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テーマ:アニメあれこれ(26079)
カテゴリ:シドニアの騎士
地球へ…の第15話を見ました。
section15 変動の予兆 キースは建物の中から這い出し、トォニィを見つけ、壊れた破片を投げつけると、トォニィの胸に刺さる。 《感じる…憎悪…深い…あなたは誰!?》 カリナも息子の危機を感じ、叫び続ける。 トォニィに触れるキース。 「氷のようだ。仮死状態か」 キースの反撃で仮死状態に陥ったトォニィ。 《これはあの人間が?いえ、違う。この憎悪に満ちた思念…一体、誰の?》 「誰です?そこにいるのですか?」 キースがトォニィを抱えていた。 ソルジャー・ブルーが目を開ける。 《私を目覚めさせる者。お前は…誰だ?》 「トォニィを殺したのですか?」 「いや、まだ子どもは死んではいない。脈はないし、体温も低下して氷のようになってはいるがまだ生きているようだ。だが、時間が経てば死に至るかもしれない。子どもを助けたければ私を案内しろ。お前は触れている者に心を閉ざせない。迂闊なことを考えないことだ。ミュウとは案外不便なものだ。テレパシーで助けを求めればその瞬間確実に殺す。いいな?」 フィシスと共にトォニィを人質に取ったキースはシャングリラからの脱出を試みる。 トォニィの異変を察知し、錯乱状態に陥ったカリナがサイオンバーストを引き起こす中、目覚めたブルー。 《ジョミー、どこにいる?フィシス…ハーレイ…。身体が思うように動かない。せめてテレパシーだけでも使えるレベルに回復すれば…》 カリナは暴走状態のまま、船内を移動していた。 ジョミーは思念体でカリナの元へ向かう。 「カリナ!!カリナ、しっかりしろ!!カリナ!!冷静になれ!!感情をコントロールしないと君自身が危険だ、カリナ!!」 「ソルジャー…」 「カリナ、そうだ。僕だ、ジョミーだよ」 「どうして…どうしてトォニィなの?どうして私のトォニィが…あんな目に?死んじゃった…あの男に殺されて…ぅ…」 「何だって!?」 「少佐、アニアン少佐!!応答願います!!」 『答える時は言葉を使え』 《すみません、少佐。命令に背きます。あなたの事はどんなことをしても見つけます。アニアン少佐、答えて下さい、応答して下さい。少佐、マツカです。キース・アニアン少佐、応答して下さい》 ナスカに近づいている船から思念波を感じたミュウ達はステルス防壁していても相手がミュウだと見つかってしまうため、許可も出ているので撃ち落とそうという意見も出るが、トキはコンタクトして仲間か敵か判断することにする。 《あなたはミュウか?これは思念波による呼びかけだ。接近中の船、聞こえるか?繰り返し問う。あなたはミュウか?我々の仲間か?答えて!!あなたはミュウか?仲間なら速やかに…》 「五月蝿い、五月蝿い、ミュウなんか知らない!!少佐、お願いです!!答えて下さい!!少佐!!」 ミュウの兵士を倒すキースは弱すぎると感じる。 「どうして…どうしてこんな酷いことをするのです?」 「酷い?では、お前達が私にした事はどうなんだ?物理的でないにしろ、精神的には相当に苦しい拷問だったぞ!!お前達は排除すべき存在だ。SD体制下で適正な人類を生み出す過程で発生する不純物、その不純物を処分するために我々メンバーズはいる」 歩き続けるソルジャー・ブルー。 《フィシス、答えてくれ。何が起きている?ジョミー、ハーレイ、この船内に満ちた憎悪と絶望、後悔と殺意。異質なものが、和を、乱している』 ハーレイが捕虜の捜索はどうなっているのか訊ねるも未だ発見できていない状況と伝えられる。 「この船を脱出した形跡はない。必ず船内にいるはずだ」 「全く何ということじゃ。だから精神崩壊させてでも、さっさと情報を引き出して処分すればよかったものを」 「老子…」 「ソルジャーとカリナの接触確認。カリナの移動止まりました。しかし、依然サイオンの放出が続いています」 「負傷者の救出状況は?」 「現在2名が死亡、6名が重軽傷を負ってメディカルルームに収容されています」 「どうしてユウイなの?どうしてトォニィなのよ?私の大切な人が皆逝ってしまう。どうして!?どうしてなのよ!!ジョミィィィィィ!!」 「カリナ、止めるんだ!!これ以上、サイオンエネルギーを放出したら君は!!君が壊れてしまう!!」 「トォニィ!!ユウイー!!私を一人にしないで!!一緒に生きるって約束したじゃない!!皆で幸せになるって言ったのにぃぃ」 カリナを抱きしめるジョミー。 「そうだね。幸せに生きるためだったのに。