仮面ライダーキバの第3話を見ました。
第3話 英雄・パーフェクトハンター
「あ~、気持ちよかった…。ん?んん?」
チャイムの鳴る音が聞こえ、
キバットは
渡に教える。
「オイ、渡、客だぞ。出なくていいのか?」
「いいんだよ、放っとけば」
しつこいチャイム攻撃に玄関に出た
渡は新聞勧誘に、契約しかけるのだが
静香が断るのだった。
「ダメじゃない、何度言ったら分かるの?大体新聞なんて五紙もとってるじゃない。ねぇ、渡、自分を変えたいんでしょ?本気でそう思ってる?じゃあ、行くわよ、テーブルのお礼」
渡はテーブルの天板をもらったお礼を手に
静香とともにカフェ・マル・ダムールを訪れる。
テーブルの板をもらったお礼に来たのだが、例によってしどろもどろになってしまう
渡。
すかさず
恵に突っ込まれるが、
渡はそんな
恵やマスターに向かって「心清く、誠実で真面目で曲がったことが大嫌いな純粋な人」という父のようになりたいと言う。
「ねぇ、お父さんの名前なんて言うの?」
「紅音也」
1986年、街では
渡の父・
音也がナンパの真っ最中だった。
次から次へと女性に声をかけるが、最後は突然現れた
ゆりの肩をがっちりと掴む。
「運命の女か。よしよし、さぁ行くぞ」
「どこに行くつもりだ?」
「しれたとこ、暗い所だ」
「あたしの武器を返せ。こないだ盗んだろ?」
「これのことか?」
だが、そこへファンガイアが突如姿を現し、
音也、続いて
ゆりが攻撃を仕掛けるが、逃げられてしまう。
22年前、相変わらず街でナンパしまくる
音也。
が、その
音也がファンガイアと戦う様子をこっそり見ていた嶋は
ゆりに、自分達ファンガイアハンターのメンバーに加えたいという。
嶋は
ゆりに
音也の身辺調査を依頼するが、
ゆりは私生活に問題があるからと反対するのだが、それでも嶋は少しは型破りな方が頼もしい、と前向きだった。
2008年、
渡のもとに綾という女性弁護士がやってきた。
大量のファイルを差し出し、22年前、
渡の父・
音也によって被害を受けた人々のリストだという。
「ちょっと待って下さい、何があったのか知りませんですけど22年前って時効じゃないですか?」
「えぇ、法律的にはそうです。でも、これは道義的な問題だと理解して下さい。もし、息子さんであるあなたが父親の罪を償いたいと思うならその気持ちに時効はありません」
誠実なはずの父が他人に迷惑をかけたとは思えない
渡は
静香とともに被害者を訪ね、
音也が他人を破滅へと追い込んできたのか、まざまざと思い知らされる。
すっかり落ち込んでしまう渡を励ます
静香だが、あまりにもショックは大きかった…。
そんな時、手配犯に捕まってしまう
静香をバウンティーハンターの
名護啓介が鮮やかな身のこなしで拘束するのだった。
警察に引き渡しながら、賞金は恵まれない子ども達に寄付して欲しい、と言う。
これが
渡が思い描いていた父の姿だった。
「父さん…」
「は!?何を言っているんです?」
「すみません、この人今、ちょっと混乱してて…」
思わず声をかける
渡だが、
名護は相談があればカフェ・マル・ダムールへ、と言い残して去っていく。
22年前に
音也と
ゆりを襲ったモスファンガイアが現代にも出現した。
恵が戦いを挑むが、ファンガイアのパワーにたちまち追い込まれてしまう。
ファンガイアの出現を感じた
渡も現場へ急行し、
キバットを手にキバに変身する。
モスファンガイアを圧倒的な強さで追い詰めていく
渡だが、ファンガイアが発した「音也」という言葉に、父のお陰で破滅した人々の声が蘇ってきた。
動きが止まったキバにモスファンガイアは反撃、隙を突いて逃走してしまう。
「大丈夫か?」
「名護か」
「立ちなさい、戦士は倒れちゃいけない」
現れた
名護はダメージが消えない
恵の様子から、キバが現れたことを察知する。
「キバ…お前のボタンはいらない……命をもらう」
名護は不敵な笑みを浮かべる。
次回、「夢想・ワイルドブルー」
Break the Chain/Tourbillon