BLASSREITER ―ブラスレイター―の第7話を見ました。
第7話 憎悪の果てに
ゲルトの体の一部を貴重なサンプルだという研究員に怒る
ヘルマン。
「サンプルって何だ!?ゲルトは人間なんだぞ!!」
「よぉ、へルマン。隊長からありがたいお呼び出しだぜ」
「勝手なことばっかりやってると、そのうち軍法会議だぞ」
「分かってるよ」
「ならいいが。そろそろ隊長も庇いきれなくなるからな」
勝手な行動しすぎた
ヘルマンはまた謹慎処分となってしまう。
「ゲルトは自分から負けたんだ。どうして?化け物扱いした奴らなんか、皆やっつけちゃえばよかったのに」
マレクは
ジョセフの『傷つけられる苦しみよりも、傷つける苦しみの方が大きいことがある』という言葉を思い出すも、そんなわけないと思うのだった。
ヨハンは自分の部屋でロープを手にベッドに腰掛けていた。
「…ごめんなさい、母さん。ごめんなさい、マレク。ごめんなさい、神様…」
体調を崩したXATの隊長が医療センターから風邪薬を貰ってきた。
帰宅した
アマンダは
マレクが家に帰ってきてないことに落胆しつつ、ヨハンから預かった物を思い出し、封を開けると中には手紙が入っていた。
『マレク…本当にごめん。謝っても許してもらえないと思うけど、僕は君を殴ってしまった。本当に最低だって分かっていたけど、それであいつらに殴られなくなるならマシだと思ったんだ。でもそれは違ってた。自分が殴られるより、ずっと痛みが残るんだ。すごく苦しく、息が出来なくて、君を殴る夢を見るから眠るのも怖い。それでも僕は、あいつらに言われたら…また君を殴ってしまうだろう。きっと何度でも…僕はそんな自分が嫌だ、どうしようもなく嫌だ…。だから、僕は…逃げることにした…』
手紙を読んだ
アマンダは急いでヨハンの家に向かうと、首吊りをしていたヨハンがいた。
子どもが自殺したと街で聞いた
マレクは教会へと走る。
教会で
アマンダから渡されたヨハンの手紙を読んだ
マレク。
「ヨハンはいつもここで祈ってた。いじめられなくなるように、お母さんにちゃんとした仕事が見つかりますように、弟達が仲間はずれにならないようにって。でも、神様は聞いてくれなかったんだ。どうして?貧乏だとだめなの?この国の人間じゃないと神様もいじめるの!?どうして神様はヨハンを助けてくれなかったの!?」
「それは…」
「同じ神様を信じてるのに何でヨハンをいじめた奴に罰が当たらないの!?あんなに祈ってたのにヨハンは殴られて…ヨハンのお母さんはバスに乗せてもらえないこともあったんだ、みすぼらしいからって。…っ…一体どうしてだよ!?」
「――マレク、神様はちゃんと見ていてくださってるわ。でも、まず自分達で何とかすることを期待されているのよ。同じ人間なんだもの、頑張ればきっと分かり合えるわ」
「何を頑張るの?」
「…話し合うのよ。お互い一生懸命話し合えば…」
「分かるわけない!!僕は同じ言葉を話してるのに、アイツらには聞こえないんだ。同じ神様を信じてるのにアイツらは悪魔だって言うんだ。それでどうやれば話し合えるの!?アマンダは道を歩いてて石を投げられたことある?ないでしょ!?そういう人間には絶対分からないんだ!!」
ヨハンの家を訪れる
アマンダと
マレクは、家の前で学園の校長の姿を見かける。
ヨハンが自殺した原因はいじめだと公表しない代わりにお金を持ってきたのだ。
「残された子供達が少しでも楽になるなら…私は…ぅ…」
「そうですか…」
お金を受け取ったことに幻滅する
アマンダと
マレク。
ブルーの正体が分かったことに関して、
アマンダにも連絡が入る。
「最悪だ…何もかも…みんな…」
「だったら、あなたが変えればいいわ」
薬を持ってきた
ベアトレスから、薬を受け取る
マレク。
「全ては導くままに…」
次回、「僕はもう弱者じゃない」
ブラスレイター DVDvol.1