夏目友人帳の第3話を見ました。
第3話 八ツ原の怪人
「夏目ってこのクラスか?」
「うん、そうだけど」
「どれ?」
「いるかな…あいつ影薄いから。あ、いた。ほら、窓際の。おーい、夏目夏目。起きろよ」
「何…?」
「お客さんだ!!」
夏目のことを聞きにきた黒髪の青年がいたのだが、すぐにいなくなっていた。
――祖母の友人帳を譲り受けて以来、名前の返還を求める妖怪達が訪ねてくるようになった。祖母に代わって、彼らの命ともいえる名前の返還に応じる日々なのだが…挫けそうだ
「ただぁいま!!ただ、いまぁ」
お酒を飲んで酔っ払った
ニャンコ先生が部屋に戻ってくる。
妖への名前の返還に応じる日々を送る
夏目の元に、八ツ原に住む妖怪が、退治してほしい人間がいるとやって来る。
その人間は害を与えず暮らしている妖達を退治するのだという。
「知らないだろうが人が人を退治すると、色々問題があってな、無理だ。悪いな」
「何故やらん?面白そうではないか。私は人間を懲らしめるのは得意分野だぞ」
「ややこしくなるから先生は黙っててくれ」
――妖怪退治をする人か…。その人ってそう言うの信じてるってことだよな…。ひょっとして見えるのかな…?俺と同じで
高校の送り迎えをしたり、授業中に応援したりと、人間退治をしてほしい妖怪に、
夏目は少し迷惑していたので話だけは聞くことにする。
しかし、人間が来たと小物の妖怪におそわれてしまう
夏目。
「ニャンコ先生!!」
「小物ばかりだ、そろそろ自分で祓えるようになれ。それぐらいなら吹き飛ばせる。早くしないと鼻の穴や耳から脳を吸われるぞ、Oh,No」
そんな時、高い霊力の霊波が妖怪達に向かって襲って来て、
夏目は
斑に助けられる。
「一体何が!?」
「高い霊力を持つ者は清めの一波を放つことができるという。どこから原っぱに向けて霊波を放たれたのだ」
「清めの一波…」
田沼という同級生は、八ツ原に最近越して来たらしく、自分と同じように妖を見ることができる人がいるかもしれない、自分の見える世界を分かってくれる初めての仲間かもしれない、と
夏目の心は逸る。
夏目は住んでいる場所を友人から聞き、
田沼に会いに向かう。
その途中、人間退治を頼みに来ていた2匹の妖怪が攻撃を受けてしまっていた。
「行くぞ、先生」
「やれやれ…。ん?何か来るぞ」
そこにデカイ妖怪・三篠が現れ、酔ってニャンコ先生が捕まえてきた蛙を逃がしてあげた夏目だったが、その蛙が三篠の家来だったらしく、お礼に人間退治を手伝うと言ってくる。
だが、強力な妖怪に襲われたら退治人が危険だと、
夏目は何とか自分が三篠より早く見つけようとする。
「止まれ、三篠!!」
夏目が人間を捕まえてみると、
田沼ではなく、お坊さんだった。
しかも、妖怪達は見えず、霊力でも妖力でもなく、法力で息子のために気休めでお清めをしようと妖怪退治をしていたのだった。
その息子が
田沼だった。
「やれやれ、妖贔屓だな、お前は」
「別に贔屓したってわけじゃない。多分、言葉を交わして知り合いになったからさ。小さい頃、人に化けてまで声をかけてくれた妖怪がいたんだ。あの時はガキで、その行為でひどく傷ついた気がしてたけど今思うと…それでも会えて良かったと思うんだ」
「見えるのか?裏庭に変なものでも見えるのか?」
学校で
田沼に話しかける
夏目。
「いや…でも一瞬、何か変なものの影が2つ、見えたような気がしたんだ。たぶん、いつもの気のせいなんだ。影を見たり、気配を感じたり…変なこと話して悪い。夏目って奴も時々何か見てるみたいだって噂で聞いて話をしてみたかった。でも多分、気のせいなんだ」
「俺には見える、すごく変なもの」
「え!?」
「でも内緒な。やっぱり俺達2人が変なのかもしれないし」
「そうか、そうだな…」
――上手く言えないけど、最近分かってきたんだ。人だろうと、妖だろうと、触れ合わすのが心であるなら同じだと。一人でいるのが寂しくなるのも、最初の一歩が怖いのも
そして、夜になり、三篠が名前を返して欲しいとやって来るが、眠たいからまた今度と言うのだった。
――相変わらず煩わしいことの多い日々。妖怪はやはり苦手だが、たまには相談に乗ってやってもいいかもしれないな
次回、「時雨と少女」
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