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テーマ:『BLEACH』(613)
カテゴリ:絶園のテンペスト
BLEACHの第150話を見ました。
第150話 誓い!再び生きてこの場所へ 「お前の仲間がこの虚圏に侵入した」 「どうして?」 「どうしてだと?お前を助けるためだ。それ以外に奴らに何の理由もない」 「私を助けるため?」 「そうだ。だが、もはや、お前にはそれは意味を持たぬはずだ。お前は既に身も心も我等が同胞。それを身につけたということはそういうことだ、井上織姫」 「はい」 「言え、貴様のその心と身体は一体何の為にある?」 「はい、藍染様とそのお心のため」 藍染の本拠地・虚夜宮に辿り着いた一護達は、壁を破壊して宮殿内に突入する。 その時、ネル達の立場を考えてその場に置いていく一護だったが、ネルは一護を追って宮殿に入ってきてしまう。 泣きわめきながら一護の後を追ってくるネル。 最初は無視していた一護が根負けした時、いきなりネルの声が聞こえなくなる。 暗闇の中、ネルの声が消えた辺りを探す一同は地下に続く縦穴を発見する。 どうやらネルはその中に落ちたらしい。 「ネル!!」 「無事でヤンスか?」 「どうする?」 「どうするったって…そりゃ放っとけねえだろうが」 「ったく、世話の焼ける連中だぜ」 「やれやれ」 穴の中で泣いているネルを連れて、上へと跳び上がろうとする一護だったが、雨竜たちも逃げるように言って穴の中へ下りてくる。 瓦礫の下敷きになってしまった一護…。 「兎に角、ここから出よう」 「そうだな」 「他にも階段があるか探してみよう」 暗い道を進んでいく一護達だったが、恋次が鬼道で小さな灯りを作る。 「へぇ、随分小さな灯りだな。君がそんな控えめな奴だとは知らなかったよ」 一護が壁をぶち壊しながらどんどん進んでいくと、分かれ道に出てくる。 「面倒なとこに出ちまったな」 「ネル、悪い、やっぱりお前らとはこの辺でお別れみてえだ。こっから先の霊圧はお前らが耐えられる重さじゃなさそうだ。この先は何が起こるか想像もつかねえ」 「道は5つ」 「しらみつぶしに端から当たっていくしかないか」 「いや、5人同時に別々の道を行こう」 「何言ってんだ!?相手は十刃だぞ!!全員一緒に動いた方がいいに決まってるだろ!!こっちがバラバラになったら…」 「止めとけ。戦場での命の気遣いは、戦士にとって侮辱だぞ」 出発の前に、大きな決戦の前にやり護廷十三隊伝統の儀式を行う。 円陣を組んで、手を重ねる。 「我等!こそ決戦の地へ!!信じろ、我等の刃は砕けぬ。信じろ、我等の心は折れぬ!!例え歩みは離れても 鉄の心は共に在る!!誓え!我等地が裂けようとも再び生きて、この場所へ!!」 五人それぞれ別々の扉から進んだ一護達でしたが、ネルも追いかけてゆく。 ペッシェ、ドンドチャッカはネルがどこに入ったのか覚えておらず追いかけられない。 《動揺が見えたのは一瞬か。俺の問いには眉一つ動かさなかった。気丈な女だ》 「よぉ、どうだったよ?ペット様のご様子は。知ってるぜ、藍染様にあの女の世話、一任されてんだろ?美味しいよな。で、どの辺まで躾けた?」 「下衆が」 「カリカリすんなよ。上手くやってんのかって聞いてるだけじゃねえか」 「気になるか?随分と気の小さいことだな。心配するな、あの女は既に虚圏に入る以前から藍染様の術中だ。女にはこちらに招いた時点で多重に心理の檻をかけてある。仲間の命を盾に拒否不能な状態で投降を命じた。そして、その後に12時間の猶予を与え、誰にも気づかれぬことを条件に仲間の一人に別れを告げることを許可した。切迫した状況下で猶予を与え、仲間に別れを告げることを許可することで女の心はこちらに情けをかけられたと誤認し、僅かに緩む。しかし、実際には12時間という猶予は仲間を盾にされた状態ではないに等しく、別れを告げさせることで強制的な投降でありながら、自分の意思で選んだかのような錯覚を起こす。そして、その後に自らの足で指定した場所まで来させ、そこから虚圏へ運ぶことでその錯覚はより強く心に刻まれ、脱出の意思さえ緩やかに解かしていく。更に誰にも気づかれず、一人にのみ別れを告げさせるということは逆に言えば一人にのみ別れを告げた痕跡を残すことができるということだ。別れを告げた痕跡は、投降の瞬間まで自らの意思と 行動の自由があったことを示す動かぬ証拠となる。つまり、その痕跡が強く残れば強く残るほど女の行動は仲間達の目に自らの意思による裏切りと映る。最後に関しては完全な成功とはいかなかったようだが、それでも尸魂界に関してはほぼ手を引いたと見ていいだろう」 「よく考えられてんな。流石は藍染様ということか」 「よく考えられている?遊びだ、こんなものは藍染様にとってはな。ハマればよし、ハマらずともよし。いずれにせよ、あの女にはここから逃げる力はない。歯向かう力もその意思も」 「よく来たね、織姫。急な呼び出しで済まない。君に見せておきたいものがあってね。ロリ、メノリ、下がってくれ」 侍女破面が二人は下がり、部屋から出て行く。 「何よ…あの女…!!」 「これを見てくれるかい?織姫」 見せられた崩玉は、瞬間的覚醒を繰り返されたおかげでやや衰弱しているが、確実に完全な覚醒へと進んでいた。 「虚の破面化、王鍵の創生、どちらもこの崩玉なくしてはなし得ない。君にこれを見せたことは私から君への信頼の証だと思ってくれ。君の力は事象の拒絶。起こった物事を否定し、事象そのものを消滅させる、とてつもない力だ。私には君の力が必要だ。織姫、君のその力を私の為に使ってくれるね?」 《あの人が私を信用して崩玉を見せたとは思えない。だけど、少なくとも崩玉の在処は分かった。そして、私の力のことも。起こった物事それ自体を否定し、事象そのものを消滅させる…。ありがとう、黒崎くん。助けに来てくれて。だけど、私はここでやるべき事を見つけたの。それはきっと、私にしか出来ないこと…。私の力で崩玉を存在する前の状態に返す》 次回、「吹き荒れる暴風!踊るアランカルとの遭遇」 最後の藍染様の笑みが気になります。 織姫に嘘を教えたということですかね!? 織姫が崩玉を存在する前の状態にしようとして力を発揮したら完全に力が覚醒してしまうとか…。 何にしても織姫の力のことは気になります。 5人別々の道に入っていったということは、茶渡メイン回があるのかな? BLEACH 破面・虚圏潜入篇 1 〈完全生産限定版〉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 28, 2007 09:09:25 PM
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