|
テーマ:アニメあれこれ(26113)
カテゴリ:月刊少女野崎くん
さよなら絶望先生の第8話を見ました。
さよなら絶望先生 DVD第3巻特装版 第8話 私は宿命的に日陰者である 『自分で言うのもなんだけど、僕の影の薄さは尋常ではない。この世に生を受けた時、医者は生まれていることに気づかず、懸命に泣き叫んでいる僕を小一時間放置した。幼稚園の頃、両親と出かけると必ず迷子になった。僕が両親を見失うのではない、両親が目の前にいる僕を見失うのである。小学生の頃の僕のまともな写真はない。誰もが僕がいないことに気づかず、シャッターを切るからである。卒業写真が見切れている人間というのも珍しいだろう。中学時代は登校拒否と言われた。本当は3年間皆勤賞だったのにも関わらず、教師に気づいてもらえず8割以上欠席扱いにされたからである。そして、高校。僕は少しでも影の薄さをなくそうとクラス委員長になった。二のへ組委員長・臼井影郎』 クラス委員長の臼井影郎は自分の存在感が薄いことで悩んでいた。 そして、それが原因で人にぶつかられても気づいてもらえず、更に車に轢かれそうになり、慌てて道路脇の日陰に飛び込む。 「私の日陰に入らないで下さい!!」 「す、すみません!!あ!?」 「先生!!」 「こんな所で何をやってるんですか?先生」 「日陰者は日陰にいるものです」 「日陰者?」 「そう、思えば私はずっと日陰を歩いてきました。今までも、そしてこれからも日陰者の人生。何と言っても私は日の当たることなんて一度もないひかげ荘の住人なんですよ!!」 「そんなに卑下しなくたって、日が当たるように努力すればいいじゃないですか」 「日陰者はそういう宿命なんですよ。努力しようが、結果を残そうが、決して日の当たることなどない影の薄い存在なんです」 「そんなことないと思いますけど」 「では、この方誰だか分かりますか!?」 望が見せた写真の男性はキュリーだが、可符香達には分からない。 「キュリー夫人があまりに有名で忘れられていますがキュリー旦那もノーベル賞を取っているんです。そればかりか、彼女の娘、その夫もノーベル賞を取っているんです!!皆、キュリー夫人の影に隠れてしまって忘れられているんです。ノーベル賞を取ったって所詮日陰者は日陰者、影の薄さはどうしようもありません!!」 「そうね、凄いことをしても何かの影に隠れちゃうことってありますよね」 「そうなんです、近藤、沖田、土方などの知名度が凄すぎて新撰組最強の男・吉村貫一朗が影に隠れてしまったり、中国の人口13億人が凄すぎてインドの人口10億人が影に隠れてしまったり、どれも間違いなく凄いことなのに影に隠れてしまうのです!!絶望した、凄いことが影に隠れてしまう社会に絶望した!!」 臼井の存在に誰も気づかずに帰っていってしまうのだった。 市民プールでカエレがビキニ姿でいた。 だが、そこに更に巨乳である智恵が来ることで男性の視線はカエレに全く向かなくなってしまう。 「カエレちゃんって結構スゴイのに先生の影に隠れた、まさに日陰乳!!」 「智恵先生って巨乳だったんだ…」 いつの間にか現れた芽留は千里に握手するのだった。 千円拾った望は日陰者の自分にも日が当たるかもしれないと交番へ届けた。 だが、可符香が竹やぶで札束の入った鞄を拾ってきたことで日陰者になってしまう望だった。 「私の善意がまさに日陰善意…」 「別にいいじゃないですか」 「私の善意を日陰に追いやっておきながらそういうこと言いますか!?」 「先生は影の素晴らしさに気づいてないんですよ」 「何ですって!?」 「例えば日時計は陰がなければ役に立ちません。影があるから世の中全て上手くいくんです。陰があるからこそ陰干しができるんです、陰踏みができるんです、森の木陰でドンジャラホイまでできちゃうんです。シルエットクイズが出来るのだって陰があるお陰じゃないですか。さて、これは何でしょう?」 「何ですか?この薄い陰は」 「薄すぎてよく分からないわね」 正解は臼井だったが、正解を見ても誰だか分からない望達であった…。 「無視した覚えは…」 《そもそもこんな奴いたっけ?》 「自分のクラスの委員長、忘れないで下さい!!」 「委員長…?うちのクラスの委員長は彼女でしょ?」 「千里さんは委員長っぽいだけで本当の委員長は僕なんです」 「え、そうなの!?」 「私、自分から委員長だなんて言ったことありませんよ」 「4月に立候補してちゃんと承認されたじゃないですか、ねぇ?」 「誰?」 「嫌だな、こんなに影の薄い人間がいるわけないじゃないですかきっと彼は妖精さんなんですよ。だから人によっては見えないし、気がつかないんです。私は魂のステージが低いせいか、妖精さんがたまにしか見えないんです。あら、妖精さんどこ!?」 「先生、こんなに影の薄い人間になってしまうぐらいなら日なたを歩く方がまだマシです!!」 「酷い、日陰者の先生なら僕の気持ち分かってくれると思ったのに」 新学期、初日。 夏休みのロスタイムが5日ほどあるので、6日から学校に来るらしい望。 だが、首輪をつけて鎖を手にした智恵に教室まで連れられてきます。 そして、非難訓練をすると言い出す望。 「怒られ慣れていない人が社会に出て、急なストレスから不幸な行動にでてしまうことが多々あります。それでなくてもヒステリックな世の中ですからちょっとしたことでも非難されます。更にネット社会の今日たるや、BBSで悪口を叩かれたり、メールで悪口を回覧される有様。絶望した、非難社会に絶望した!!なので今から非難されることになれていないと大変なことになります」 訓練の為に消防署の方から来たという男性がデブでブスな女の子に直球でブスと言ったり、千里に使ってるシャンプーの匂いが安っぽいガムの匂いがすると言ったり、望に避難誘導するように言ったりします。 「あぁ、では皆さん、先生の後に続いて非難して下さい。ガムシャンでいいですか?ガムシャン!!ガムシャン!!ガムシャン!!」 望やクラス全員からガムシャンの合唱の非難を受けた千里は望に責任を取るように言います。 「すいません、先生、うっかり悪い大人に乗せられてしまいました」 次々と女子生徒を非難していく謎の男性ですが、可符香に避難するなら低い態勢じゃないといけないと言われ、腰が低いままで非難を続けていきます。 そして、男子生徒の番になるが、臼井は無視され後ろの生徒から非難が始まっていく。 臼井のことを誰も気づいてくれないクラスメイトだが、風で髪が揺れ、はげるとクラスメイトに気づいてもらえます。 だが、今度は自分が非難される番になってしまうと自ら非難するがハゲを薄毛とマシに非難してしまう。 だが、クラスメイトからの視線が集まり非難を受けそうだ。 可符香は妖精さんが非難されてダメージを受ける前に美人の智恵に非難するようにお願いします。 「よくわからないけど…いいの?」 「勿論です。さ、早く。他の人に非難されるより前に」 「分かったわ。ハゲ、ハゲ、ハゲ、つるっぱげ」 智恵に非難された臼井は美人に非難されると快楽を感じてしまい、もっと非難して欲しいと智恵に頼むのだった。 「分かりました。それじゃ…キモハゲ、ゴミ虫、タイツフェチの、熟女マニアの毛根死滅頭皮男!!」 もっと非難して欲しい臼井だが、風でハゲが髪で隠れてしまったためにまた影が薄くなってしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 28, 2007 08:16:29 AM
[月刊少女野崎くん] カテゴリの最新記事
|