ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-の第7話を見ました。
第7話 追憶―水面に映りし心―
2年前
「私ね、今日卒業式だったの。ほら、見て。アマデウス…」
犬のお墓の前で卒業証書を見せる
ジークリンデ。
シェリーの誘いで、月面にある温泉施設にやってきた
ジン達。
「二人とも初めて?」
「え?」
「……」
顔を赤らめて照れている様子の
ギオ。
「温泉というか、スパ」
「えぇ」
「決まっている。俺は生まれたばかりだ」
「人魚姫って知ってる?人魚姫はね、大好きな王子様に会うために人間の身体を魔法使いのおばあさんに貰うの。でも、引き換えに言葉を失ってしまう」
「トア、一体何を?」
「そして、王子様と結ばれなかった人魚姫は海の泡となって消えてしまう。人魚と人は決して結ばれない。私達も…」
「そんなことない。ドラゴンとか人間とかそんなの関係ない。だって、トアは一人じゃないって気づかせてくれたから」
「ジン…」
《俺はトアを守りたいと思い、ここまで来た。だが…分からない。何故、俺はトアを守ろうと思うのか。俺はトアの何なのか》
ギオは空気を読んだのか、
トアと
ジンから離れていく。
だがその一方、
ジン達を追って
ライナ、
ジークリンデらドラゴノーツも月面温泉にやって来ていた。
自由に泳いでいる
ハウリングスター。
胸のでかさに男性達の目を引いている
マキナに落ち込んでしまう
アキラ。
「あ、見つけた。どうする?アキラちゃん」
「皆に気づかれないように逃がす」
ドラゴノーツの面々には一般人を巻き込むことなく、3人を捕獲せよとの指令が下ったにも関わらず、
ジークリンデと
アマデウスに見つかってしまい、
ジン達と遭遇するなり、戦闘になってしまう。
ドラゴン達の戦いの余波で破壊されていってしまう温泉施設。
アクチュアライズしようとする
ギオが
ジークリンデ、
アマデウス、
マキナ、
アキラに止めさせようとして温泉の底に顔を叩きつけられる。
そのせいで、温泉の底がにひびが入って抜けてしまい、バラバラにシャッフルされて、流されていく
ジン達。
ガーネットを尾行していた
ヨナミネは
ライナと会っている所を目撃する。
ジークリンデは
ジンと一緒に流されていた。
足を挫いてしまったので
ジンが優しく
ジークリンデをおんぶしようとする。
アキラは
トアに抜けた床に挟まっていたのを助けてもらう。
アマデウス、
ハウリングスター、
マキナ、
ギオは助かっていた。
先に進んでいた
ジンと
ジークリンデは行き止まりに辿り着いてしまう。
「最悪」
「これ以上進めないな。引き返すしかなさそうだ」
ジークリンデが無理して平気なふりをして足を痛がっているので
ジンは自分が疲れたといって休憩をとらせる。
そして、自分の着ていた服を破って包帯代わりにする
ジン。
「こんなもんでもしないよりマシだろ?」
「……」
「悪かったな、邪魔しちまって。こっちにも色々と事情があってさ。心配すんなよ、ここから出たらジンに会えるように協力するから」
「ジン…」
「私は普通が良かった…普通だったら一人じゃなかった」
「人は…決して一人じゃないよ。トアに会えて、そう思えた。そのうち現れるさ、そう思える人が。さぁ、ここを出るよ」
「一人で歩ける」
「人は一人じゃないって言ったろ。今は俺で我慢しろ」
アマデウスは壁を破壊して
ジークリンデ救出に向かおうとする。
ハウリングスター、
マキナ、
ギオも手伝って壁をぶち破ると、水が流れてきて、
ジンと
ジークリンデも流れてくる。
トアと一緒にいた
ギオに助けられ、ドラゴンになった
ギオで脱出する。
足を挫いておんぶしていたため連れてきてしまった
ジークリンデは公園のベンチに置いていきますが、見逃してくれます。
そして地球では、ヤンデレと化した
カズキは髪も切り、顔も悪役顔になっていた。
「あなたも大事な人を奪われたのね。私も同じ」
「え?」
「私があなたの翼になってあげる」
そして、以前会った女のドラゴンと会い、一緒に月へと飛ぶ。
《待ってろ、ジン。ギオは必ず取り返す》
次回、「別離―虚空よりの響き―」
perfect blue/Jazzin'park