我が家のお稲荷さま。の第18話を見ました。
第18話 お稲荷さま。思い出をもらう
透と
シロちゃんは、
槐が率いる式神・泥目に追い詰められる。
シロちゃんは
透を守るために泥目と激しく戦うが、
槐の部下
トミネに
透が捕らえられてしまう。
「お頭様、殺るなら白鬼もいない今がチャンスです」
「え?」
「白鬼に選ばれた親だけが鬼の王となるのです。別の者が新たに王になろうと思ったら現在の親を殺すしかない」
「放せ、放せ!!」
透の声を聞き、
シロちゃんに精気を吸われながらも
トミネから
透を助ける
クー。
泥目は駆けつけた
コウがサカサエンで撃退する。
「何をしようとしているのですか?」
「治療です」
「あなたがしようとしていることは封印なのではありませんか?」
「でも…それが白鬼にとって治療になるのですよ」
「させません」
「どうしててでしょうか?」
「透様がそれを望んでいないから」
「それは私の邪魔をするということですか?」
シロちゃんを封印させまいと、
汨羅戦う
コウ。
「と、お、る…とおる…」
泥目を焼き尽くそうとして気絶していた
シロちゃんが目覚める。
「どうして…!?」
「どうして、かな?でも、シロ、ずっと透とお話ししたい思ってたよ。だから嬉しい…」
クーは
月読の所へ向かい、殺すか封印するかの二者択一なのかと問い詰める。
「シロを治療するという選択肢が何故ない!?」
「透くんが白鬼の親である限り、彼は永遠に鬼に付き狙われる。命を狙われ続けるんだ!!」
「…!?」
「鬼どもはいつだって白鬼を欲しているのだからな」
「そうか、分かった」
シロちゃんを封印させることに承諾した
クーは
昇に
コウを止めるように言い、
透に事実を話す。
そして、
透は
シロちゃんを助けてあげる決意をするのだった。
汨羅は胸で人肌程度に温めていた薬を少しずつ注入して深い眠りに
つかせる。
「シロは透の家族…でしょ?透がそう言ったもん」
「そうだよ」
「なんか、ちょっと眠いかな…」
クーはイナモチを問い詰め、泥目の出所を聞き出そうとする。
「そう、泥目はあの方にしか作れない。私が何者かということもお分かりです。保管係を出し抜くことはできたが、三槌の者を消すことはできなかった。計画は七割ほど失敗です。鬼というのはやはり役に立ちませんな」
「あいつは何故こんなことを…?」
「さぁ?一介の使い魔である私には分かりません。しかし、私も今のあなたと同じ質問をあの方にしたことがあります。その時あの方は寂しいからだと答えました。逆に嬉しいからだとも答えました。分かりますか?全て、あなたを想ってのことなんです、天孤空幻」
河原にいた
クーの所に
玉耀がやって来て、御霊送りをしたことを問い詰める。
「自分が何年封印されていたと思ってるんだ!?何とも思わない方がどうかしている」
「最初は人間を憎いと思った、と思う。でも、もう忘れてしまった。覚えてない」
「そんな馬鹿な…!?」
「俺は人間が憎いとか悔しいと言うことは忘れてしまった。それは憎いとか悔しいとかいう感情が俺には不必要だったからと思う」
「なら、でも…だからって人間側につくこともないはずだろ」
「俺は楽しかったことはよく覚えている。それはいい思い出は俺にとって必要だからだと思う。楽しいことを覚えていられる自分が心地いいし、嫌なことを忘れていられる自分も心地いい」
「俺は憎いということも悔しいということも覚えているのに…」
「お前は楽しい思い出をもらえなかったんだな」
「お前は貰えたのか?」
「貰えた、今ももらってると思う」
「そうか、ズルイな…」
「あぁ。だから玉耀、お前は俺のために何かをしようと考えなくていいんだ」
それを聞いた
玉耀は去って行く。
そして、
クーと
玉耀は同胞という同じ母親から生まれた兄弟みたいな存在だった。
次回、「お稲荷さま。芋を焼く」
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