ハヤテのごとく!の第14話を見ました。
第14話 ちょっとちょっと!パーティー行かなあかんねん。早よして、ホント
白凰学院の編入試験も終り、早くも合格祝いパーティーをやることになった。
試験勉強の邪魔や
雪路の試験妨害など様々なことがあったとはいえ、合格しているという自信は多少あった
ハヤテ。
一方、桂家では
雪路が血相を変えていた。
慌てて
ヒナギクの部屋に入る
雪路。
「ヒーナー!!ヒナ、大変よ、どえらいことになっちゃったのよ!!」
「人の部屋に入る時はノックしろって言ってるでしょ。いい?お姉ちゃん、ノックは人類最大の発明なのよ。今度忘れたら、マジで殴るからね」
ノックせずに入ったため、
ヒナギクの着替えに遭遇した
雪路は竹刀で叩かれまくるのだった。
雪路は母にミルクティーと和菓子的なものをもってくるように言います。
ドラヤキを食べながら
雪路の口から驚きの事実が告げられた。
「実はね、三千院家の執事君が編入試験を受けに来たんだけど…」
「へぇ、そうなの…。やるじゃない、ハヤテ君。白皇の試験って難しいのに。でも、ナギの執事という立場として受からないわけにはいかないでしょうね。結構、本気で努力したんじゃない?邪魔しちゃ駄目よ、お姉ちゃん」
「ギクッ」
「ギクッ?お姉ちゃん、まさか…!?」
「ち、違うの!!ちょっと悪戯しただけなの、軽いジョークのつもりだったの!!それがまさかたった1点足りなくて不合格になるんあんて思わなくて…ぅ…」
「何、人の人生台無しにしてんのよ!!」
しかも
雪路の悪戯が
ハヤテを不合格にした原因が多分に考えられるという事実を聞いた
ヒナギクは大激怒する。
とりあえず
マリアに前もって、電話で不合格を知らせるも、合格パーティーは間もなく始まろうとしていて事実を打ち明ける雰囲気ではなかった。
マリアが
雪路と
ヒナギクを出迎えると、盛大なパーティが開かれていた。
雪路は大人として責任を果たそうと、
ハヤテに近づいていくと、白皇から直々に合格祝いに来たと思われ、祝辞を述べることになってしまい、おめでとうと言ってしまう。
ヒナギクは
ナギにだけ事実を告げていると、
ハヤテがお礼の言葉を述べる。
「え、えっと…今夜は僕なんかの為にこんなに大勢の方々が集まってお祝いして下さってありがとうございました。また学校に通えるようになるなんて何かホント、夢見たいです。もう諦めてましたから。僕はもう高校に通えないって。教室でクラスメイト達と一緒に笑ったりふざけ合ったりするような、そんなありふれた、でも僕にとっては凄く眩しく愛おしい日々…それは僕にはもういくら望んだって得られないものだって思っていました。それなのにナギお嬢様がこの僕の夢を叶えて下さったのです。本当に僕は幸せ者です。こんな優しいお嬢様にお遣いできて世界一ラッキーな執事です」
「聞いて、綾崎君。実はね、あなたにとってとても残念なお知らせがあるの」
「残念なお知らせですか?」
「実は…」
「分かってますよ。僕の担任は桂先生なんでしょ?いや、確かに先生が担任じゃ、相当ハードなスクールライフが待ち受けていそうですね。身も心もズタボロにされそうで一抹の不安もありますけど、でも大丈夫です。それはそれで楽しい毎日になりそうですよ」
雪路は純粋な目を見ていると、言い出せなくなり、いい加減気づけという気持ちにもなってきてしまい、墓場まで持っていくことにします。
そこに生徒会メンバー三人が不合格通知を持ってパーティ会場に現れる。
不合格を遂に知った
ハヤテは会場から姿を消していた。
「いつまでもそんな所にいたら風邪をひいてしまいますよ。ナギや桂さん達も心配していますし」
「お嬢様に悪いことをしてしまいました。桂先生やヒナギクさんにも、今日僕をお祝いしてくれた方々全員に…僕が変に喜んだり、期待したりしたからいけないんです。馬鹿ですよね。この屋敷に来る前、未来には何も期待しちゃいけない、そうすれば辛い思いはしないって学んだはずなのにお嬢様やマリアさんや皆さんの親切に甘えているうちにそんな基本中の基本を忘れかけていました。空っぽの方が失うものがなくて済むんです。だから…だから…ぅ…」
「そんな空っぽな人にナギの執事が務まるかしら?」
「そ、それは…それはもちろん、色々とご迷惑をおかけしているのは自覚してます。でも、これからはいっそう気を引き締めて頑張るつもりです」
「頑張る?あら、とても一人では頑張れないって顔してますよ。ですから、ここに行ってしっかり学んで来て下さい」
マリアから白皇学院の生徒手帳を渡される
ハヤテ。
マリアの推薦状により、その分加算されて合格ということになったそうです。
「失うものがない空っぽの人にあの子の執事は務まりませんからね。ハヤテ君、いつか本当の意味でハヤテ君の力があの子を守るのに必要となる日が来ると思います。なって下さいね、ナギの一流の執事に」
「は、はい…。僕、白皇に行って、そして、必ず一流の執事になって見せます。よーし頑張るぞ!!マリアさんのためにも一流の執事になってみせるんだ!!」
次回、「サムライ、ブシドー、動くヴァンダム」