メイちゃんの執事の第10話を見ました。
「メイちゃんの執事」オフィシャルフォトブック
メイは理人を賭けての決闘をルチアに申し込む。
理人がその結果に従うことを確認したルチアは、もし自分が負けたら、理人のことを諦めるのはもちろん、本郷家の後継者の座を辞退し、ルチアの称号も返して学園から去る、と言い出す。
その代わり、自分が勝った時は、メイだけでなく、泉やリカらクラスメイト全員に学園から去ってもらう、と続けるルチアの言葉を聞いた泉たちは、ルチアの出した条件を受け、メイを応援すると宣言する。
その時、多美が放ったボーガンの矢が理人の腹部に突き刺さっる。
その夜、理人は、傷を心配する剣人達の声に耳を貸さずに、決闘の会場に立った。
決闘は真剣による戦いで、相手の忍は世界中のさまざまな武術を身につけ、その強さは驚異的だという噂だった。
学園長・ローズの合図で決闘が始まるのだが、忍は凄まじい攻撃を仕掛けながら、巧みに理人の腹部の傷を狙っていた。
傷のせいもあって動きも鈍く、防戦一方に追い込まれていく理人をメイは勝利を信じて見つめていた。
「メイさん、負けを認めなさい。このままじゃ理人様が死ぬわよ。あなたやクラスメイトの退学は条件から外してあげるわ。あなたが理人様を諦めさえすれば…」
「諦めません。アイツは負けません、約束しましたから。」
「バカなことを。この状態でどうやって勝つっていうの!?あなたがいくら信じようとこの勝負は…」
「リカと決闘した時に、あなたの執事が教えてくれました。“執事は信じられなければ力を発揮できません”」
「それが何?」
「あなたは自分の執事を信じていないんでしょ?だから多美にあいつを襲わせた、そうでもしないと勝てるかどうか不安だったから。ルチア様、あなたは一番大切な人を傷つけたの、自分が手に入れるためだけに。あなたには負けない、絶対柴田理人を渡さない。あいつは…私の執事だから」
「彼は私のものよ。忍、理人様を始末しなさい。どうなっても構わないわ、早く私のものにして!!あなたもよ、私に逆らった報いを受けるの」
逆上したルチアは、メイを突き飛ばし、凶器を手に襲いかかろうとするが理人がメイを庇う。
「メイ様を傷つけないで下さい。私のお仕えする、私の…大事なお嬢様です」
「勝って…理人」
遂に負けを認めたルチアは解放され詩織として生きていくことになるのだが、血縁関係のない詩織は本郷家で冷たい仕打ちを受けていた。
そして忍はそんな詩織だけを見てきたのだった。
「理人くん、君にとってメイ様がそうであったように、私にとってはあの方こそが仕えるべきお嬢様だったんだ。詩織さまのためだったら…どんな罪だって背負うことができた。それも今日で終わりだ…」
「ふざけないで!!」
何もないので死のうとする詩織をメイは力づくで止めようとする。
「お願いだから死なせて!!もう何もないの、もう空っぽなの…。もう必要ないの、私なんて、もう誰も…」
「…っ…そんなことない、そんなことないよ…ぅ…あなたがいてくれたから私はずっと幸せに暮らしてた…っ…あなたが今まで…本郷家を背負ってくれたから…ずっと頑張ってくれたから…ぅ…今の私がいるのはあなたのお陰なの。一人じゃないよ、私が傍にいるから…だから…ぅ…だから生きて…生きて幸せになって…っ…お願い…ぅ…」
数日後、本郷家の後継者となったメイのためにセレモニーが行われることになるのだが、剣人が留学すると知って問い詰め、送別会には参加しないのだった。
披露セレモニー当日、嘘だらけの用意された原稿を読み始めるメイだったが、自分の言葉で自分のことを話す。
そして、ドレスから制服に着替えて理人ともに会場を抜け出し、クラスメイトや執事達だけなく多美にも助けられて、留学に出発する剣人のいる空港へと向かう。
メイは感謝の気持ちと、告白の返事をしようとするが、剣人は戻ってきてからで良いと去って行くのだった。
剣人への手紙を書くメイだったが、手紙を理人に読まれてしまう。
「何を書いてるのか気になったもので…」
「そういうの気にするタイプだっけ?」
「きっと、メイ様にお仕えしているからですね。以前は執事として自分の感情を出すべきではないと思っていましたが…」
「今は?」
「我々執事にとってお嬢様は太陽のような存在ですから」
「いいよ、そういうこと一々言わなくて」
「言葉にしたくなったのです」
「何で?」
「メイ様が私以外の誰かを見ているのが辛いので…。ですから目を逸らさないで下さい」
メイは理人にキスをされてしまうのだが、多美と神田に見られていたのだった。
メイちゃんの執事 オリジナル・サウンドトラック
http://blog.livedoor.jp/an_punch1028/archives/51464288.html