銀魂の第64話を見ました。
第64話 んまい棒は意外とお腹いっぱいになる
『皆さん、こんにちは。草野仁義です。まずは独占スクープです。今回、我がTHE EDO取材班があの大物攘夷浪士とコンタクトを取ることに成功しました。取材に当たったのは花野アナです』
『はい、花野サキです。今回、私が突撃取材を試みたのはこちら、攘夷浪士達の中にあって、一際異彩を放つ、神出鬼没、変幻自在、弱きを助け、強きを挫くラストサムライ。幕府から指名手配されながら、江戸市中の人気も高いこの人物。狂乱の貴公子との異名をとるKさんです』
『警察当局からはかなりの重要人物と目されているようですね』
『現在、手配中ということもありまして、匿名、本人と特定できないよう映像を加工するということならと1日密着取材を了承してもらいました』
『ベールに包まれた攘夷浪士達の真実が今、解き明かされる。彼らはこの国の行く末に何を見、何をなさんと考えているのか。それではTHE EDO独占スクープ・日本の夜明けスペシャル-狂乱の貴公子1日密着-、この後すぐです』
「どうもはじめまして。大江戸テレビの花野です。今回は、我々の取材に応じてくださってありがとうございます。えっと、確認させていただきますが、あなたが狂乱の貴公子・Kさんですよね?」
「Kさんじゃない、桂だ」
「匿名にしてくれって…そちら…Kツラさんが…」
「Kツラさんじゃない、桂だ」
「あの、本名伏せなくていいんですか?」
「あぁ、そうか。ピーって入れてくれ」
「じゃ、ピーって入れさせてもらいます。それで、ピーさん」
「ピーじゃない、桂だ」
「いや、もういいです。でもですね、顔にモザイク入れますんで大丈夫だと思います」
「モザイク!?何だと、今モザイクがかかっているのか!?俺の顔に」
「何か問題が?」
「すぐに取れ!!人の顔をわいせつ物扱いにするなど言語道断!!」
「いや、だから、こっちもそちらに気を使ってですね…」
「余計な気を回さんでいい。寧ろ俺の顔が公序良俗に反するレベルだと思われることの方が問題だ。すぐに取れ、俺を誰だと思っている!?」
「はぁ、でも…」
「俺は変装の名人だ。今もこうして変装している。逃げの小太郎と異名をとる俺が容易く正体を曝すわけがあるまい」
「いや、もはや苗字どころか下の名前までも口にしてますけど…」
「女が下だの、口だのはしたないことを言うもんじゃない」
「いや、全然分からないんですけど、え~っととりあえずいいです。すみません、じゃモザイク取ります。え~っと…じゃ早速質問に映らせていただきます。Kさ…じゃない、桂さん、今回は何故1日密着取材に応じてくれたんでしょう?」
「1つは我々攘夷志士達が何たるかをよく知ってもらいたかった。犯罪者、爆弾魔、ゲリラ、過激派、危ない人などと我々を蔑み恐れている者も多い」
「世間の大多数はそうかもしれません」
「しかし、それは間違いだ。確かに野党や卑属のような輩がいるもの事実。だがそれは1部の話であって、その多くはこの国を憂い、何とか変えようとしている尽忠報国の士であることを理解してもらいたい。2つ目は…」
ラーメンを食べるのに変装グッズが邪魔で素顔を曝してしまった
桂。
そして、
花野アナは真選組の襲撃など過激な日常に巻き込まれ散々酷い目に遭ったため、
桂のことを嫌いになるのだった。
次回、「少年はカブトムシを通し生命の尊さを知る」
銀魂 シーズン其ノ弐 2