おおきく振りかぶって~夏の大会編~の第9話を見ました。
第9話 研究されてる
試合半ば、
阿部と
モモカンは、美丞が西浦の攻守パターンを念入りに研究していることに気づく。
阿部は、美丞側の対策に気づいていないふりをしながら、リードを細かく変化させ、相手バッターを打ちとろうとする。
配球の組み立てを
阿部に任せている
三橋は自分が守備で役に立てないことを気に病み、せめてバッティングでチームに貢献しようとする。
「三橋!!ゆ・び・き・を・つ・け・ろ」
「な、何?」
「ゆ・び・だ、ゆ・び」
「む・り・だ、む・り?」
阿部は必死に指に気をつけろと言うも、
三橋には通じず、
三橋はホームにかなり被って構えてしまう。
そのやり取りをネクストで聞いていた
泉は
阿部の小うるさい指示にいらだちを隠せないのだった。
――うるせえな、指なんか言われなくても気を付けるっつうの。ちっとは三橋のこと信用しろよな、阿部って三橋をホントのバカだと思ってるとこがむかつくよ。ま、バカだけど
三橋はなんとかバント成功させ、自分もランナーで生き残るのだった。
続く
泉もバントを成功させ、ランナーを2、3塁へと進め、
栄口がサードを超すヒットを決めて1点入れるのだった。
結局4回も美丞大狭山は三者凡退し、その裏の
花井は見事3塁線に鋭い当たりが飛ぶのだった。
「気持ちかった~」
――元々引っ張る子だったとはいえ、あんな鋭い打球飛ばせるとはね。3回の水谷くんといい、高校生ってぐんぐん伸びるわ
沖はバントを決め、
阿部は三振だったものの、
水谷は1球目は見事空振りしてしまうが、脇を締める事を思い出してヒットを決め、
花井が戻ってきて2点目を入れる。
残念ながらこの回も1点止まりとなった西浦だったが、これで4-2となり、5回の守備を迎える。
ノーアウトのランナーを出してしまい、あっという間に1、3塁となるも、次は仕留めるが、ピンチは続いて外野フライを打たれてしまう。
がっくり肩を落とし、涙目になる
三橋に
阿部は駆け寄る。
「三橋…お前、まだ俺のリード信じて投げられるか?」
「投げられる…っ!!俺は投げられる!!…っ…」
――アホか、俺は!?何自分の不安を三橋に押し付けてんだ、しっかりしろ!!俺はもっとこいつを生かしてやれるはずだ
配球を読まれなければ凄いピッチャーの
三橋の力を生かすため、
阿部は
三橋の首振り作戦を始め、惑わされた打者は思わずバットを振ってしまう。
――3球とも手出してきた。チッ、首振らせたことで混乱したのかこれじゃ分かんねえよ
次回、「5回裏、2対5」
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