みなみけ~おかわり~の最終話を見ました。
13杯目 みんな揃って、ごちそうさま
「春香姉さまが留学?そんなことあるわけがねえだろ」
「私だって信じたくはない。しかし、これは本当のことなんだ」
「春香姉さまに確かめてくる。」
「待て、止めろ」
「何でだよ?離せ」
「あのな、お前なんかが尋ねてみろ。あの春香のことだ、私達のために留学しないと言い出すだろうが」
「それなら尚、結構じゃないか」
「お前な、もうちょっと考えて物を言え。これは春香の進路なんだぞ?こんなチャンスを私ら妹のせいで不意にしていいのか?だからさ、ここは春香の妹としてめでたい門出を祝ってやろうじゃないか。な?笑って送り出してやろう」
春香がニュースを見て、アフリカのボボンバ王国に行きたいなと呟き、ちょっと元気のない
千秋。
夏奈はいつも通りに沢山ご飯を食べ、
春香の料理の腕を世界一と褒めていた。
吉野や内田も
夏奈からの連絡で
春香の留学のことを知っていた。
吉野はパリ、ロンドン、ニューヨークに行きたいらしいが、内田はペンギン、パンダ、アナコンダ目当てで南極、四川省、アマゾンに行きたいらしい。
「何で春香さん、俺を置いて行くんだよ…ぅ…」
「連れて行く理由がないからでしょ?」
速水やマキ、アツコの会話から
春香の留学を知った
保坂。
「まずはパスポートというわけだな。やれやれ、色々と準備が必要だな」
ケイコは留学するのが
夏奈じゃなくて
春香だったことにがっかりしていた。
「安心して春香を送り出してやりたい。どうすればいい?」
「えっと…だったら…」
家事の一切を
春香に任せていたので、自分達だけでも家事がこなせる所を見せようと
夏奈が提案する。
ケイコに家事の基本はさしすせそだと聞いた
夏奈だったが、何のことだか覚えていなかった。
「おそらく家事の何たるかを示した言葉だと思うが…『さ』颯爽と」
「『し』しっかり…?」
「リンゴ」
「ゴリラ」
いつの間にかしりとりが始まってしまうが、『だ』が回ってきたところで黙れと
千秋が言う。
「おーい!!夏奈。急用って?」
冬馬と
マコトもやって来たので、早速
夏奈は家事の『さしすせそ』を聞く。
「あぁ、聞いたことあるな。『そ』は掃除だっけ?」
「そういうことか。『そ』が掃除なら…」
「『せ』は洗濯だね。『す』は…」
「水洗トイレじゃないかな?」
「炊事だな」
「『さ』は…お裁縫のことじゃないかな?」
「残っているのは…『し』か」
「はいはい!!しつけ」
「お座り!!」
自分達で家事が出来ることを証明するため、料理の秘密特訓をする。
内田や吉野にも手伝ってもらい、
夏奈と
千秋はハンバーグを作る。
試食係は
冬馬と
マコトで、マキに
春香をバレーの試合に借り出してもらっているのでその間に何とか作ろうとする。
ハンバーグに何でも入れたがる内田は、試食係の
冬馬と
マコトが犠牲になる。
炊事だけでなく、
春香がいなくても二人で家事は出来るということを証明するため、全てを二人だけでやることにする。
前日に多大な犠牲を出したハンバーグも成功し、美味しくできた。
「春香姉さま、留学なんかしちゃ嫌だ!!外国なんか行っちゃ嫌だよ…行かないで、春香姉さま…ぅ…」
「しないわよ、留学。あなた達を放ったらかして行くわけないでしょ」
フユキから手紙が届き、少し嬉しそうな
千秋。
保坂は飛行機に乗って、外国に向かっていた。
「待っていろ、南春香。フハハハハハ」
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