獣拳戦隊ゲキレンジャーの第40話を見ました
修行その40 頭、バカーン!衝撃の事実
「何てこった、迷ったぜ。ジャン!!折角、キノコ狩りに付き合ってやってるっていうのに俺を置いていくなよ」
きのこ狩りの途中でスウグと出会った
ジャンは、なぜか“ゾワゾワ”ではないスウグに親しみを感じる。
しかし、そこに
ゴウが駆けつけると、スウグは見覚えのある構えを構える。
それは、
ゴウ、美希、
理央の兄弟子・ダンの構えと同じだった。
ダンは、才能、人格、すべてを兼ね備えた人物だったが、自分より強い存在が許せない
理央によって亡き者にされていた。
「俺に超えられぬ強さが存在することなど許されなかった」
「スウグって、理央様にとってそれ程の奴だったんですね。あ、噂をすれば。どこ行ってたのよ?ちょっと、返事ぐらいしなさいよ」
「メレ、怒ってはなりませんよ。スウグに心はありません」
優れた激獣拳使いの激気は肉体が滅びても激気魂として存在する。
ダンの激気魂は、臨獣殿に何らかの術によって操られているようだ。
「純粋激気魂だけのスウグを従わせることが出来るのは幻獣王のみです」
「こやつ一人がおらずとも、臨獣殿は十分に戦える」
「そうではありません。あなたの胸の内に居座り続けた強さの象徴・ダン、その激気魂を宿したスウグを配下に従えてこそ、あなたは全く新しい高みに昇れるのです」
「新しい高み…」
「過去を越えること、それが血盟の儀式なのです」
主を求めて幻気が乱れたスウグが巨大化して街に出現する。
スウグに親しみを感じる
ジャンと、ダンを尊敬していた
ゴウは、何とかスウグを止めようとするが、既にダンではなく激気魂となったスウグには言葉が届かない。
仕方なくサイダイゲキファイヤーでスウグを吹っ飛ばす。
心配した
ジャンが、倒れたスウグの元に駆けつけると、そこには
理央が。
「なぁ、ゲキレッド。これが、俺がその背中を追い続けた男の末路か?」
「何故じゃ?理央、お前は何故自ら手を下して尚、ダンにこだわり続ける?ダンを手にかけた日に全てが終わったのではないのか?」
「違う。終わってはいない、未だ決着など着いていないのだ。本当ならあの夜に全て決着が着いていたはずだった」
確かに
理央はダンを倒したのだが、ダンは何者かの闇討ちにより大きな傷を追っていたのだ。
闇討ちも
理央の仕業だと勘違いしたダンは、「いつの日か、激獣拳の使い手となった息子が、正義の拳で理央を倒す」と言い残し、息絶えた。
「俺と奴との戦いはまだ終わってないんだ!!姿を変え、奴の息子が俺の前に立ちふさがるが故にな!!」
「何と!?ダンに息子がいたというのか?」
「何を言う、シャーフー。まだ気づかぬとは。俺の血をただ一人かきたてる男、ゲキレッド、お前こそが白虎の血をひく者に違いない」
突然、知らされた衝撃の事実に、
ジャンはパニックに陥ってしまう。
「おやおや、驚きましたね。ゲキレッドがスウグの息子だったとは」
「ロン、血盟の儀式だ。俺は幻獣王となろう」
そんな中、スウグが再び暴れだす。
ジャンはスウグに抱きつき必死に止めようとするが、心のないスウグは
ジャンをボコボコに。
仲間達の家族の絆にふれ“家族”に憧れていた
ジャンにとって、あまりにも辛い現実だ。
そんな中、遂に
理央が血盟の儀式を行い、世界最強の幻獣王となる。
すると、急にスウグがおとなしくなり、
理央に従い始める。
幻獣グリフォン拳のすさまじいパワーでゲキレンジャーを吹っ飛ばす
理央。
「もはや激獣拳など、幻獣拳の前には何の意味もない。この手で息の根を止めることすら厭わしい。だが、ゲキレッド、俺がかつて超えようとした男との決着は貴様とつける。やはり貴様と俺は荒ぶる宿命で結ばれているのだ。だが、今のお前は俺の相手にそぐわぬ。時間をくれてやる。覚悟を決めた時に俺の前に現れるが良い。その時に宿命の戦いの決着をつけよう」
「宿命の…戦い…」
「我が拳は王の拳。幻獣グリフォン拳だ。心して来い」
しかし、今の打ちひしがれた
ジャンでは、ダンとの因縁の戦いに決着をつける相手としてふさわしくないと、
ジャンに時間を与え、その場を立ち去る。
次回、「ズシズシ!もうやだ」
獣拳戦隊ゲキレンジャー DVDvol.6
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