にお願いしなきゃ」 「あ、そっか。え~っと、お星様…お星様…あ、見つけた」 大人になった黒は幼いままの妹・白の肩に手を置くが、妹の姿は消え、周りが赤く染まっていき、混乱していく。 研究施設で清掃係をしている途中だったようで、清掃中にボーっとしている黒は注意され、主任と共に謝ります。 男子トイレの洗面台で顔を洗う黒の背後に現れるミーナ。 「見えてるんですね」 「何のことだ?」 「誤魔化さないで下さい!!これまでだって何人も見てきたんです。そうやって見たくもない幻を突きつけられて…壊れていった人達を。お願いです、一人で抱え込まないで下さい。話せばきっと楽になりますから!!」 「何故だ?それはあんたの仕事じゃないだろ」 「それは…困るからです。今、あなたにおかしくなられては。折角夢が叶ってここに来られたのに何の研究成果も残さないまま追い出されることになるじゃないですか。だから…」 「心配するな。組織があんたを処分することはない」 「そ、そうでしょうか?きっとそんな甘くは…」 「組織はあんたに期待していない。早くここから出て行け。人に見られる前に」 男子とイラから出てきたところを清掃係の主任に見られたミーナは主任に笑いかける。 黒は天体望遠鏡を片付けているニックに話しかける。 「どうしたんですか?」 「君か。見ての通り後片付けをね」 「どうして急に?」 「この間の域内調査で確認された例の放射光がとある貴重なゲート内物質が放つものだと特定されたんだ。運悪く僕もその回収チームに任命されてね。あの辺りは調査隊の事故以来、人の立ち入りが厳しく制限されている。フ、全くそんな所にどうしてアレが移動したのか見当もつかないよ。そうだ、丁度良かった。実はあれを君に進呈しようと思ってたんだ。貰ってくれるかい?」 「はい」 ニックから天体望遠鏡を貰うことになった黒。 流星の欠片の在り処が判明し、研究員達が回収に向かうが、原因不明のトラブルに巻き込まれる。 その映像を確認すると靴が逆さに置かれていた。 唯一生き残って帰ったニックに研究員のミーナは疑いの目を向ける。 「腑に落ちないんです。どうしてニックだけが無事に帰って来られたのかが。あれから映像を全部チェックしました。でも映ってないんです、ニックだけがどこにも。それに裏返しにされた靴が沢山。今度のことはゲートが引き起こしたことじゃない、きっと…」 「彼がそれをやったと?」 「はい」 「今まで彼と何年一緒に働いてきたんだ?彼を契約者だと思ったことはあるのか?」 「ありません。でも…あなたを見ていたら分からなくなりました。だって、あなたは他の人よりずっと…優しいし。だから…あなたには傷ついて欲しくなくて。自分でももうよく分からないんです。どうしてこんなこと言うのか…研究以外のことに興味なんてなかったのに、あなたに会ってから私…」 黒は何も言わずに立ち去っていく。 ニックは電動車いすに乗ってロッカーまで向かう。 それを尾行していた男がそこに流星の欠片があるのだろうと思い、拳銃を構えながらロッカーの中のものを確認しようとするが、ロッカーに手をついておくように言われたニックは能力を発動してロッカーを通じて男に通電させ、意識アル男の手を掴んで感電死させる。 そして靴を脱がせて逆さに置くニックは黒に気づく。 「李君、どうしてここに?こんなところを見られたんだ、疑われても仕方ない。でも僕を信じて欲しい!!」 ロッカーの中から流星のかけらを取り出したニック。 「僕はCIAに雇われた人間だ。NASAに戻ることを条件にゲートない物質を持ち帰るよう命令された。ここのやり方は僕には合わない。研究結果は上が吸い上げるだけで、誰とも共有されることはない。他のチームが何を研究しているのかさえ知らない。これじゃ僕の夢は遠のくばかりだ!!本当の星空を取り戻すことも、妹を宇宙に連れてってやることもできない。突飛な話に聞こえるだろ?でも残念ながら本当なんだ!!君にだけには僕の夢を信じて欲しいから」 「昔…それと同じものを見たことがある。契約者は皆、自らを制御できないくらい能力を高め、殺し合い、死んでいった。あんたの言ってることは全部嘘だ。こいつは本当の星空なんか見せやしない。俺に語った夢も、妹の話も全部…。契約者が夢を見るはずない」 本物の空を取り戻したいと黒に夢を語ったニックだが、契約者は夢を見ない。 ニックが黒に語ったことは全て偽りなのだろうか。 「君は…誰だ?」 お互いに能力を発動し合って相殺し合ったのか、吹っ飛ばされる。 「どうして僕の能力が効かない!?」 拳銃を拾って逃げるニックを追い、流星の欠片を奪取しようとする黒。 隠れて様子を窺うニックが白衣のポケットに入れている流星の欠片が光を放ち、黒は妹の白の姿に似た女性を見てしまう。 近づいていく黒が肩に手を置くと妹の姿は消え、ニックに頭に拳銃を突きつけられる。 「能力まで一緒か。つくづく僕らは似ているんだね。契約者は夢を見ない、確かに僕もそう考えていたのかもしれない。だからこそ君を信じた。君だけは僕の夢を理解してくれると思った。でも、結局信じた僕が馬鹿だったんだな。巻き込みたくなかったよ、君だけは」 流星の欠片がさらに眩い光を放つ。 銃弾を放つニックだが、黒の前に光に包まれた白のような姿が現れる。 その光は研究者達にも見えていた。 「まさか…!?」 明るい光の中にいるニックと黒。 銃を持っていたニックが急に幼い姿に変わり、銃を投げ捨て、驚いて座り込んでしまう。 「李君、星!!」 ニックが空を指差すと、一部分だけ丸く光に包まれていないところから星空が見える。 打ち上げられるロケットを見て、嬉しそうに駆け寄っていくニック。 「やっぱり君は信じていてくれたんだね」 「聞こえない!!」 打ち上げられたロケットの窓には手を振っているニックと妹。 ロケットは夜空に消えていく。 白衣だけ残され、黒の手には流星の欠片があった。 そこはクレーターができていた。 調査隊が駆けつけてきたので黒が隠れていると、セルゲイが現れる。 「第13隊調査隊の11番ゲートにいけ、黒。外に出る手はずは整っている」 「知っていたのか!?何もかも。ニックが犯人だということも」 「知っていた」 「だったら何故、さっさとけりをつけなかった!?」 「確かめる必要があった。流星の欠片の持つ力を」 セルゲイの頭を押さえつける黒/font>だが、何とか怒りを抑える。 「彼女はどうなる?」 「彼女の日常は変わらない。失ったものを見つける、その対価を支払った。それだけだ」 黒が死んだと思ったのか、涙するミーナ。 「流石の黄もしばらく休ませるとさ」 「なぁ、いつか、本当の星空が戻ってくると思うか?」 「失ったものが戻ってくるのはゲートの中だけさ。もっともそれも迷信だろうがな」 黒猫である猫を見つけると、大家のおばあさんが箒を手に追いかけてきます。 黒は煙草屋を覗いて、銀にキャンディを渡す。 「ありがとな」 次回、「銀色の夜、こころは水面に揺れることなく…(前編)」 DARKER THAN BLACK-黒の契約者- DVDvol.2 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 22, 2007 10:41:22 AM
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