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テーマ:最近観た映画。(38636)
カテゴリ:映画
世界観や人物設定、サイコーでした。マンガ大国ニッポンで生活する私たちには、なじみやすい設定かもしれません。こんなカンジです。
神と悪魔が人間界を使ってゲームをしている。それは、どちらがより多くの人間を自分の領域(天国または地獄)に呼べるかというゲームだ。 神または悪魔は直接人間界に入ってこれない、というルールがある。 そこでハーフ・ブリードという神(または悪魔)と人間とのアイノコ(?)が、神(または悪魔)の意思を実現させるため、人間界にやってきている。 キアヌ・リーブス演じるコンスタンティンは、魔界からやってきたハーフ・ブリードを魔界に追い返すことで徳を積み、天国に行こうと思っている霊界探偵だ。 こういう設定を見て、ふと思い当たるのはマンガ「幽々白書」なわけでして、これは偶然の一致のような気がするんですが、日本のマンガの発想はやっぱすごいな、とまず思いました。 コンスタンティンはやることや生活スタイルはハードボイルド系なんですが、すべての行動の原点が「地獄に行きたくねぇ」ということだったりします。そこが小市民的に微妙にダーティな香りです。映画のオープニングでいきなり肺がんで余命1年だったりもしますし、子供のころから悪魔が見える、みたいな設定だったりします。 ヒロインにもまたいろんな属性がくっつけてあります。 双子の妹がいて、妹は悪魔に殺されていて、やっぱ子供の頃からあの世のものが見えていて、美人刑事であって。。みたいな。。 楽しめるところの多い映画ではありましたが、わたし的な好みでいうと、もう少しケレン味がほしかったかな、と。。汗 どことなくいかがわしさや胡散臭さのある設定には、それなりの語り口があるのではないかと、思いました。ちと語り口がソツがなさすぎさわやかすぎて内容と合ってねぇぞ、と、思ったのでした。よくも悪くも大きな破綻がないのです(笑)。 「んな、アホなっ!」 と、突っ込むところがほしかったな、と(笑)。 私の関西人マインドは、 「んな、アホなっ!」 と突っ込みつつも、 「まぁまぁ、もうちょっと言うてみ? 聞いてみたるわ」 なーんて、にやにやしながら相手のウソのおもしろさを楽しむのも悪くないっすからっ。遊び心っていうんでしょうかね(^◇^) なもんで、この映画、わたし的には、エビ6尾(10尾満点)あたりかな、と、思うのでありますっ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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