BLEACHの第153話を見ました。
第153話 悪魔の研究!ザエルアポロの企み
再び襲い掛かってきたドルドーニを退けた
一護は、そのまま虚夜宮の奥へと突き進んでいく。
「ようこそ、葬討部隊諸君」
「負傷した侵入者を追討せよとのご命令です」
「誰のかね?」
「申せません」
「ここを通りたいかね?」
「あなたは剣も折れ、刀剣開放もままならぬ状態。そのようなお体で我々と戦えると思われませぬよう」
「言うじゃないかね」
《ホントに間に合ってよかったよ、ニーニョ。あの時、我輩が仕掛けていなければ、今頃ニーニョはまだここにいたはず。ニーニョ、我輩の力は衰えた。おそらく、ニーニョは虚化せずとも我輩を倒せただろう。だが、ニーニョは虚化してくれた。それは自らの急激な消耗を招くと知りながら。感謝する。これは我輩からのせめてもの礼だ。ここから先の住人は我輩のように甘くはない。敵を斬る事に迷うな、止めを刺す事に躊躇うな。ましてや傷を癒すなど言語道断だ、ニーニョ。チョコラテは此処に置いて行け。鬼になるのだ、ニーニョ。…冷酷さに耐えるには冷酷になるよりは道はないと知らねばならぬ。さもなくば、ニーニョは…》
一方、敗れたドルドーニは
一護を追討するために現れた葬討部隊だった。
ドルドーニは虚化して全力で自分と戦ってくれた
一護の為に、一人で葬討部隊に向かって斬り込んでいくが…。
同時刻、
一護と同じく三桁の巣のエリアを進んでいた
石田と
茶渡の二人もまた、3ケタの破面と激闘を繰り広げていた。
「ご報告、申し上げます。先程、破面No.103、十刃落ちドルドーニ・アレッサンドロ・デル・ソカッチオ様が侵入者に撃破されたとの報せが入りました」
「そうか。予想より少し手間取ったようだね。彼なら、ドルドーニ程度の相手はもう少し手早く片付けられると踏んでいたのだが。まぁいい。それより一つ、報告し損ねていることがあるだろう?」
「…!?」
「彼に葬討部隊を差し向けたのは誰だった?」
「そ、それは…」
「どうした?難しい質問だったかな…?」
「僕です、藍染様」
「ザエルアポロか」
「申し訳ありません。…独断での命令を発しました。藍染様の利すると考えての事とはいえ、ご命令にない行為。如何なる罰も受ける覚悟でございます」
「いや、構わないよ。理由があるならそれでいい、罪には問うまい」
「ありがとうございます。失礼します」
「ただ、報告はもう少し正確に頼むよ、ザエルアポロ。ドルドーニから採取した侵入者の霊圧記録は君の研究に役立ちそうかい?」
「…!?――はい」
「そうか、何よりだ」
「何や、自分の部下がやられたいうのにえらい楽しんではりますな」
「そう見えるか?」
「ちゃいますか?あの子らがここへ向かって勝ち進んで来てんのが楽しいてかなわん、そういう顔してはりますよ」
「楽しむか…。何故かな。確かにそれに似た感情は感じている。狂しいと思うか、ギン」
「まさか。不思議と僕も同じ気分ですわ」
石田はチルッチちゃんと交戦していた。
「隠れたって無駄無駄」
ドンドチャッカに逆さに担がれていた
恋次は突然、頭を廊下に突き刺されてしまう。
「な、何故、オラはこんなことを…!?」
「こんなことって…そりゃこっちの台詞だ、ボケ!!ネルの霊圧を感知したでヤンスとか言ってテンションが高くなったかと思いきや、いきなり俺を担いでこれだ。舐めてんのか!?」
「だってだって、ネルの霊圧を感じてテンションを上げてしまったでヤンス」
「知ってるよ、今そう言っただろうが!!」
「しょうがないデヤンス」
「しょうがなくはねえよ、舐めてんのか?ほら、立て。ネルってガキを探すんだろうがよ」
ドンドチャッカは
ペッシェまでいないと涙を出すが、
恋次に最初からいなかったと言われる。
「逃げんな、ヘンな服!!」
「君に言われたく無いね!!」
破面とはいえ、ネルッチは女性なので軽量で反動で弾くことが出来、粘り強くチャンスを待って直撃させようとする
石田だが、柱を壊しすぎた為にネルッチに直線以外にも攻撃できるようにさせてしまうのだった。
石田の背後から、意味深に目をギラつかせる者がいた。
階段を上る
ルキア。
《先程から、石田と茶渡の霊圧が揺らいでいる。敵と遭遇しているのか?いや、あいつらなら心配ない。それよりも一刻も早く井上の元へ…》
階段を抜けると、そこは青空のある場所に出てくるのだった。
破面に案内され、建物の中に入っていく
ルキア。
「ふぅ、ようやく、これで落ち着けるな。悪いな、俺はどうも日の光ってヤツが苦手なんだ。この中に日は届かない。仮面を取って挨拶するよ。俺の名はアーロニーロ。第9十刃・アーロニーロ・アルルエリ」
「…!?か、海燕殿…」
破面が仮面を取ると、その素顔は
海燕だった。
次回、「ルキアと海燕、哀しみの再会」
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