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テーマ:アニメあれこれ(26117)
カテゴリ:それ以外(バトン系も含む)
ZOMBIE-LOANの第1話を見ました。
PAYMENT.1 死神の目 「このままじゃお前、死ぬよ」 胸が斬られていてめがねをかけた三つ編の女の子が倒れています。 《あ、そっか。私…》 「どうする?逝っとく?」 《どうして…どこからこんなことになっちゃったんだっけ…?》 聖跡黒羽学園に通う紀多みちるは、言いたいことが言えない気弱な性格のため、クラスではパシリ扱いだった。 パンを買って教室に戻る途中の廊下で何かに躓いてこけてしまうみちるは目の前に男の子二人がおり、足下にパンをばら撒いてしまったからか、すみませんと謝まる。 男の子のうちの一人がパンを拾ってくれます。 慌ててパンを拾うと教室へ戻っていくみちるの後姿を横目で見ている男の子二人。 教室に戻ってくると遅いと言われるみちるはパシリさせている側の女の子の一人の首に黒いリングがしてあることに気づく。 パンが一つ足りないので文句を言われるみちるだったが、陸橋陥没事故での奇跡の生還者であるA君、B君と呼ばれている橘思徒と赤月知佳にパンを落し物だと届けてもらい、微笑みかけられていたのでパシリさせている女の子達から羨ましがられていた。 眼鏡を外されたみちるは知佳と思徒の首に黒いリングがあるのを見てしまい、悲鳴をあげて倒れてしまう。 お前が軽率なマネをするからだ。これに懲りたら少しは…」 「俺が俺の手をどう扱おうが勝手だろうが」 「俺の手でもある」 思徒は手錠に繋がっている手首から下の手を手にしていた。 「そうだがな、さっきの足跡がくっきりだ。全く…」 「次に落としたら殺すからな」 思徒から渡された手を手首にくっつける知佳。 みちるが目を覚ますと保健室で横になっていた。 カーテンで仕切られたいたものの、隣で長谷川という生徒から三日も連絡がないと先生達が話し合っていた。 みちるは保険の先生にダイエットで貧血を起こしたと思われているようでちゃんと食べるように言われる。 《見えてしまった…あの黒いリング。折角大事故から命拾いしたのに可哀想…。きっともうすぐ…。もう嫌だな、こんな体質…》 外が真っ暗になっていたので、慌てて下校するみちるだが、誰かに方を掴まれて悲鳴をあげる。 だが、それは知佳の手であり、幽霊などの類ではなかった。 「昼間、ぶつかった女か。気をつけて帰れよ」 「はい…」 「あ、そうだ」 手を差し出した知佳に手を繋がなくてもいいと言うみちるだが、昼間ぶつかったので迷惑料1050円を要求していたのだった。 みちるがお金を持っていないと言うと、500円にまけるので明日持ってくるように言う知佳の後を尾行していたみちる。 知佳と思徒がお互いに手首を取り外して交換していたので驚いて悲鳴をあげるも、知佳に手で口を塞がれるみちる。 「見られた、完全に見られた。どうする?」 思徒は手から拳銃を取り出す。 「殺そう」 手首をくっつけた知佳は手から刀を取り出し、現れた犬を一刀両断する。 そして、知佳と思徒に刀と拳銃を向けられたみちる。 だが、拳銃は一刀両断されたはずの犬へ放たれる。 しかし、犬は立ち上がり襲ってくるので、再び拳銃で撃つ思徒。 「こっからは俺の番」 知佳は倒れた犬に刀を向け、犬の身体から小さな光の球がいくつも出てくる。 「そっか、良かったな、ワンコ」 さっきのがいくらだったのか、通帳を見るも安かったのか不機嫌になる知佳。 「問題はお前だな、500円」 「私はただ親切心で命の危険を教えてあげようと…。首のリングが見えたから!!」 そう言うと逃げていくみちるが帰宅すると、義父が何で俺の金で面倒見ないといけないのかと言い合いしていた。 世間体が悪いから引き取ろうといったのはあんたなのに、文句は死んだ姉さんに言えと言う義母。 翌日学校でみちるは知佳と思徒のパシリをさせられることになる。 「お前さ、あんな風に馬鹿にされて楽しいわけ?」 