銀魂の第105話を見ました。
第105話 何事もノリとタイミング
真選組の乗っ取りを画策した
伊東、それによって大きく揺らぐ真選組。
そして、今回の騒動をすべて裏から糸を引いていた人物が明らかになった。
自分は踊らされていただけという真実、そして
土方や
近藤の思いを知って、瀕死の重傷を負いながらもようやく自分を見つめ直す
伊東。
なおも襲い掛かる浪士達と真選組隊士の激しい戦いが続く中、
銀時と河上万斉の死闘も決着を迎えようとしていた。
「白夜叉ァァ、貴様は何がために戦う!?何がために命をかける!?」
侍の世界の崩壊が免れない、天人によって、醜く腐る国に引導を渡してやるのが、侍の役目だと言う万斉。
「かつて侍の国を護ろうと、晋助らと共に戦った思い…それを捨てられず、妄執し、とらわれる。生きた亡霊だ。武士の護るべきものなど、もうありはしない。亡霊は帰るべき所へ帰れェェ!!」
肩を斬られ、ヘリコプターから落ちる
銀時。
「鎮魂魂歌をくれてやるでござる」
だが、
銀時はいつの間にか、万斉の弦を刀に巻きつけていた。
「オイ…兄ちゃん。ヘッドホンをとれ、コノヤロー!!…俺は安い国なんぞのために戦ったことは一度たりともねえ。国が滅ぼうが、侍が滅ぼうが、どうでもいいんだよ、俺ァ、昔っから!!今も昔も俺の護るもんは何一つ変わっちゃいねェェ!!」
銀時の物凄い力で、ヘリコプターは墜落していくのだった。
真選組は大将を失った万斉の兵達を叩き斬る中、
新八は動けない
伊東にどうして庇ったのか尋ねる。
「本当に欲しかった物さえ見失ってしまうとは…ようやく見つけた大切な絆さえ自ら壊してしまうとは…。何故…何故…いつだって気づいた時には遅いんだ…。何故、共に戦いたいのに立ち上がれない…!?何故、剣を振るいたいのに腕がない!?何故、ようやく気づいたのに、僕は死んでいく…死にたくない…死ねば一人だ」
欲しいものを既に手に入れていたのに、最期の最期で気づいて、さよならすることになった
伊東は真選組の隊士達に連れて行かれてしまう。
必死で説得しようとする
新八の肩を掴む
近藤の目から涙が流れていた。
「立て、伊東。決着、つけようじゃねーか」
刀を置かれた
伊東の前に立った
土方は裏切り者ではなく、仲間として死なせるために斬るのだった。
そして、最期に皆の絆を感じ、亡くなった
伊東。
屋形船で
伊東が死んで、真選組が生き残ったことを万斉から報告を受けた
高杉。
「元々、今回の仕事は真選組の目を幕府中央から引き離すのが目的。『春雨』が無事に密航し、中央との密約が成ったのであれば、戦闘の必要もなし。牽制の意は果たしたでござる」
「俺ァ、真選組を潰すつもりで行けと言ったはずだ」
「何事にも重要なのはノリとリズムでござる。これを欠けば何事もうまくいかぬ。ノれぬとあらば即座に引くが拙者のやり方」
「万斉、俺の歌にはノれねーか?」
「…白夜叉が俺の護るものは今も昔も何一つ変わらん…と。晋助…何か分かるか?最後まで聞きたくなってしまったでござるよ。奴らの歌に聞きほれた拙者の負けでござる。奴らの歌に聞き惚れた。拙者の負けでござる」
山崎の葬儀が行われていたが、山崎は生きていた。
しかし、死んだことになっているために出るタイミングを逸してしまった山崎。
そんな中、本当の息子のように思っていたと号泣する松平。
しかし、それは松平には「プー助」という名の飼い犬がいたが、真選組動乱事件の前後あたりに死んでおり、余程可愛がっていたのか大きな遺影を用意し、人間と同じような葬式を挙げてまで弔っていただけだった。
そこには自分から謹慎処分の延期を申し出たらしい
土方の姿がなかった。
土方は神社仏閣を訪ねたが、妖刀を手放すことが結局できなかったことを
銀時達に報告していた。
「身体から離れねェ、妖刀。まさしく剣身一体ってわけだ。テメーにお誂えの剣じゃねーか」
「軽く言ってくれるぜ。…今更呪いの一つや二つ増えたところで何も変わらねえ。…全部、背負って、前へ進むだけだ。地獄で奴等に笑われねェようにな」
ギャラを貰うのを忘れた
銀時。
「いいんだよ。一気にもらうより、一生チビチビたかった方が得だろ」
山崎はミントンを持って、皆を恐怖のどん底へ突き落とそうとした途端、背後から爆発するのだった。
「てめーら全員、士道不覚悟で切腹だァァ!!」
そこにはバズーカを構えた
土方がいたが、いきなりプリキュアの着メロが鳴り響くのだった。
「はい、もしもし、土方でござる」
次回、「恋愛ってたいていサドンデス方式」
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