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テーマ:アニメあれこれ(26113)
獣神演武の第2話を見ました。
第弐幕 武曲の宿業 「破軍を始末せよ」との慶狼の命を受けた薄気味の悪い男、史明は蓮通寺へ向かった。 千里眼の魔刀「萬祥史明」の妖しい術によって頼羅を操られ、また自らも動きを封じられた岱燈は窮地に陥る。 まさに頼羅の命が危機に瀕したその瞬間、岱燈の身に異変が起こる。 「動くか、星が…」 右肩に「破軍」の紋様が輝き、人間離れした力で史明に襲いかかったのだ。 「おぉ、おっかねえ。やるねぇ、流石『破軍』。目覚めたばかりで大した破壊力だ。だが…温い温い。貪狼の定めを背負ったうちの大将・慶狼の敵じゃ…―!?速い、成長してんのか!?このちっとの間に」 岱燈だが、怒りに我を忘れているのか、異変を察知し駆けつけた仲間の劉煌にも襲いかかる。 「曹栄主君は頼羅殿を!!岱燈殿は私の星に反応しているようです」 岱燈は怒りに我を忘れながらも、頼羅だけは傷つけないようにしていた。 岱燈に顔を捕まれ、投げ飛ばされた劉煌。 気がついた頼羅は星の力に飲み込まれて我を忘れている岱燈を見つめることしかできない。 「もしや、その力は…!?だとしたら、自滅するぞ、岱燈殿。止むを得ん、死ぬなよ…」 劉煌は棒を岱燈の額に突き出すが、粉々になっただけで岱燈を止めることができず、吹き飛ばされてしまう。 「何だと…!?化け物め…」 劉煌にまだ攻撃をしようとする岱燈の前に割って入る頼羅。 「何やってのよ!?岱燈」 「…!?」 「頼羅!!」 「危ない、頼羅殿離れて!!」 「皆に迷惑ばっかりかけて…早く正気に戻れって言ってんのよ、馬鹿兄貴!!」 頼羅の頭突きで我を取り戻す岱燈。 「痛ぇ!!何すんだ!?頼羅。何すんだ!?頼羅」 「何で二度言うのよ」 「何じゃこりゃ!?何で俺、血みどろなんだ!?何で俺、血みどろなんだ!?何でぇぇ!?」 「だから二度言うな!!」 「そんな…馬鹿な…!?」 「止めおった、『破軍』を」 一人で修理させられている岱燈。 「ありがとう、岱燈を止めようとしてくれて。えっと…」 「統悠寺の修行僧、劉煌と申します。住職の命により、この蓮通寺に参りました」 「じゃあ、はるばる都から!?」 「まさか、こんなことが待っていようとは…。これも星の定めでしょうか?」 「星の定め…!?」 「世の中には生まれながらに天の命じる星の定めを宿した者がいまず。私も、岱燈殿も星の定めを持つ者」 「父上は昔から言ってたわ。岱燈には目覚めて欲しくない、普通の人間として平和に暮らして欲しいって。このことだったんだ…」 北辰紀記の一説を孫寧から聞く岱燈、頼羅、劉煌、曹栄。 「北辰天君とは乱世に生まれ、民を導く七人の英雄…。各々その身体に北辰の紋様を持つという」 「北辰天君のうち、武曲・巨門・廉貞・禄存・文曲の五星は五神闘士、そして破軍と貪狼の二星は二天神尊と呼ばれています」 「二天神尊…」 「で、この俺がその破軍ってか?けっ、くだらねえ」 「岱燈」 「やれやれ、あれだけのことを仕出かしておいて、暢気というか、愚かというか」 「何だと!?劉煌とか言ったな、テメー、喧嘩売ってんのか!?」 「止めなさいよ、岱燈」 「二天神尊は天下に動乱を引き起こす罪深き二星。そして、五神闘士はその動乱の防波堤となるのが定め」 「それがどうした!?」 「私も星を宿す者、五神闘士・武曲の星を」 「だから何だよ、定めだかワカメだか知んねえが、俺は俺だ。