「ば、馬鹿になんて…と、友達だもん…」 「短い人生、言いたいことは言っといた方がお得だぜ」 「君に使い道があるようならとりあえず、生かしておいてあげる。人間でそれが見えるのは希少だからね。君にはリングの持ち主を探してもらう」 「なるべく色の濃いヤツな、俺らぐらいに」 「な、何の話ですか?」 「ぶっちゃけ、何か見えてんじゃねえの?」 「そう、例えばこの首に何かリングのようなものとか、例えばそれが現れた人間は間もなく確実に死ぬ、とか…」 「いや。そんなの知らないし、見たくもない。眼鏡を取るのは絶対に嫌なんです。あ、あなた達は友達なんかじゃないし、凄く怪しいし…それに私はパシリなんかじゃない!!」 「言えるじゃん、嫌なことは嫌だって。まぁ、それだけじゃ世の中何も変わらないけどね。とりあえず、首突っ込んどく?」 みちるは死を前にした人間の首に黒いリングが見える、「死神の目」を持っており、知佳と思従はそのことを知り、みちるを怪しげな雑居ビルの一室にある「Zローン」へ連れて行く。 鼈甲に御融資の相談かとみちるは尋ねられる。 「この二人の連れという事はもしかして、ははん…あっち方面のお客様で?残念ですが、ゾンビローンの方は審査がありまして…。まだ生きている方にはご利用いただけません。ま、一度死んだ後にどうぞ」 「いえ、違います」 「違う?お客じゃない。由詩君、お茶下げて。勿体無い。ま、お金に困ったらいつでもどうぞ。私、鼈甲と申します」 「こいつだよ、リングが見えるって奴」 「部外者を、感心しませんね」 「だが、俺達は死人と人間の区別がつかない」 「いいじゃん、返済率上がるし」 「あの、私にどうしろと…?」 「協力してもらうってこと。俺らの」 「借金返済に」 「そんな私に…何も」 「できるよ。君は『死神の目』を持っている。君が見えるというそのリング、何の為にあるのか知っているかな?リングは切り取り線。最初は薄いグレイ、日を追うごとにだんだんと濃くなっていく。そして、真っ黒いリングに変わった時…」 「死神が鎌でぶった斬るの。んで、ご臨終」 「黒いリングは目印なんだよ。死神専用のね」 「じゃあ…じゃあ、黒いリングをつけて生きていける人間なんて…」 「あるはずがない。あってはならない者、この世に留まってはならない存在。それをしかるべき場所に送還する、それが今、俺達がやっている臨時バイト」 「俺らはリングが見えない。だから、お前が探す。俺らが殺す」 断るみちるに知佳と思徒はある秘密を明かす。 「俺ら死んでるし」 みちるは知佳と思徒に無理やり連れられて、大勢の人のいる所でリングのある人を探させられるも、なかなか見つからない。 「あの、思徒君、あなた達は本当に死んでるの?」 「まぁ、そうなるね」 「ホントにゾンビなの?今、私達が探してる黒いリングの悪いゾンビと同じ?」 「違う。奴らはただ死に切れなくてだらだらと生きている。理性もなければ、意思もない、欲望もコントロールできない。俺や赤月は自分で物を考えることも出来るし、意思も目的もある。生きたいから生き続けている」 「知佳君も思徒君も何でもう死んでるのにそんなに一生懸命になれるのかな?」 「私なら死んだら死んだでそれで仕方ないやって…。だからって死にたいっていうやつじゃないです。毎日、それなりに楽しいし、私結構上手くやってる方だと思うし、ただどうしても生きたいって程じゃないっていうか…」 「死ねば?最悪だな、死にながら生きてる。もう優しくするのは止めた。飽きた。本当に死に値する傷を、痛みをお前がどれほど分かる?ただ生きてるだけならゾンビでも出来るんだよ、クズ」 みちるは顔を洗っていると、自分の首にリングがあるのを鏡で見てしまう。 次回、「逝っとく?」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 4, 2007 10:12:38 AM
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