獣神演武の最終話を見ました。
終幕 演武の果て
将鶴の命を賭した行動により、
史明の呪縛を破った
劉煌、
麟盟、
虎楊は城内の敵を喰い止め、
岱燈達に先を急がせる。
謁見の間にたどり着いた
岱燈、
鳳星、
頼羅は、ついに
慶狼と対峙する。
「慶狼、テメー人間を辞めちまったっていうのか!?」
「我が望みの前では些細なことだ」
「ふざけんじゃねえ!!テメーのその勝手な望みで、どんだけの人が泣いてきたと思ってる!?」
岱燈は渾身の操気法、内伝の一撃を
慶狼に放つのだが、魔剣・萬祥史明をもその身体に取り込み人間を超越した
慶狼の力は、余りにも強大であったため、
岱燈の渾身の一撃を受けても
慶狼は全く意に介してさえいない。
「やはり神となった身体は違う。貴様の渾身の拳も春風が吹いたようにしか感じぬわ」
史明が
慶狼の体の中から現れ、驚く
頼羅と
鳳星。
「史明を飲み込んだ!?」
倒されても何度でも立ち上がって行く
岱燈は
鳳星からアドバイスをもらい、
史明を狙うのだが弱点でも何でもなく、
鳳星が賢嘉爛舞によって貫かれてしまう。
「鳳星くん!?」
「鳳星…鳳星!!」
その頃、
汰臥帝は洛昌に船を戻して欲しいと頼み込んでいた。
「戻るわけには参りません。我々は陛下を安全な所にお連れしろと命令されています。例え陛下のお言葉といえどもそれには背けません」
「私はこれまで飾り物の皇帝として生きてきた。今また皆の言う通りに逃げれば私は何も変われぬ。ならば、いずれこの国は再び誰かも意のままになる」
汰臥帝と
岱燈の顔を重ね合わせた燕妃は船を戻すことに決める。
虎楊は残り一体にまでしていたが、その最後の一体に手間取っていた。
「哀れな奴だぜ。慶狼や趙香の手先になったばっかりにそんな姿にされてよ。来な、楽にしてやる」
最後の一体も額に攻撃して倒すことに成功し、人の姿に戻った彼女に血で口紅を塗ってあげるのだった。
劉煌と
麟盟は趙香と戦っていた。
一生を
慶狼に捧げた趙香の想いが皿に肉体をパワーアップさせていく。
「麟盟、私は彼女を救ってやりたい。手を貸してくれるか?」
「馬鹿ね、当たり前でしょ」
劉煌と
麟盟が力を合わせて、趙香を倒すのだった。
そして、人の姿に戻った趙香に
麟盟が顔に布をかけてあげるのだった。
「宿業の歯車が少しでも違っていたら、きっと彼女とも…」
「行こう、岱燈が待っている」
岱燈はついに圧倒的な力の差にその心さえも折れかかってしまい、もう
慶狼を止める術は無いのだろうかと絶望と敗北を味わっていた。
慶狼にトドメを刺されそうになった
岱燈を助けに
劉煌、
虎楊、
麟盟が助けに現れる。
まだ戦える
麟盟が
慶狼に勝てないのを分かっていても戦おうとする。
一時でも自分達の希望である
岱燈を休ませようとするために。
その
麟盟の言葉と姿に
岱燈は復活する。
「頼羅、アレ一発頼むぜ」
「…うん。しっかりしろ、この馬鹿兄貴!!」
岱燈は
頼羅の頭突きを受け、完全に復活する。
「何故だ!?何故、天は破軍にのみ力を与える!?」
「だから、破軍とか関係ねえんだよ。仲間が俺を信じて命を張ってくれた。それだけで十分だ!!」
岱燈は今まで出会った人々、皆の想いを受け継ぎいで
慶狼に激突する。
そして、賢嘉爛舞が
汰臥帝のもとに飛んできて、その剣を抜くが出来た
汰臥帝。
「御頭、あの時言いかけたこと、今日こそ聞かせてくれますよね?私の兄の仇を討ったら…何ですか?」
「え、それはだな…」
汰臥帝はしっかり者になり、皆と一緒に賢帝国の再建を行っていた。
劉煌は坊主頭になっていた。
「都も大分立派になってきたって」
「そっか、汰臥帝もきっと頑張ってるんだろうな」
鳳星は
頼羅とともに、夜空に輝く星一つ一つが皆の星だと話をしている最中に
岱燈が現れる。
獣神演武DVDvol.3
獣神演武DVDvol.4
獣神演武DVDvol.5