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カテゴリ:BLOOD-C
ハチミツとクローバーの第3話を見ました。
夏休みを利用して長野に帰省していたはぐみが東京に戻ってきた。 竹本は土産のそばを一緒に食べよう、とはぐみに電話で誘われ、大喜びで花本の研究室へと急いだ。 部屋を出る時、竹本はゴミ箱に捨てた花火大会のチラシを拾うとポケットに入れた。 ひと足先に浜田山美大に着いたはぐみは巨大な彫刻を製作中の森田を見かけ、目が合うと慌てて逃げようとして転んでしまうはぐみは皆と一緒に海に行った時、森田にいきなりキスされてしまい、姿を見ただけで動揺してしまっていた。 はぐみが商店街でもらってきた花火大会のチラシに気づいた森田は学内に花火がキレイに見える場所があるから来いよと誘われたはぐみは、どう返事をすればいいのか分からず、その場から走り去ってしまう。 竹本が研究室に着くと、はぐみだけでなく、あゆみの姿もあった。 はぐみがあゆみも誘っており、そこに、真山や森田までもが合流し、結局、皆でそばを食べることになってしまう。 その際、森田ははぐみがぼんやりしていることに気づき、またキスしちゃうぞ、などと言ってからかった。 事情を知らないあゆみと真山はその言葉に驚く。 竹本ははぐみを庇うために慌ててその場を取り繕おうとした。 その姿を見た森田は竹本がはぐみに恋していることを見抜く。 花火大会のチラシを眺めて部屋で寝そべっている竹本は土足でやって来た美和子に恋愛運アップの風水を教えてもらう。 部屋の外に竹本がはぐみに恋してるというポスターが貼られていた。 美和子は真山に用があるらしく、真山は自分の部屋はダメだからと竹本にお茶くみをさせるのだった。 美和子は就職が決まっていないなら藤原デザイン事務所に勤めないかと真山を誘いに来たようで、いつの間にか森田も会話に参加していた。 「あの、わざわざ来てもらって申し訳ないんですけど…」 「ホントにそれでいいの?」 「すいません」 「分かった。ダメならしょうがないわね。それじゃあ」 「真山さん、勿体無いですよ。ホントにいいんですか?藤原デザイン事務所から誘われるって凄いことですよ。――こんなチャンスなかなかないのに…」 「もういいだろ。こっちだって色々あるんだよ」 そこへ竹本にはぐみから電話があり、意を決して花火大会に誘うのだが、いつの間に相手が花本に代わっていた上、バイトを頼まれる竹本。 縁側で花を見ていたあゆみは父から折れた所からちぎるように言われる。 「まだ枯れてないのにそんなことしたら可哀想じゃん」 「バーカ。ダメんなったところから摘まねえとよぉ、新しいの生えてこねえんだよぉ」 あゆみは真山とのことを思い出し、まだ気になっているのにも関わらず、それを隠して大学で真山に会うと真山を励ます。 「スゲーよな。お前みたいにあっさり決めてえよ」 「……あたしね、ダメって分かってることは追いかけないことに決めたんだ」 「ん?」 「恋愛もさ、グズグズしてたら次のチャンス逃しちゃうでしょ。いつまでも真山のことばっか見てらんないからさ。真山も頑張ってね、じゃあね」 だが、去っていくあゆみは泣き顔になっていた…。 花本に頼まれたバイト中の竹本はライトバンの荷台からはぐみと手を繋いで歩く森田を発見する。 「ちょっと!!何してるんすか!?」 花本に止めてと叫ぶのが、叫びだけが空しく響き、止めてもらえないのだった。 森田と一緒に画材屋出かけたはぐみは緊張気味だった。 早く用事を済ませて帰りたい竹本だが、荷物の運び先は理花の家だった。 大急ぎで竹本は荷物を解き終わると、花本と理花の話が聞こえてくる。 「真山でもいた方がいいんじゃないのか?一人じゃ何かと大変だろ?真山、あいつぜんぜん就職する気ないぞ。見てるこっちがイライラするぐらい。多分、お前にいつ声をかけられてもここに戻ってこれるように待ってるんだよ。気に入ってたろ?仕事する分には頼りがいがあるって。もう少し真山に甘えてもいいんじゃないか?」 「そんな資格、ないから…。私には誰かに甘える資格なんてないら」 はぐみと森田はたこ焼きをたべていたが、途中で席を立って帰ってしまうはぐみはバットで素振りをしているああゆみを見つけ、二人で素振りするのだった。 真山にお金貸してと詰め寄る森田にはぐみに何も変なことしてないかと確認しに来る竹本。 「今日、理花さんって人に会いましたよ」 「お前、理花さんに会ったの!?どこで!?」 「バイトですよ。ホントにチューしたんですか!?」 「いいから1000円貸して!!」 「バイトって何だよ!?」 「チューしたんですか!?」 「チューってお前、まさか理花さんにチューしたのか!?」 「してないですよ、バイトで椅子運んだだけですよ」 ごちゃごちゃしてる所にローマイヤ先輩がスイカを持って現れる。 あゆみの家で食事するはぐみが森田の話をすると、それは恋だと言われ、考え込むはぐみ。 部屋をスイカまみれにされて怒る竹本にはぐみと一緒に花火を見たくないかと誘う森田。 翌日、心配していた天気も無事晴れる。 理花の用事を竹本に頼んだことに文句を言いに行く真山。 「真山は理花の傍にいればそれでいいと思ってんだろ?ずっと理花の傍にいることが支えることだと思ってるんだ。何で理花がお前を傍に置かないか分かるか?」 火傷をした理花に付き添って病院に行った原田は予定の便に乗れず、翌日乗った次の便の飛行機が事故に遭って死亡してしまい、原田が死んだのは自分のせいだと今でも責め続けている理花が必要としているのは傍でじっと立っている人ではないので、今の真山のままでは理花を支えるのは無理だと言う花本。 とぼとぼ歩く真山は原田デザイン事務所を見上げるも、花本の言葉を思いだすと引き返し、その足で藤原デザイン事務所へ向かい、働かせ欲しいと頼むのだった。 そして花火大会。 《小さい頃はどうして一瞬で消えてしまう花火のためにどうしてこんなにも大勢の人が集まるのか正直よく分からなかった。いつ見たのが綺麗だったとか、どの花火が凄かったとか、実はあんまり覚えていない。でも、花火の色や形は覚えていなくても花火の日に誰と過ごしたのかだけは今でもはっきりと覚えている。大切な人と共有する時間だからこそ花火の日の記憶はかけがえのない思い出に変わっていくんだ。僕には今年、一緒にに花火を見たい人がいる。この花火を、隣で見たい人がいる》 森田の言葉とあゆみの父の言葉を思いだし、森田に誘われていたことも思い出したはぐみはそのまま大学へ走り出す。 はぐみとはぐれたあゆみは真山に話しかけられる。 「お前さ、浴衣似合うんだな」 あゆみはその言葉で泣きそうな顔になってしまう。 はぐみは森田元へやって来る。 そこに呼ばれて現れた竹本を見たはぐみは持っていたたこ焼きを後ろに隠す。 竹本とはぐみを二人きりにさせて森田去っていってしまう。 《はぐちゃんが一緒に花火を見たかったのは僕ではなかった。――はぐちゃんにはこの花火の音も僕の声も届いてはいなかった。せめて、この花火がずっと続いてくれればいいのにと思った。この胸の痛みが消え、いつか笑って思い出せる日までこのまま夜空をずっと照らし続けてくれればいいのに》 キャンバス/平井堅 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 23, 2008 11:48:46 AM
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