ヴァンパイア騎士Guiltyの第6話を見ました。
第六夜 偽りの恋人~ラヴァーズ~
「どうぞ、変な時間に呼び出してすまなかったね。こちらさんが夜型だから」
「一応初めましてだね、錐生壱縷」
「月の寮の寮長が直々に何の用かな?俺をあなたのゲームの手駒にするつもり?」
「ふん、君は既にゲームの盤上に乗っている。君の狙いは誰?」
「聞いたところであなたは何もできないんじゃない?目障りならさっさと消すといいよ」
呼び出された
壱縷は部屋を出ると、持っていた小瓶を見つめるのだった。
遂に恋人宣言をした
枢のために夜間部の護衛がつき従うようになり、とまどいを隠せない
優姫は一層激しくなる血の幻覚に遂に倒れてしまう。
「大丈夫か?」
「うん、ちょっと寝不足だっただけだから。色々、ありすぎて…。ごめんね、いつも零に心配ばかりかけちゃって」
「俺のことはいい。あいつの隣に立つってうことはこういうことなんだろ?あいつに本気でぶつかる覚悟をしたんだろ?」
保健室で眠る
優姫のもとに現れたのは、普通科に編入してきた
壱縷だった。
訝しがる
藍堂をよそに、薬をもらうだけだと
優姫に近づいた
壱縷は小瓶を手に握りしめ飲ませようとしていた。
「何をしている?その手の中の物を渡してもらおう」
小瓶を取り上げ、
枢に報告した
藍堂。
「よく止めてくれたね。」
「…あの、その血は誰の…。すみません、余計な質問を」
「いや、いいよ。このことは内密に。錐生壱縷についても特別に処分するつもりはない。彼には彼の役割があるから」
優姫と
零は
枢に呼び出されたと
藍堂に言われる。
「黒主優姫、お前昔の記憶がないんだよな?」
「はい、そうですけど…何か?」
「僕なりに調べたことがあるんだが…」
「えぇ!?藍堂先輩があたしの過去を…!?頼んでもいないのにそれって…」
「違う!!お前の過去なんて頼まれても調べやしない。僕が調べたのは枢様の過去のことだ。枢様のご両親は亡くなられていることは知ってるだろ?その死にまつわることを調べたんだ。手がかりらしきものに辿り着いても燃やされ、削られ、全て隠蔽されていた。お前の記憶と同じように。お前みたいな小娘を恋人として枢様が大仰に扱う理由…分かるか?そうすることで僕達にお前を守らせるように仕向けた。枢様は分かっていらっしゃるんだろう、これからお前の身に何かが降りかかることを」
枢に消えた過去のことを教えて欲しいと尋ねるが、今は嫌だと言われ、更に夜間部を数日休校にするので警備はいらないからゆっくり休んで欲しいと心配されるのだった。
零は
優姫を吸血鬼にはさせないと決意を新たにし、戻ると理事長と
壱縷が作った夕飯を一緒に食べることになるのだが、
優姫がつい言ってしまった保健室の一件を聞いた
零が
壱縷に問い詰めてると
壱縷は帰ってしまう。
「ごめんね、あたしが変なことを言ったせいで壱縷くん…」
「お前のせいじゃない」
「ううん、それだけじゃなくてあたし、零も壱縷くんも二人とも今までたくさん悲しい思いをしてきたからこれ以上もう傷つけ合ったりしないでほしい」
優姫はまた頭が痛くなり、先に休むために部屋に戻るとそこに
壱縷が現れる。
「あの女、やめておいた方がいい」
「…!?」
「趣味が悪くなったって話」
「お前の本当の目的は何だ!?」
「答える義務はないね」
支葵が
一条とともに学園に戻ってくる。
「もうすぐ着くよ、支葵」
「真の当主の登場でどうなるかな…?偽りの後継者くんは」
次回、「茨の口づけ~キス~」
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