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カテゴリ:それ以外(バトン系も含む)
ライフの最終話を見ました。
歩は全校生徒に囲まれ土下座コールをされている愛海の前に進み寄る。 「愛海…」 「ほら、安西、早くやれよ」 「アハハハハハハハハハハ!!バッカじゃない!?何でマナが土下座しなくちゃなんないわけ!?そんなにして欲しかったらあんた達がマナに土下座しなさいよ!!」 地面に付いた手を震わせていた愛海は高笑いをしながら立ち上がり、歩を突き飛ばして全校生徒に向かってたんかを切った。 岩城らがやってきたことで生徒達が教室へ戻る中、愛海は戸田を脅し睨みつけて帰っていく。 「どうしてくれんの?こうなったの、全部あんたのせいなんだからね。何よ、その目。いつでもあんたのこと辞めさせられるんだから。あんたもマナのおもちゃなんだから」 その頃、職員室には克己が父親の敏克を刺して逃亡しているとの連絡が入っていた。 「何であんな風になっちゃったんだろ」 「安西を責めて皆安心したんだ、自分だけは悪くないんだって。標的が安西になっただけで何にも変わってない」 「だけど、安西は自業自得なんじゃない?歩をあれだけ苦しめてきたんだから…」 「でも…皆がやってる事はいじめだよ」 教室に戻った愛海にはゴミが投げつけられ、クラスメートの冷たい視線が突き刺さる。 その夜、戸田は帰り道に逃亡中の克己に声をかけられた。 「お願いします、助けて下さい!!匿って下さい、頼れるの先生だけなんです、助けて下さい」 「だけど、お父さん助かったみたいだし、警察に行った方が…」 「チッ、死ねばよかったのに…。オメーも使えねえな。本気で惚れてるとでも思った?誰がテメーみたいなのに惚れっかよ。皆、見えてねえんだよ、父さんも母さんも先生もさ。自分に都合のいい事ばっか偉そうなこと言いやがって。オメーみてえな大人が子どもをダメにしてんだよ!!」 警察に行くことを薦めると戸田に暴言を吐いて走り去っていく克己。 翌朝からクラスメートによる愛海へのいじめが悪化し、みどりだけは必死で庇うが歯が立たない。 「いじめられるって辛いでしょ?少しは人の痛み分かった?」 「マナは悪くない」 「皆、離れてくよ!!愛海がしてきたこと全部知ったらみどりだって…」 「みどりはマナのこと裏切ったりしないよ。だって、アイツバカだもん。マナのこと信じてるから何だってやってくれちゃうし」 「みどりの気持ちまで利用してるの?」 「だから?何か問題ある?馬鹿でも利用される方が価値があるんじゃない?」 「そんなの友達じゃない!!」 「歩のクセにマナに説教する気?ウザいんですけど。あんたにマナの何が分かんの!?」 歩がトイレで愛海に声をかける。 その会話をドアの外で聞いていたみどり。 一方、職員室には歩のカンニング疑惑をはらすため文子が訪れていた。 いじめられていたことも訴える文子を岩城はあしらうが、その時、戸田が立ち上がった。 戸田は自分がカンニングを仕組んだことを告白し、驚く文子や教師達の前で未来に連れられて職員室に入ってきた歩に頭を下げて謝る。 翌日、愛海が登校すると黒板には誹謗中傷文が書かれていた。 「いいように利用しやがって」 「みどり…」 「お前が言う通り、私が馬鹿だった!!またパパんトコにチクリに行くのかよ!?」 クラスメートを睨みつける愛海に黒板消しを投げつけたのはみどりだった。 続いて登校してきた歩と未来は騒然としているクラスの雰囲気に入口で立ち尽くすが、そこに克己が入ってきた。 ナイフを片手に愛海に襲い掛かる克己を_薗田が間に入り止めると、愛海を責め続ける克己は男子生徒達によって押さえつけられる。 「甘えんな!!人のせいにして逃げてんじゃないよ」 警察に連行される克己を笑って見送る愛海。 「馬鹿ばっかり」 その後、廊下を歩いていた愛海をみどりらが呼び止めトイレに無理やり連れ込んだ。 「何か文句あんの!?」 「今まで散々騙して振り回してきたくせにな」 「何してんの?」 それを見かけた歩がトイレに入っていくと、愛海は水をかけられてずぶ濡れになっていた。 「コイツの腐った根性、皆で掃除してやってんの」 「ほら、歩もやれよ。今まで酷いことされたろ」 みどりにモップを握らされ今までの仕返しをしろと言われるが、歩はモップを投げ捨てる。 「今更謝られても許すつもりなんてない。あんたってホント最低だね。私はいじめなんてしない、何があっても」 「やられて当然でしょ!?コイツ犯罪者なんだよ」 「じゃあ、あんた達が今やってることは何!?どんな理由つけたってこんなことしていいわけない」 「要するに怖ぇんだろ!?」 「ビビッてるからできないだけじゃん」 「人を傷つけるのが強いんじゃない。あんた達みたいのが強いっていうんならあたしは強くなんてなりたくない!!」 「このままじゃ終わらせねえからな!!」 みどりらが去り、2人きりになると歩を責め始めた愛海。 「マナを助けてくれるなんて歩は優しいね。だからムカつく。綺麗事ばっか言っちゃって、マナに同じことやり返せばいいでしょ。マナのこと、ムカついてるくせに」 「ムカついてるよ。だけど、自分がされて嫌なこと人にしたくないから、ただそれだけ」 「全部あんたが悪いのよ!!マナのこと裏切ったくせに!!あんたなんかいなければ良かったのに!!」 「どうして分かんないの!?どうして人の痛みが分かんないの!?」 「五月蝿い!!どう?悔しいでしょ!?だったらやり返してみなさいよ。ほら!!バッカみたい」 「嬉しかった。愛海が入学して声かけてくれて。愛海が友達になってくれてすごく救われたの。なのに…何でこんな風になっちゃったの…。愛海には信じて欲しかった!!ねぇ、愛海には本当の友達がいるの?」 1人になり歩との思い出を振り返りながら泣き崩れる愛海。 平岡は新しい勤務先の葛城学園高校でいじめについて話すのだった。 歩はバスで夕子にずっと友達だと思っていると言う。 すると、メールで希望の大学に合格するからというメールが帰ってくるのだった。 「あたしさ、バイト辞めたんだ。皆と一緒に卒業したいから」 ある朝、愛海が学校へ登校してくると目の前にいたずら書きされた机とイス、教科書などが落ちてきた。 「オメーの席ねえから!!」 愛海が帰ろうとすると前方には歩、未来、薗田の姿があった。 歩は左腕のブレスレットに触れると歩き出して机を拾い上げた。 周りに散らばった教科書やノートを拾い集める未来と薗田。 「歩?」 「あたし、愛海のこと許せたわけじゃない。でも、いじめはもっと許せないから」 歩、未来、薗田、愛海は机の落ちてきた教室を睨みつけるのだった。 ライフ オリジナルサウンドトラック お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 24, 2007 08:46:03 PM
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