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テーマ:犬・ネコの健康(625)
カテゴリ:病気のコト
今日も日課の補液へ行きました。 病院で久々に連日通院組の人に会いました。 この方のワンちゃんは14歳で心臓病と合併症の初期の腎不全です。
「うちの子、もうほんとにだめかもしれない…。もう5日食べてないの」
今まで何度もダメかも…という話は伺いましたが、いままでは食欲がそれなりにあったので復活していましたが、今回は5日食べていないということで私もあまり気のきいた言葉をかけることができずに…
どうにか持ちこたえてほしいです。
ただこの方も私もそうなのですが、別に延命しているつもりは一切なく、ただペインレスの治療をしてあげたいだけ。 そのペインレスが今のところは延命の効果もある方法(補液)なだけで、もっと状態が悪ければ腎臓にダメージを与えるのは覚悟の上で苦痛をとる鎮静剤だってなんだってしてあげるつもりで、手の施しようがないくらい苦痛が激しければ安楽死も当然視野に入れています。
そんな彼女におせっかいな輩(予防接種に来ていた子の飼主らしい)が 「延命なんかさせて最低な飼主だわ。うちは前の子が腎不全になったけど、治療なんかしないでさっさと逝かせてあげたわ。あなたも止めなさい」 などと言ったそうです。 人には無駄な延命だと映ったことにショックだったらしく、失礼を承知で先生にお話したところ、 「私たちも慢性疾患の子に対して延命してあげているつもりはありません。ただ最大限に苦痛を緩和してあげようと努力しているだけです。苦痛が取れない段階であれば寿命が縮まるのを覚悟で他の方法を考えていきましょう」 ときっぱり答えてくれたそうで、安心していました。
しかし…そのおせっかいな輩やいちいち翻弄される方も私から言わせるとくだらない。
あっさりと逝かせちゃうくらい腎不全を末期の状態でしか発見できない飼主のくせにえらそうにいうなよって感じ。 延命なんかしないというのであれば、予防接種もなんもしなけりゃいいじゃんと思う。 それだって延命につながることだよ。 勝手に野生のように育てたらよろしい(だから健康診断もしなくて腎不全の発見が遅れたのか??) ま、国によっちゃあ虐待とみなされてアニマルポリスが出動しますが。
私は他人の意見なんかどーでもよく翻弄される気持がまったくわからないのですが、これがザ・日本人なんかな?と思ってしまった。 1人の正しい意見より10人の間違った意見に流されるというか… 人に言われたくらいで自分の大事な犬の運命を決めてしまうのかしら… 外資系に勤務しているとザ・日本人タイプがいないのでちょっとカルチャーショックです。
「無駄な延命治療」のおかげで大変元気にお台場を満喫する僕ちゃんと妹分。
【今日の治療費】 皮下補液注射…1,050円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.09.21 22:58:30
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