魔人探偵脳噛ネウロの第12話を見ました。
第12話 像
赤い箱事件の資料を見る
笹塚。
《怪盗Xは刑事の姿で潜んでいた。奴は何故遺体を箱に詰めるんだ…?赤い箱…。――!?血に染まった四角い部屋…赤い箱…弥子ちゃんのお父さんが死んだ時に真っ先に駆けつけたのは竹田刑事、まさか…!?》
「先輩」
「どうした?石垣」
「先輩、こんなものが」
「…!?」
石垣は黒い封筒を
石垣に届けるのだった。
ネウロと
弥子の事務所に、怪盗
サイの名前で、『最後の自分像』を盗むとの犯行予告の手紙が舞い込んだ。
『最後の自分像』というのは、まだ製作途中と言われている彫刻家・絵石屋塔湖の石膏像のことだった。
絵石屋自身は1年前、自分のアトリエで作品の下敷きになって死亡していた。
早速、裏庭から侵入し、絵石屋の屋敷を訪ねた
ネウロらは未亡人の妙から話を聞いた。
邸内には、妙の兄で絵石屋のマネージメントをしていた一茂、弟でフォーク歌手をしている泰次、同じく弟で格闘家を目指す利参、そして、妙の娘の由香が同居。
弥子は、妙の兄弟達の自分勝手な強欲ぶりを知り、ア然となった。
アトリエで『最後の自分像』などを見る中、
弥子は自分の作品のバランスの悪さを一番良く知っている絵石屋が、その下敷きになるはずがない、と推理する。
由香が絵石屋を毛嫌いし、妙にも新しい恋人がいると知った
ネウロは、この屋敷で再び事件が起こるとにらんだ。
その夜、
ネウロの予想通り、新たな犠牲者が出た。
殺されたのは妙だった。
以前、刑事に姿を変えていた
サイは、捕まった犯人が
ネウロに謎を食べられたと言っているのを聞き、興味津々だった。
翌日、再び屋敷に出向いた
ネウロは犯人を特定したらしく、夜に謎解きをすると告げる。
弥子はそれまでの間、屋敷に隠された秘密を探ろうとやっきになった。
自分が妙と絵石屋以外の男との間に出来た子供だという由香。
つまり、屋敷内には絵石屋と血が繋がった人間は誰もいない。
魔界盗聴器で、屋敷内に絵石屋の隠し財産があるらしいと知った
ネウロはようやく謎解きをする準備を整えた。
警官達が休憩に入った時に、
弥子と
ネウロは謎解きをする。
「犯人はお前だ!!」
弥子に指を指された一茂。
「何だよ、いきなり」
「刑事さん、もう結構ですよ」
「油断させるためとはいえ、危険な入り方をしやがって。石垣、飯休憩終わりだ」
「えぇ!?まだ食べ終わってませんよ」
「あなたはその照明と不安定な像を使って事故に見せかけ、二人の人間を殺す方法を思いつき、実行しましたね?先生によれば、あなたは今、その証拠を隠滅しようとしていたのです」
「何を根拠にそんな…!?いい加減なこと言うと、ただじゃおかんぞ!!」
《たまんないな、早く謎を解け。謎を食べろ。その瞬間があんたの最大の弱点。食事の時に全く油断しない生物なんかいない。あんたもコンマ一秒動きを止めるんだその時こそ、アンタに止めを刺してやる」
犬に変身していた怪盗
サイは
ネウロの様子をじっと観察し、謎を食べる最も無防備な時こそ、
ネウロを抹殺するチャンスと狙っていたのだった。
次回、「X」
魔人探偵脳噛ネウロ DVDvol.1