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テーマ:アニメあれこれ(26112)
カテゴリ:世界一初恋 ・BL
純情ロマンチカの第11話を見ました。
第11話 好きこそものの上手なれ 「運命なんだ。責任を取ってほしい。あんたは俺を好きになれると思う」 ――この際、熱意は認めてやろう。熱意だけは 宮城が帰宅すると、元嫁がおり、置いていった旅行バッグを取りにきたらしい。 「びっくりした、私が出て行く前と何も変わってないんだ。庸、今更だけど私、あんたのこと好きだったのよ」 「男作って勝手に出ていったのはどいつだ」 「賢い先生は言われなくても分かってるとは思うけど、私は嫌いだって言われる方がマシだった。一番辛かったのはね、嫌いって関心すら持たれなかったこと」 引き出しの中にあった本に挟んであった写真を見て過去を思い出す宮城。 宮城が他人を心の中に踏み込ませようとしないし、自分からも踏み込まないのは、かつて愛した“先生”が亡くなってしまうという経験があったからだった。 ――関心がないのではない、関心を持とうとしないのだ。だって永遠に続く愛だの恋だのあるわけがない、いずれ別れがやって来る。失った時に似たようなのを探して蓋をして、それで立ち直れるほど俺は前向きにできていない。かといって過去のみに囚われているのは自分自身が許さない。だから俺は最初から何も考えない 忍は、向き合おうとしない宮城に「抱いてみろ」と強硬手段に出る。 「一度でいいから、最後にするから!!諦めてやるから!!」 「だったらお前から誘ってみろ。経験済みなら慣れてんだろ?」 「あ、当たり前じゃん…これくらいいつもやってるし…」 手を震わせながら自分から服を脱ぐ忍。 ――何が経験済みだ。手震えてるじゃねえか 「何でそこまでする?」 「好きだから―」 ――口だけは一人前のくせして現実には何もできやしない。人の気持ちなどお構いなしにズカズカと無断で入り込んでくる。まるで昔の自分を見ているようでイライラする。俺自身も満たされる。だからこいつに近付いちゃいけない。分かっている、なのに 忍をベッドに連れて行き、押し倒しキスする宮城。 「なっ何…ちょっちょっと待て。まっ…はっ、はぅっ…みっ宮城…はっ、くっ…うっ…うっ…」 「だから無理だって言ってんだ。何が経験済みだ」 「うるせー」 「もういい、悪ふざけはもう終わりだ」 恥かかせんなと強がる忍だったが、何をしようとしてるか考えろという宮城の言葉にごめんなさいと部屋から出ていくのだった。 ――忍ちんが姿を見せなくなりました 何故か忍の事で頭がいっぱいな宮城は気持ちが整理できず、弘樹に喩え話に見せかけて相談する。 「その、例えばの話なんだが、お前ならどう思うか聞いてみたいんだが…いいか?」 「いいですよ。何ですか?」 「あぁ、ええと分かるかな…。あ、いや、あくまでも喩えの話ということを忘れてくれるな」 「はいはい、何でしょう?」 「こう訳も分からず好きだ好きだと追いかけられて来る奴がいるんだ。しかも随分と年が離れていて、あぁそいつ年下なんだが…」 「年下ですか?」 「そう。自分自身は特に興味がなくて、いや、そもそも興味を持つ対象外なんだが、それでもそいつはこっちの気もお構いなしにs浮きだの惚れただの喚き散らしては…そういうことを言われたらそん時の気持ちはどんなかなと…」 「い、いいんじゃないですか…本人が良ければそれで。それにそういうことでグルグルしてる段階で実はもう好きになってるんすよ。アハハハ、あくまでも例えばの話ですけどね」 「でもさ、その相手が男だったりしたら…?」 「何なんですか、さっきから!!俺に文句があるならストレートに言ったらどうなんですか!!」 姿を見せなくなっていた忍だったが、ノートを取りに宮城の家へ来ていたために、ばったり会い、忍と話をしようと一生懸命な宮城。 「あんた、よく中央図書館に来てただろ?」 「あぁ、よく知ってるな」 「俺のこと覚えてない?」 忍が宮城を運命の人だと思った理由は不良に絡まれたところを助けられる以前に、図書館で本に埋もれてやたら幸せそうにしてる宮城を見て好きになっていた。 そんな折に、助けられてこれは運命なんだと感じたらしい忍だったが、宮城は結婚式のキャンドルサービスで睨んでくる忍のことしか覚えていなかった。 「俺はついこの間まで嫌われてるとばかり…」 「それは、だってそういう人がまさか自分の姉の旦那になるなんて思わねえだろ。だから自分の運命は呪われてると思って…。折角、諦めようとしてたら今度は離婚したっていうから、だから…」 出て行こうとする忍を思わず引き止める宮城だったが、何も言えないのであった。 ――忘れられば俺は幸せな人生を歩めるのだろうか…。時間が経てばこの押し潰されそうな想いは消えるのですか…?己の幸せに繋がることですか?こんなに好きになって、相手も好きになってくれて…。なのにあなたはいなくなって…忘れようというのはあなたを裏切ることになりませんか―― 翌日、学部長から忍がオーストラリアに帰るという話を聞いてしまい、空港に向かう。 「おいコラ、クソガキ。好きかどうかは分からない、運命かどうかも分からない。ただお前を好きになってみたいと思った」 宮城の言葉に忍は涙を流し、オーストラリア行きを止めるのだった。 ――一体こいつは、何を考えているのか?告白でもなんでもない、ただのまやかしの言葉かもしれないのに、たったこれだけの言葉でこいつはこんな顔見せて、俺の迷いなどふっとばすのだ。そうだ、こいつは…『テロリスト』。こんな奴を好きになってみようと思った俺を先生は許してくれるのだろうか?いや、許すのは俺自身なのかもしれない── 次回、「袖すり合うも他生の縁」 次回で最終回のようですが、2期はあるんですかね…? DVDの売れ行き次第とかですかね…? 純情ロマンチカ 限定版DVDvol.2 http://blog.livedoor.jp/pu4riena/archives/51366442.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 23, 2008 11:34:09 AM
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