誰の指図も命令も受けねえ」 天の定めには誰も逆らえないと孫寧は笑うのだった。 「賢帝国の慶狼閣下が反乱鎮圧の帰りにお泊りか。怖い怖い」 「そうか、生き延びたか」 「五神闘士の武曲までしゃしゃり出てくる始末で。お陰で一張羅が台無しでさ。で、どうします?互いに喰らい合うのが『破軍』『貪狼』、大将にしちゃ…」 「捨て置け。天が生きろと命じたのだ」 「放っとくんで?」 「だが、使命。貴様が何をするかは問わん」 「成程、さいで」 「『破軍』、我が波動の前にどれほどのものか…」 泰山にやって来た岱燈、頼羅、劉煌はお墓を訪れるのだった。 「一夜にしてこれほどの青龍党員や修行僧が…」 「仲間だから、家族だから…許せねえ、あの髭野郎だけは」 「青龍党頭領として命じる。努々敵討ちなど考えるな。我ら青龍党は泰山を自衛する警護の軍。自ら打って出ることはわしが許さん」 「そんな…泣き寝入りしろってか!?尻尾まいて負けを認めろってのかよ!?」 「黙れ!!怒りや憎しみからは何も生まれん。よいな、岱燈。久しぶりに稽古でもするか」 曹栄に稽古の相手をしてもらう岱燈は『破軍』に目覚めたからなのか動きが早くなっていた。 そして、川で水浴びをする岱燈と曹栄。 「岱燈、わしはお前に青龍党の頭領を継いでもらいたいと思っておる」 「そのつもりだけど?何だよ、急に。変だぜ、親父、ヘヘヘヘ」 「ハハハハ、そうか…」 「なぁ、親父。慶狼って男知らねえかな?」 「慶狼…賢帝国将軍・慶狼のことか?」 《帝国の将軍…!?》 曹栄にお金が欲しいと頼み込む岱燈は都に行って、慶狼をぶっ潰すと決めるのだった。 「帝国の将軍が泰山を焼き、蓮通痔を襲ったとは…」 「皇帝の差し金かな?」 「いや、慶狼の一存。帝位の証である賢嘉爛舞を奪い、己が皇帝の座に着くつもりなのだろう」 「将軍が帝位を狙うなんて…」 「そやつが二天神尊の一つ、『貪狼』だとしたら?」 「馬鹿な!?『破軍』と『貪狼』が時を同じくして現れぬと聞いている」 「間違いない。『破軍』も『貪狼』もその強大な力故に最善にも最悪にもなり得る。そして、二つの星は相戦うが定め」 「岱燈を旅立たせよと?」 「星の定めならば…」 「私は行かせたくない」 「劉煌、お主を蓮通寺に招いたは実は岱燈の目付け役を頼むためじゃ。『破軍』ながらもあれはまだ子ども。道を違えぬよう、五神闘士のお主が行き先を示してやってはくれまいか?」 「それが私の定めならば。但し!!五神闘士は防波堤、私は天下を乱す二星の衝突を避けるのが定め、岱燈殿を倒してでも」 負ければ敵討ちを諦めるという勝負を受ける岱燈。 劉煌は北辰天君は己が属性に相応した武器を持つのだそうで、螺穿棍を手にしていた。 「操気法、体内を巡る気を操る。己が武器に六華八法の奥義。前回は木の枝だったが、今回は螺穿棍。一撃で眠らせる!!」 劉煌の技を喰らうかと思われたその時、岱燈は片手で受け止めてしまう。 頼羅と曹栄はお互いにお願いをするのだった。 「まさか素手で受け止めるとは」 「お前とはもう一度やりてえ。引き分けは負けじゃねえよね。俺は行くぜ、都へ」 都へと旅立つ岱燈の目付け役として同行する劉煌。 そして、頼羅も曹栄の刀を手に現れる。 「貸してやる。だから絶対返せって。そうと決まればいざ出発!!」 次回、「操気の契り」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 18, 2007 02:18:10 AM
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