ただ皆が笑顔で生きられるために選んだことだったのに。すまない、カリナ…」 カリナはユウイとトォニィを幻を見て倒れ、カリナの手をとるジョミー。 《子供だった君が、あの時微笑んでくれたから、僕はここに居場所を見つけたんだよ。君達の笑顔をもっと見たくて…僕は…僕は…うわぁぁぁぁぁ!!》 「エリアインディゴのサイオン反応、消失しました」 キースは格納庫へやって来た。 「ほぉ。なかなか素晴らしい格納庫だ。これだけの技術を有し、特殊能力を持ちながら、その力に頼りすぎて、危機管理能力に欠けている。この程度で我々と対等に取引しようなど、笑止」 「そうか、それは期待に添えなくて済まなかったな」 「ソルジャー、ソルジャー・ブルー」 「フィシス、待たせた」 「ブルー、本当にブルーなの!?」 フィシスを人質に取るキース。 「そこを退いてもらおう」 「嫌だと言ったら?」 「この女の命と引き換えに無理やりにでも退いてもらおう」 「やれやれ、年寄りと女子どもは丁重に扱えと教えられていないか。野蛮な男だ」 「その辺りで止まってもらおう」 「フィシス、すぐに助ける」 「駄目!!止めて!!」 「何!?」 「今、何をした!?この女を殺したいか!?」 《今、明らかにフィシスがあの男を庇った。何故だ!?降伏した前、地球の男。お前の心を見せろ。何!?このイメージ、フィシスと同じ?》 《私の心に侵入しただと!?》 「ふん。伝説のタイプ・ブルー。成程、貴様がオリジンか。もはや、手段を選べる余裕はないか。まずは人質を一人解放しよう。受け取れ!!」 トォニィを投げつけたキースは、ブルーがトォニィを受け止めに行った隙にフィシスの手をひいて船内へ乗り込む。 ジョミーも涙を流しながら決意する。 《許さないぞ、キース・アニアン。僕はミュウの尊厳を守るためにもう迷わない」 「インディゴ第3区、待機中のギブリが許可なく発進しました」 「誰が乗っている?」 「応答なし。こちらの信号をまったく受けつけません」 「では、発信したギブリにキース・アニアンが乗っているんだな?」 「はい、おそらく」 『フィシスもだ』 「ブルー?」 『ハーレイ、格納庫に医療スタッフを回してくれ。子どもが一人仮死状態に陥っている。僕もナキネズミの力を借りてようやくテレパシーを送っている状態だ。ジョミー、フィシスのことを頼む』 「分かりました。僕が助けます!!」 《タイプブルーオリジン。あの一瞬、この私が心への侵入を許した。ソルジャー・ブルー、実在したのか》 《何故、どうして私はこの人を庇ってしまったの?》 「待って下さい、ソルジャー。一人でいくのは危険です!!」 『これからデッキを迎撃できるよう準備を進めます』 「それでは間に合わない!!フィシスを人質にとられたままギブリとランデブーされたら迎撃することさえ不可能になる!!」 《ミサイル?いや、もっと早い、何だ?これは》 「ミサイル?目標は?上空に船?」 《ここまでか》 《少佐、聞こえますか?僕です、マツカです。答えて下さい、、アニアン少佐!!》 『マツカ、貴様か』 《よかった。やっぱり生きてらしたんですね。少佐、今そちらに向かってミサイルのようなものが…》 『聞け、マツカ。この船を爆破する。今、この船の動力炉を暴走させた。合図したら、サイオン波のシールドで、私を包め。船の爆発に紛れて収容しろ』 《ま、待って下さい、少佐。シールドなんて、そんなのやったことがありません!!できるかどうか…》 『できるかどうかではない、やれ!!貴様のその力、私のために役立てて見せろ』 爆発のタイミングにあわせてシールドで包まれるキース。 同じくシールドに包まれながらフィシスを抱いたジョミーが帰還する。 キースは地球に向けて通信連絡する。 「発。人類統合部ノア軍令部付、国家騎士団、キース・アニアン上級少佐。認識番号NE076223。宛て。地球最高評議会パルテノン。特Aクラス至急報、進展扱い。…(中略)…ジルベスター星系第7惑星に対する即時、かつ徹底的な攻撃の要請、当該惑星にミュウの存在を確認。ただちに殲滅の要ありと認む。なお、メンバーズエリートの権限に基づき攻撃に際しては、惑星破壊システムメギドの使用を求む。繰り返す。ルベスター星系第7惑星の攻撃に際してはメギドシステムを使用されたい」 次回、「赤い瞳 蒼い星」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 14, 2007 09:27:19 PM
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