オトメン(乙男)の第6話を見ました。
銀百合学園の伝統行事である、女らしさを競う「やまとなでしこコンテスト」が近づいてきた。
そして、2年A組では代表出場者を決める投票が行われ、圧倒的な強さで2年代表に選ばれたのが
都塚りょうだった結果に満足気にうなずく
正宗飛鳥。
「たおやかで、凛としていて、上品で香り立つような品性が立ち込めている大和撫子の姫君か――その楚々としたたたずまい、僕には都塚さんの中に大和撫子の姿がはっきりと見えます」
りょうに付き添い“なでしコン”実行委員会にやって来た
飛鳥と
橘充太は、実行委員である
黒川樹虎からコンテストの詳細を知らされる。
種目は着付け、お茶、お華、料理の4種目で、
りょうの苦手なものばかりだったため、
飛鳥は
りょうに手伝いを申し出る。
「樹虎、それは男子がやっても構わないのか?」
「むしろ男子限定です。介添人ができすぎると不公平なので女子は禁止なんです」
「都塚さん、力になれるか分かりませんが、俺に介添人をやらせてもらえませんか?」
りょうを支え、立派な大和撫子にすることを心に誓う
飛鳥。
そこへ3年代表に選ばれた
小針田雅がやって来た。
過去2年、優勝している
雅は余裕の笑みを浮かべ
りょうに正々堂々と勝負しようと声をかける。
開催10日前になり、各学年の代表者が掲示板に張り出され、
有明大和は1年代表の欄に自分の名前を見つけ驚き尻込みするが、
久利子の口車に乗せられてやる気を出す。
まるで興味を示さなかった
多武峰一だったが、介添人に
飛鳥の名前を見つけ
雅に介添人になると申し出る。
「料理のお題は毎年違います。何を出題されても対応できるようにちらし寿司を作れるようにしましょう。ちらし寿司ならお祝い事の料理にも普段の料理にもなりますから万能なんです」
りょうは
飛鳥から料理の特訓を受け、コンテスト当日を迎える。
ステージには
りょう、
雅、
大和の出場者が舞台に上がるのだが、
大和は失格となってしまう。
飛鳥や
多武峰の介添人が顔をそろえ、いよいよ第一種目・着付けがスタートする。
「できたわ」
「やるなら完璧を目指せ」
「見惚れているのね、殿方にはよくあることよ。私以上に完璧な存在なんてこの世にはいない…」
「俺に全てをゆだねろ。全ての女は花だ、俺が開花させてやる」
あまり上手ではない
りょうの着付けを
飛鳥が手伝うも、
多武峰の素晴らしい着付けに同点となってしまう。
「何を着ても似合ってしまう私のお陰ね」
「誰が相手でも美しく見せてしまう俺のお陰だ」
出場者がたてたお茶を介添人が飲む第二種目のお茶では
飛鳥が頑張って飲み干すも、
雅が得点を得てしまう。
第三種目のお華では
りょうの作品は斬新だと評価を受け、更に介添人の言葉によって
多武峰が
雅の作品を批判したことで
りょうが得点を得るのだった。
「多武峰、余計なことをのたまいやがって。このドアホが!!」
「美しいものしか称えることはできんな」
第四種目の料理は介添人が手伝いをすることはできず、
飛鳥と
多武峰は観客席へと下がることになる。
料理のお題は愛情弁当となり、
りょうの料理の酷さに
飛鳥は
充太に他の観客達の気を取らせている間に料理を作って入れ替えようとするが、頑張る
りょうの姿に思い止まるのだった。
そして、
飛鳥は身振りと口の動きで料理の仕方を教え、
りょうはその通りに料理を作っていく。
「離れていても繋がってるか、流石は飛鳥ちゃん。あんたはホントに美味しいわ」
雅のお弁当は見た目も味も完璧だが、
りょうの料理は無造作な盛り付けで魚の骨が残り、ご飯も焦げているが、それが素材の味を活かしたことになり、海の男の味だと何故か評価を得る。
「都塚さん、このお弁当は誰のために作りましたか?」
「父のために作りました。家族のために懸命に働く男に無骨でも食べ応えのある食事を、と思って作りました」
最終種目で同点となったため、決勝戦が行われることになり、会場は否が応でも盛り上がる。
「でも、やっぱり恥ずかしいです。今まで気にしたことなかったんですが、女として作法も料理もできなければいけないんだって実感しました」
「そんな風に考えなくてもいいと思います。料理だって裁縫だって都塚さんが苦手なら俺がやればいいんだし」
『…ってこれじゃプロポーズみたいじゃないか、何をしてるんだ、俺は』
「つまり、今は目の前の敵を全力で倒す、ですね」
「都塚さん、負けた方が身を引くというのはいかがかしら?正宗くんを賭けないかといってるの」
「賭けってどういうことですか?」
「理由を聞くなんて野暮な子ね」
「分かりました。受けて立ちます」
決勝戦の種目は弓道となり、
りょうが扇を射抜くことに成功し、優勝するのだった。
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