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テーマ:アニメあれこれ(26103)
カテゴリ:中二病でも恋がしたい!
CLANNAD -クラナド-の第13話を見ました。
CLANNAD 1 初回限定版 第13話 思い出の庭を ことみの家に見覚えがあり、黒い蝶に導かれるよう庭に回った朋也は子供の時に確かにここに来たことがあると思い出す。 家の中に入ると、壁一面に新聞記事の切抜きで埋まった部屋にことみがいた。 夢の光景を思い出す朋也。 「俺達会っていたんだな、子供の頃に…。最初から俺だって分かってたんだろ?何で言ってくれなかったんだ?」 「学校の図書室に朋也くんが来た時、私、本当に嬉しかったの。あの時の男の子が戻ってきてくれたんだって。でも、すぐ気がついた。朋也くん、私のこと忘れてるって。それなのにまた私とお友達になってくれて、初めて会った女の子として大切にしてくれて、色んなお友達を紹介してくれて分からなくなったの。思い出して欲しいのか、忘れたままでいて欲しいのか。あの時の私のこと」 『真理を探究する者は傲慢であってはならない。科学の言葉で語り合えないからと言って奇跡を笑ってはならない。この世界の美しさから目を背けてはならない、それは私のお父さんの言葉』 「どうして私はことみって言うの?」 「見てごらん、ことみ。この世界を形作っているのは目に見えない程小さなたくさんのハープだ。ハープは琴とも言う」 「ことみの“こと”!?」 「世界はハープに満ちていて、その一つ一つがそれぞれ異なった音を出しているんだ。そうしてあらゆる音が複雑に響き合い、たった一つの調べが出来上がる。だから世界はこんなに美しいんだよ」 「何でも大袈裟に話したがるのはお父さんの悪い癖。本当に大切なことはいつでもとっても簡単なことなの。ことみちゃんはことみちゃん、とても綺麗な三つの平仮名。お父さんとお母さんの大事な大事な宝物」 『自分のお家と芝生のお庭とお父さんとお母さん。私の世界はそれで全部だった』 「あなたは誰?どうしてここにいるの?」 遊んでいたら迷い込んでしまった朋也がことみの家の庭に立っていた。 『私は学校では一人だった。皆が読まないご本を読み、皆が考えないようなことばかり考えているから。でも、岡崎朋也という男の子は学校の子達とはちょっとだけ違うみたいだった』 父に誕生日にはクマのぬいぐるみが欲しいということみ。 『本当はプレゼントは何でも良かった。女の子は普通、ぬいぐるみを欲しがる物だって書いてあったから真似をしてみただけだった。だけど…』 誕生日の日に仕事が入ってしまった両親に大嫌いと言ってしまうことみ。 『お誕生日には誰も来なかった。家政婦さんも急病で私は一人だった。そして朋也くんも姿を見せなかった――』 チャイムが鳴り、玄関に向かうと両親と同じ研究チームの男性がやって来るが、知らない人は入れてはダメだと言われているので中には入れないことみ。 「お父さんとお母さんのこと聞いてないの?」 『その人は説明してくれた。お父さんとお母さんの乗った飛行機が壊れて遠くの海に落ちてしまった。とっても大事な論文も一緒に海に沈んでしまった。もしかしたらお父さんの書斎に控えがあるかもしれない。それは世界中の人にとって、とても大事なものだからどうしても見つけなくてはならない。この人は悪者なんだ、お父さんの大事なものをとっていこうとしてるんだ、そう思った』 神様にいい子になるからお父さんとお母さんを返してと涙ながらに頼んだことみは家中、両親の姿を探し回る。 『最後にお父さんの書斎に入った。本当は入っちゃいけない部屋なんだけどもうそこしか残っていなかった。きっとこれが悪者が言っていた論文だと思った。きっとこれのせいでお父さんとお母さんはいなくなってしまったんだ。こんなものが大事なものなんて間違ってる。世界の人達なんて私にはどうでも良かった。私が欲しかったのはお父さんとお母さんだけだった』 論文の入っている封筒にマッチで火を点けることみ。 