銀魂の第96話を見ました。
第96話 男なら諦めるな
謎の黒い球体に襲われ壊滅状態となったとある惑星。
この星のリーダー・
カイの要請を受けた
星海坊主は生き残った人間を救うためにその星に降り立った。
「待たせて悪かったな。俺を呼んだ救世軍ってのはあんたらかい?紹介遅れてすまん、俺の名は星海坊主」
カイ隊長も
イワノフさんも、分かりやすいヅラに物凄く気を使っていた。
ハゲ物取扱い注意になるほど、ガラス細工な心になっていた
星海坊主。
車に乗り込む時にうっかり、ヅラを落としちゃった時も
カイと
イワノフは滅茶苦茶気を遣い、セットの時間長いこと待っっていたのだがセットが不自然な
星海坊主。
3年前、地中に現れた巨大な球体。
その球体は次々に無数の球体を出し、地上を占拠してしまったために、人々は地下で暮らしており、そんな人々に
星海坊主の力を借りて、一緒に立ち上がろうと言う
カイだったのだが、英雄がヅラなはずがないと、ヅラな事があっさりバレて、皆は話を聞いてくれなかった。
星海坊主に恥をかかしたことを
イワノフは謝る。
実は
星海坊主のヅラをわざと落としたイワノフさんは隊長を大人しくさせるためだった。
地上にあるどでかい球体を壊すと、この星は終わると言う
イワノフはあれがこの星そのものだと話す。
イワノフから、この星の真実を聞く
星海坊主。
制御システムのアトラスは星の均衡を保つ浄化システムで、星に繁栄をもたらすものを育み、星に害をなすものを排除するものだった。
アトラスは人間を星に害をなす脅威とみなしてしまった。
「黙っていても、俺達は滅ぶ…だが戦ってアトラスを破壊したとしても、この星は滅ぶ。俺達に残された道は滅亡の道だけだと。そりゃ誰も戦おうなんざ思わねえはずだ。戦ったところで何も変わりはしねえ。いや、元々アトラスに歯向かったところでアレを人の手で破壊することは不可能だろうしな」
「戦って滅ぶより、ココでゆっくり腐っていくことを選んでってのか。あの娘っ子以外は」
シェルターが敵襲に遭い、一人で戦う
カイだが、敵の攻撃を受けて倒れてしまう。
「苗…苗は、無事か?」
乾いた大地に植えていた苗を心配する
カイ。
そんな中、救護船団がやって来てくれるのだが、
カイは一人残って戦い、この星を護り続けることを決めた。
「あんたはどこで戦ってるんだ?倒せば星が滅ぶ敵と戦い続け、挙句星から人間がいなくなっても戦いを止めようとしない。あんたは何のために戦ってる?」
「…滅ばない、私達がアトラスの代わりにこの星を支えれば、この乾いた大地にもきっと苗が育つ。戦いから逃げたくない、生きることは戦うことだと思っている。自分の定めた戦い殻背を向ければ思下も同然。最期まで人でありたいんだ。例え、明日星が滅ぶとしても品性は売りたくない。最期まで高潔で美しくありたい。自分の正しいと思うことをしたい。最後まで自分に負けたくない」
そんな
カイを気絶させた
星海坊主。
「心配いらねェ。アンタはもう充分に美しい人だよ」
一人残った
星海坊主はアトラスへ向かって行く。
「神楽ちゃん、お父さんどうにもおかしくなっちゃった。昔の俺じゃ考えられねえ変な扉開いちゃったな。地球に行ってからおかしくなっちゃったよ。お父さんな…お父さん…女のために星一個潰すぞォォ!!今、流行のチョイ悪親父だァァ!!お母さんには内緒だぞォォ!!」
三ヵ月後、星に降り立った
カイと
イワノフ。
「あの人にはあの人の戦いがあったんだろう。滅んでなど、いない。ちゃんと生きているぞ」
カイが植えた一本の苗から伸びたのは芽ではなく、髪の毛だった。
『絶望に打ちひしがれることがあっても忘れてはいけない。日ある所に影があるように、影ある所には日があることを。絶望の色が濃ければ濃い程、そこには強く輝く光があることを。諦めるな、男達よ!!どんな荒れ地にも必ず毛は生える。諦めない戦う男を応援する育毛剤、アトラスNEO!!毛根の栄養を育み、余分な脂を排除する浄化育毛剤アトラスNEO!!もう鬘とはおさらばだ!!』
「どんだけ長いCMだァァァァァァァァ!!」
次回、「昔の武勇伝は三割増で話せ 盛り上がればいいんだよ盛り上がれば」