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テーマ:アニメあれこれ(26108)
カテゴリ:世界一初恋 ・BL
純情ロマンチカ2の第4話を見ました。
第4話 口は災いの元 『何度も言うようで恐縮ですが…』 「野分、寒い…」 『ヒロさんは可愛いと思う』 「お前、明日は…」 「バイトは遅番です。あ、でも、ちゃんと起こすんで」 「いい、勝手に起きてくから」 「大丈夫ですよ、朝ご飯明日俺担当ですし」 「まぁ、適当に…。おやすみ」 「野分、テメー!!起こすって言ったじゃねえか!!」 「起こしましたよ、20回くらい」 「嘘つけ、全然覚えてねえぞ」 「朝飯食べて行きませんか?」 「悪ぃ、時間ない。じゃ」 「あ、ヒロさん」 振り向いた弘樹の顎を掴んでキスする野分。 「いってらっしゃい」 「…いってくる」 キスした後、微妙な表情を浮かべる弘樹に何であんな表情するんだろうかと思う野分。 『実は前から気になっていた。ヒロさんは本当に俺と一緒に住んで良かったと思ってるのだろうか?嫌なことは嫌とはっきりしてる人だから俺が傍にいたり触れたりすることは嫌…じゃない、と思う。けど、恥ずかしがってるだけ…なわけないか。同居にこぎつけたのはいいけどヒロさんと俺の関係が特別変わったわけじゃないし、ヒロさんは大学の研究が忙しくて俺は病院とバイトの往復。顔をあわせない日が多いくらいだ。それにヒロさんが一人でいる時間を邪魔しようとは思わない。けど…ただ、折角同居しているんだしイチャイチャとまでいかなくても何かしら行動をしてくれてもいいんじゃないかと思ったりして…』 ≪待って下さいよ、ヒロさん!!≫ ≪捕まえられるものなら捕まえてみろよ~≫ ≪ヤダヤダ、一緒にお風呂に入ってくんなきゃヤダ!!≫ ≪すみません、ヒロさん。でも、これからバイトなんで≫ ≪ヤダヤダ、お前が出かけたら誰が俺を洗ってくれるんだよ≫ ≪あ~、もうヒロさんは仕方がないな≫ ≪ただいま≫ ≪おかえり、野分≫ ≪ヒロさん、その格好…≫ ≪今日は気分を変えて…な~んて思っちゃってさ≫ 野分が妄想していると弘樹から電話がかかってきて、忘れた資料を大学まで届けにいくのだが、そこで宮城が弘樹を呼び捨てにしているのを聞く。 『何で嫌がるんだろ?名前で呼ばれることがヒロさんにとって特別なんだろうか…?ヒロさんじゃなくて、弘樹』 「俺ならヒロさんのこと弘樹って呼んでもいいですか?」 「やめろ」 『今ちょっと傷ついた。心がグラグラしている時、人から見たら笑っちゃうような小さい傷でも自分的には結構深いヒビになる。どこかの誰かが言ってたけど、恋愛はくっついてからがスタートと言うのはその通りだと思う。親密になれば親密になるほど相手が何気に言った言葉に振り回される。どんなに好きでも100%手に入れることはできない。でも…それでも、俺はヒロさんを一人占めしたいんだと思う。呼び捨てで呼ぶのを拒否された時、ちょっと傷ついたのは俺なら当然許してくれると思ったからだ。好きだから絶対嫌われたくない、常にその人の一番でありたいと思う。…好きな人のために一生懸命になることは決して悪いことじゃない、そう信じてるけど。不安なら聞けばいいんだと思う。俺はヒロさんの中で本当に特別ですか?ヒロさんの中で俺はどれくらい占めていますか?絶対にそんな子どもっぽいことは言わないけど、格好悪い姿は絶対ヒロさんに見せたくない。それとも…その答えを察することができないくらい今の俺には余裕がないんだろうか。今の俺はヒロさんに好かれるくらいの人間でいることが出来ているんだろうか…。点数がつけばいいのに。ここまで取れれば赤点とか及第点とか分かればどんなに楽だろう。そうしたらいつまでヒロさんの背中を追いかけていればいいか分かる、いつ対等になるのかが分かる、一秒でも早くヒロさんに追い付きたい』 弘樹にメールで呼び出された野分だが、途中で秋彦に出会う。 野分が話の途中で弘樹を連れ出したのでガキみたいな真似をすんなと弘樹に言われてしまう。 「何かあったのか?最近お前、変だぞ」 「すいません、何でもないんです」 「野分、俺の顔を見て話せ」 『この人を独占したい、自分だけが…無茶苦茶にして俺の痕をつけて、俺だけの…』 「野分、止めろ。ここじゃ…」 「弘樹弘樹弘樹…」 「野分、止めろって。その呼び方、その呼び方止めろって言ってんだろ!!」 「どうしてですか!?宇佐美さんには普通に呼ばせてるじゃないですか!!宇佐美さんならよくて俺がダメな理由は何ですか!?俺に足りないものって何ですか!?何が足りないか分かったらすぐ直しますし、だから俺は…」 「お前、何イライラしてんだよ。呼び捨てにすんの別に秋彦だけじゃねえし親だって呼ぶぞ。だからそんなの…様子おかしかったのこれのせいなのか…?あのすまん、間違ってたら訂正してくれ。前に言った俺を追い越すとか追い付くとかと関係してる?あのさ…前から言おうと思ってたんだけど追い越さんでいいから。考えてもみろ、4年も長く生きてりゃこっちの方が先歩いてて当然だろうし、それこそお前なんかに抜かれでもしたら俺のプライドが許さねえっつうか、それにお前を繋ぎとめておく条件を俺が残しておきたいとか、思ったりしてるから…。お前はすごく頑張っていると思う、うん。俺が言うんだから間違いねえ。そんなお前を、俺は好きだし…。なんてな…お前にはこんな台詞言えないだろ、これが大人の余裕ってヤツよ。野分、寒い…」 翌朝、弘樹は出勤前にたった一人にしか呼ばせない特別な呼び名『ヒロさん』の話をするのだった。 次回、「嘘から出た実」 純情ロマンチカ 第6巻(限定版) 純情ロマンチカ2 第1巻(限定版) 純情ロマンチカ2 第2巻(限定版) http://xxx0502.blog74.fc2.com/blog-entry-130.html http://fujim.sakura.ne.jp/blog/60000/06001b/post_717.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 9, 2008 09:54:41 AM
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