「何故、そんなことを?」 「分からないの」 「これ全部事故の記事か?」 「最初は罪滅ぼしのつもりだったんだと思う。燃やしてしまった論文の代わりにお父さんとお母さんのことが書いてある新聞を全部切り抜いて。でも、それだけじゃ全然足りないって思って、お父さんとお母さんの名前が描いてあるご本を読むとそれも切り抜いて。それから私、たくさんたくさんお勉強したの。お父さんとお母さんの跡を継ぎたいって思ったから。お父さんとお母さんはこの世界の成り立ちを一番綺麗な言葉で表そうとしてた。それは世界中の人に伝えなければいけないこと。他の誰にも真似することができない、私にも。でも…私がそれをしなければ神様は論文を燃やしてしまった私を許してはくれないから」 「ことみ…」 「もう、あんな悲しいことは嫌なの。大好きな人を亡くすのは嫌。今は帰って」 朋也は担任にことみのことを聞くと、暫く休むと連絡があったらしく、海外留学の話があることも教えてもらう。 「ことみちゃんはずっと岡崎さんのことを覚えていたんですね」 「あぁ、俺の方は今でもぼんやりとしか思い出せないのに。俺、もう一度ことみの家に行ってくる」 「それなら私も一緒に…」 「お前はちゃんと授業に出ろ。杏や藤林には事情を説明しておいてくれ」 授業をサボってことみの家にやって来た朋也は庭掃除を始める。 「岡崎さん」 「授業に出ろって言っただろ」 「三時間目が自習になったんです。私、どうしても気になって…。お掃除してたんですか?」 「あぁ、出来ることだけでもやってみようと思って」 「杏と椋ちゃんも同じこと言ってました。自分達に出きることをしようって」 「何をするつもりなんだ?」 「それは秘密です」 「ヒント」 「誕生日です」 「成程な」 「あの、ヒント簡単すぎましたか?」 「ことみの誕生日って土曜日だよな?」 「はい。今日が火曜ですから後四日です」 「杏達に伝えてくれ、お互いに頑張ろうって」 「はい。ただ…ことみちゃんを学校に戻してあげられるのは世界中で岡崎さんだけだと思います」 「…!?大袈裟だな」 「大袈裟ではないです」 夕方になっても庭掃除を続ける朋也は道具を揃えないといけないなと思い、続きは明日やることにする。 翌日も庭の掃除を続ける朋也は貯金を下ろして、庭の掃除の道具を揃える。 渚達はことみにプレゼントするため、譲ってもらったバイオリンを調整する為、楽器屋に向かう途中バイクと接触してバイオリンが壊れてしまったのだった。 楽器屋で修理してもらおうとするが、修理するより買った方が安いと言われるのだった。 他の楽器屋では何とか修理をしてもらえることになったが、土曜日までには無理らしく、半年くらいかかるかもしれないのだった。 直せたとしても同じ音が出るとは限らないと言われ、帰りのバスの中で杏は怒りを露わにしていた。 その足でことみの家にやって来た朋也、渚、杏、椋。 「ことみ、いるんでしょ!?出てきなさい、ことみ!!」 「お姉ちゃん、無理に呼びかけない方が…」 「そうだ、近所迷惑だしな」 渚達も庭掃除を手伝おうとするが、帰りが遅くなるといけないと朋也は言い、一人で庭掃除を続ける。 《埋まっているのはきっと、子どもの頃の俺自身の記憶だ。ことみは眠っているのだろうか、悪い夢は見ていないだろうか。もしかしたら、今やってることは全て無駄かもしれない。そうなった時、俺はどうすればいいのだろう?そうなった時、俺には耐えられるだろうか?》 そこに渚達も戻ってきて、四人で庭掃除を始める。 《そうだ、不安がることなんかない。俺は一人じゃないんだから》 次回、「Theory of Everything」 CLANNAD 3 初回限定版 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 11, 2008 11:48:35 AM
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