我が家のお稲荷さま。の第5話を見ました。
第5話 お稲荷さま。禁忌を侵す
「なぁ、透。天下が欲しくはないか?」
「…天下?」
「俺の力を見たろ。俺を使えば手に入らない物はない。お前が望めば世界でも何でもくれてやる」
「う~ん…別にいいや」
「そう言うと思っていた。お前と同じことを言った人間をもう一人知ってるぞ」
「誰?」
「美夜子だ」
美夜子の記憶がほとんどないことをコンプレックスに感じていた
透は
空幻に母に会いたくないかと尋ねられるが、わざと話題をそらしてしまう。
冷蔵庫の中を見た
昇は残り物でチャーハンを作ろうとするが、
空幻が稲荷寿司が食べたくなったということで
コウが買い物に行くことになる。
そこに
空幻が現れ、日本酒が欲しいと頼み込むのだった。
『滅多に頭を下げない天狐様が私に頭を下げるなんて…』
透は
恵比寿に会い、
空幻へ満月だから、妙な気を起こさないようにという内容の伝言を頼まれる。
空幻は
コウに買ってもらった酒を川に流し、橋姫に会う。
「此処がこの土地の境界か」
「そうなりますね」
「女の魂が寄ってくることはないか?人間の」
「さぁ」
「お前は御霊送りを見たことがあるか?」
「いいえ。長年生きておりますけれど、御霊送りだけは見たことがありません。境界に関する禁忌の術ですから仕方ありません」
「見せてやろうか?」
「昔、この土地で御霊送りをした人間は禁忌を犯した罰としてお社様・恵比寿様に左腕をとられたそうです。あなたも体の一部をとられたくなければ…」
「知ったことか」
「本気でおやりになるつもりですか?」
「本気でおやりになる」
空幻は天狐様以外の名前・クーちゃんと呼ばれたのは初めてで、人間と対等に付き合ったのも初めてだったと美夜子との出会いを思い出していた。
夕食に稲荷寿司を食べるのだが、
コウのせいで大きさが違っていた…。
空幻がたまには外で食べようと言い出し、河原へ。
空幻が踊り出すと、空気が浄化されていく。
昇達は結界が張ってあるゴザから出られない。
そこに
恵比寿がやって来て、
空幻にペナルティを与えようとする。
御霊送りの最中の
空幻の邪魔はさせないと
コウは
恵比寿に立ち向かうが、1分間縛られてしまう。
踊りが終わり、霊力を使い果たした
空幻だったが、無事に境界の鍵は開いた。
だが、
恵比寿は境界の扉を開かせず、言霊で
空幻を操る。
恵比寿は
空幻の髪の毛を欲しがるが、
空幻は拒否するので、
恵比寿は狛犬を出して、
昇達を襲わせようとするが、稲荷寿司で手懐けられてしまう。
だが、
恵比寿の言葉で再び攻撃を始めようとするので、
空幻は仕方なく髪をあげるのだった。
そして境界が開かれ、美夜子が現れる。
昇には見えないが、
透にはその姿は見えるのだった。
美夜子は成仏し、一言しか話せなかった
透は悔やんでいた。
踊り疲れて腹が減った
空幻は稲荷寿司を
透から貰って食べるのだった。
恵比寿は
空幻の髪でミサンガを作って売りたかったらしく、そのために
空幻に御霊送りをさせるように仕向けていたのだった。
次回、「お稲荷さま。食い倒れる」
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