|
テーマ:アニメあれこれ(26117)
カテゴリ:銀の匙
CODE-Eの第10話を見ました。
第10話 消えた力と気持ちのこと。 雨が降る中、千波美は自室で本を読んでいたが、徹夜したようです。 朝なので朝食とお弁当を作る千波美だが、昨日の光太郎の言葉を思い出して涙を流していた。 父はコーヒーを淹れてくれた千波美の涙に気づくが、千波美は玉ねぎが目に沁みたと言い訳するのだった。 昨日の大停電のことでTVのインタビューを受けるアドルとミリス。 「昨日の停電なんですが、あなたはその場に居合わせましたか?」 「えーっと…」 ミリスにTVのカメラのことを言われたアドルは映すなと突然慌てだすのだった。 バスに乗り込む光太郎だったが、千波美は乗っていなかった。 千波美は別のバスに乗って登校していたのだ。 男の子とぶつかったが、携帯ゲーム機は壊れていないので男の子は良かったとさっさと歩いていくのだった。 数学の授業中、千波美は光太郎が教室にいないので横ばかり見ていると先生に注意されるだけでなく、問題を解くように当てられるも、授業を聞いていなかったので答えられるわけもなく授業が終わったら黒板消しするように言われるのだった。 休み時間にサマースクールのパンフレットが配られる。 黒板掃除を圭子が手伝ってくれています。 部室で光太郎は昨日のことを思い出していた。 「帰ったわよ、千波美は」 「あ、そ、そうか」 「いいの?」 「いや、別に用があったわけじゃないから」 「これ、頼まれてたデータ」 「あ、そうか、ありがとう」 千波美は由真の神社に来ていた。 「それで話って?」 「どうしても確かめておきたくて」 「確かめる?」 突然、竹刀を振り下ろそうとする由真に驚く千波美だが、電磁波に反応するブザーが鳴らない。 「間違いないわね。力が消えているわ」 「力が…」 「試しに使ってみて」 由真に渡されたノートパソコンを操作する千波美だが、何の影響も与えることがなかった。 「本当だ、でもどうして!?」 「海老原さんの力が消えた。この現象は一時的なものか、それとも完全に失われたものか、それは私には分からない。でも…」 「でも、もし…本当に消えているとしたら」 アドルとミリスは千波美によって引き起こされた停電の範囲を調べていた。 「半径100mに渡って影響が出たってことか」 「見て、今まで調べてきたサンプルの中でも最高の数値よ」 「遂に見つけたか!?」 「アドル!!」 千波美を見つけた2人は尾行を開始します。 自転車に驚いた千波美だったが、やはり電磁波の影響が出ていなかった。 《本当に私…》 「嘘だろ!?」 朝食を作る千波美だが、一週間電化製品に触っても何の問題も起こっていなかった。 父はTVのCMで充電が1年に1回でいいという携帯を見て、娘が持ちたがっていた携帯を持つことを了承する。 「やっぱりそういうことだたのね」 「今日で一週間、戻る気配は全然ない。海老原さん、あなたには何も?」 「そうね…」 「何かあったの?」 「別に…」 「巫君も知らないってことね」 「学校にいる間中、部室に篭もってるんだから知るわけないわよ」 千波美は帰りに携帯を選ぶのを圭子に手伝って欲しいと頼むのだった。 光太郎は何かに成功したようで、そこに園美がやって来ます。 「あ、園美か。海老原君、まだいるかな?」 「え、多分もう…」 「あ、そっか、残念だな」 「何、それ?」 「あぁ、これ?新しい計測器なんだ。今までのと違って少しだけ電磁波を吸収してくれる。海老原君が持っていれば…」 「意味ないよ。千波美、もう力…なくなっちゃったから」 「なくなった…?」 「えぇ、何の力も」 慌てて部室を飛び出していく光太郎は教室に向かうが、千波美はいなかった。 ケータイSHOPで携帯を選ぶ千波美だが、圭子かららしくないと言われるのだった。 普通の女の子のように携帯音楽プレーヤーで音楽を聴いたり、ゲームセンターでUFOキャッチャーしたり、今まで出来なかったことを楽しむ千波美。 「これ以上監視するだけ無駄だろう」 「そうね…」 「今度こそと思ったのに」 買ったばかりの携帯を父に見せる千波美だが、少し元気がなかった。 「ねぇ、お母さん。意外と普通なんだね、普通の生活って」 「そうね、普通だものね」 「私、一生あの力と付き合っていかなきゃって思ってた。なくなった時もどうせ一晩寝ちゃったらすぐ戻っちゃうんだろうなって、きっと糠喜びになるんだろうなって思ってた。でも…」 「もう休みなさい」 自室で携帯を操作する千波美だが、光太郎のアドレスが登録されていた。 千波美は炊飯器を使わずお鍋でご飯を炊いていたので力が戻ったのかと驚く父だったが、千波美はお鍋で炊いた方が美味しいからと答えるのだった。 変わらない方がいいこともあるんだなって」 千波美がバス停に向かって歩いていると、光太郎がバス停で待っていた。 「光太郎君…」 「力がなくなったのか…?」 「うん…」 「本当に?」 「うん」 「部室に来てくれないか?」 「どうして?」 「調べたいんだ、君の身体に何があったのか、本当に力がなくなったのか」 「どうして?」 「それは…」 「確かめる必要なんてないよ」 「海老原君…」 「間違いないもん。ホントに力はなくなったの、綺麗に全部。だから…だから私はもう光太郎君にとって何の価値もないの」 「そうじゃないんだ!!僕は…」 「そうだよ!!光太郎君が興味あるのは私の力なんだから!!それだけ、なんだから…」 「違うんだ、俺は…」 雨の中走り去っていく千波美の後姿をただ見ていることしか出来ない光太郎。 「俺は…君に…」 次回、「サマースクールと陰謀のこと。」 CODE-E vol.1 電磁波プライス版〈3333枚限定生産〉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 12, 2007 11:38:07 AM
[銀の匙] カテゴリの最新記事
|