ナイトウィザード The ANIMATIONの最終話を見ました
The Last Episode ハッピー・バースデイ
大事な仲間の
くれはを失い、この世界に絶望した
エリスは必死に抑えこんでいたシャイマールを解き放ってしまう。
「柊蓮司、くれは…」
灯が駆けつけると、
蓮司は
くれはを抱きかかえていた。
「灯、くれはを頼む」
「柊蓮司、あなたは?」
「俺はエリスを助け出す!!」
絶対的な力で、この世界を破壊するシャイマールに対し、
蓮司は近づき、
エリスに呼びかける。
「エリス!!キリヒト」
「まだ生きていたのか。もはや君に存在価値の欠片もない。エリスに呼びかけても無駄だよ。彼女には僕の声以外届かない。そう、元々彼女は僕が作った操り人形なんだからね」
「違う!!エリスは俺達の仲間だ!!」
「感謝してるよ。君達が育てたその仲間意識が最後にエリスを絶望へと追い込んでくれたんだからね。柊蓮司、君のニックネーム、アンゼロットから聞いたことがあるよ。何だったかな?」
キリヒトに魔剣を振り翳す
蓮司だが、簡単に吹き飛ばされてしまう。
「あぁ、思い出した。下がる男だったよね、フハハハハ。柊蓮司、君の命を奪うのはエリス自身にやらせよう。さぁ、エリス、よく狙って」
「エリス…エリスゥゥ!!」
シャイマールに狙われる
蓮司だったが、
アンゼロットの結界で守られる。
「我が神ゲイザーよ、あなたに背く日が来るとは思いませんでした。コイズミ、輝明学園周辺に転移結界を。シャイマール、ゲイザー共に世界から隔離するのです」
隔離された
キリヒト、シャイマールに
蓮司、
アンゼロット、そして
ベールが手を組んで立ち向かう。
蓮司は
ナイトメアと共に
エリスの夢の世界へ入り込み、前回入り込んだ時には
キリヒトがいたので違う道へ行ったが、今回は階段を上って行く。
すると、そこには心の闇に通じる扉があり、
ナイトメアは入る資格がないと、
蓮司が単独で入る。
暗闇の中に現れた怪物を倒すと、茨の中に囚われている
エリスがいた。
「エリス!!」
「柊先輩…?」
「迎えに来たぞ、エリス!!」
「…!?」
首を横に振り、帰る所のない獣だと言う
エリス。
くれはの亡骸と一緒に帰還した
灯。
「許して下さい、くれはさん。ゲイザーの真意も見抜けず、あなた達を仲間同士の戦いに赴かせてしまった愚かな私を。私はこれより、禁を破ります。私は世界の守護者、これまで私自身の力を用いて直接人々に力を貸すことは禁じられていました。ですが、私はもはやゲイザーの命に従うつもりはありません。世界の為に戦い、私の愚かさ故に失われたくれはさんの生を今一度、蘇らせます」
アンゼロットは
くれはを生き返らせようとするが、容易にはできなかった。
利害が一致したとして、
リオンも
くれはを生き返らせようと力を貸す。
「柊…エリスちゃん…」
「至宝エリスを絶望へ追いやったのは仲間の死。これでその事実は覆られました。後は閉ざされた彼女の心を開くことだけ――」
蓮司は
エリスを抱きしめる。
「お前は俺達の仲間だ!!俺達と一緒に笑って、泣いて、戦ってきた仲間だ」
「柊、先輩…っ。でも、私はもう…」
「エリスちゃ~ん!!エリスちゃ~ん!!私は大丈夫、ピンピンしてるよ!!」
くれはが
灯と一緒にシャイマールに近づいてくる。
「くれはさん…」
「くれは…!!」
くれはが生きていることを知った
エリスに、帰ろうと言う
蓮司。
「くれはも灯も皆待ってる。今日はお前の誕生日だろ?帰ってパーティやろうぜ、いつものマドレーヌ焼いてくれよな」
「はい…!!」
「至宝エリスの悪夢が終わる」
ゲイザーに縛られていた
エリスの心が解放され、
蓮司と
エリスが戻ってくる。
キリヒトは
蓮司を殺してもう一度、
エリスに絶望を与えようとする。
「キリヒト、お前が何様だが知らねえが、絶対お前の好きにはさせねえ!!エリスも、世界もな!!」
キリヒトに一緒に立ち向かう
エリスと
蓮司は神の盾を破壊する。
そして、
蓮司は
キリヒトを倒すのだった。
《さようなら、おじ様…》
蓮司は卒業式にも遅刻するも、ギリギリ証書を受け取ることが出来たものの、
アンゼロットに呼び出される。
《柊先輩、私は私のままで頑張ります。一緒に戦う力はなくなっちゃったけど、これからも仲間として傍にいてもいいですか…?》
ナイトウィザード-The ANIMATION- VOL.2(初回限定版)