灼眼のシャナIIの第2話を見ました。
劇場版「灼眼のシャナ」-ディレクターズカット-
第2話 全ての序章
シャナは
千草に料理を教えてもらいながら、お弁当を作ります。
「ごめん、千草。急に来て」
「お弁当の作り方を教えるくらいいつでも大丈夫よ。あんな切羽詰った顔をしてるから何かあった?」
吉田のお弁当を
悠二が食べているのがただ嫌だった
シャナ。
ヴィルヘルミナはメイドなのに、実は料理ができないので、
千草に教わっていた
シャナ。
夢を操る“徒”、“
戯睡郷メア”。
だが、
悠二の活躍でその自在法は破られ、
シャナが振り下ろした一太刀であっけなく倒れた。
封絶が解かれた世界はそれ以前と変わりなく、翌日もまた、
悠二はいつもと変わらぬ朝を迎えていた。
ただそこにも僅かながらも変化があった。
朝の鍛錬の相手が
ヴィルヘルミナだった。
「坂井悠二、口を開く前に攻撃をかわせ。潜在の力の流れを読むのだ」
「そんな簡単に…!!」
シャナが自分以外から料理を習うのが疑問な
ヴィルヘルミナは稽古であるにも関わらず、思わず
悠二に止めを刺しかけていた。
「大事はあるまいな、坂井悠二。どうしたのだ?万条の仕手、いかにミステスを鍛えるためとはいえ行き過ぎだぞ」
「少し考え事を…。それより今の力は?」
「今、気づくとは些か以上に集中を欠いているようだな。坂井悠二が持つ存在の力は以前と比べ、遥かに大きくなっているのだ。ミステス・坂井悠二はヘカテーと器を合わせ、存在の泉の一部となった。奴の器は底なしだ。そこに零時迷子が膨大な存在の力を溢れさせた…。その際、流れ込んだ大量の力が坂井悠二の中にそのまま残留しておるのだ。零時迷子はその力を丸ごと回復させ続けている」
「零時迷子にそんな力が…」
「故に下手にこの街を出ることを躊躇しておるのだ」
「今日の特訓はきつかったな。何で急に鍛錬がカルメルさんになったの?」
「別に…。同じ相手ばかりだとクセが付いて良くないの。だから…」
「それより、貴様の存在の力が大きくなっている件だが」
「そう、それ。量だけなら紅世の王並みになってる」
「え、そんな実感ないけど…。自分のことだと分かりにくいんだよな」
「我らの鍛錬はその力を制御する為に行っているものだ。攻めて封絶を張れるようにはならなくては」
「うん」
「僕が!?」
「悠二は強くなれるよ!!」
昼休みに、
池を昼飯を買いに誘う
悠二。
「何、言ってんだ。お前にはあるだろ?」
吉田の作ったお弁当と
シャナがメロンパンを詰めたお弁当の選択を迫られる
悠二は両方を残さないように食べることになってしまう。
昼休み後の遊行で倒れてしまう
悠二は保健室に運ばれます。
「坂井君、お弁当全部食べてくれたけどやっぱり多すぎたんだ…」
「そうよ、だからお前は悠二に何も持ってこないで。分かってるでしょ?私も悠二もいつ戦いがあるか分からない。悠二がこんな状態だったら困る!!」
「そんな…。私、お弁当の量減らすから」
「私のだけでいいの。お前は何も知らないけど、悠二はただのミステスじゃないんだから。お前は構わないで!!」
「ズルイよ…そんな言い方ズルイ。私は何も知らないかもしれないけど、坂井君が好き!!だから、その気持ちを込めてお弁当をを作る、これからも。戦いとか関係ない!!」
《お前は分かってない。結局吉田一美だってただの人間よ。悠二だってそう思う》
その時、街に封絶が出現し、
シャナに起こされ
悠二は戦いに向かう。
悠二を引き止めかける
吉田だが、残るのだった。
封絶の中では9月であるはずなのに、8月に行われるミサゴ祭りのお炊き上げがあり、空には教授の飛行船が浮かんでいた。
それは以前にもあった光景であり、またしても繰り返しの夢の世界のようであった。
「これと同じこと、前にもあった気がする。悠二、聞いてるの?」
「待って、前と同じ繰り返しって…」
『一瞬の、そして永遠の夢を…』
「
どうして忘れていたんだ!?シャナ、夢だ!!また夢の中にいる!!」
「
え!?」
夢だと分かると、飛行船は消えたが、何故か夢の世界から出られない。
「封絶は保健室にいる時から見えた。ということは夢の中だったんだ。だから、保健室にいる吉田さんは僕とシャナが知ってることしか言わないし、できないはずだ。でも…あの時の吉田さんは僕は知らない。僕達の知らない行動を取れるって事はつまり…」
「この夢は吉田一美の夢でもあるってこと!?」
「うん、吉田さんも夢だと気づけばきっと…」
学校に戻ると囚われていた
吉田と、倒したはずの小さい徒
メアがいた。
前に倒したのはミステスであったようだ。
さらに、以前倒した
ベルペオルまで出現するのだった。
シャナは
ベルペオルを引きうけ、その間に
悠二は
吉田の方へ向かう。
メアの本体と思えたものもまた偽者で、本体は
悠二の中に進入していた。
零時迷子が奪われると思われた時、戒禁が発動し、
メアは体外に弾き出されたところを
シャナによって今度こそ
メアは倒される。
そして
吉田も
悠二に会いたい気持ちで自力で目覚める。
夢の世界から現実の保健室に帰還し、
シャナも
吉田と和解し、弁当は半分ずつの分担となるのだった。
そして、転校生がやって来る。
その転校生とは
ヘカテーと同じ顔だった…。
次回、「疑惑の転校生」
「灼眼のシャナ2」OP&ED~JOINT(初回限定盤)