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2007.04.28
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カテゴリ:カテゴリ未分類
プラトン「エウチュプロン」

 訳は、山本光雄。


 「エウチュプロン」
 
 ・・・ソクラテスが公訴された直後の話で、「ソクラテスの弁明」に続きます。

 友人のエウチュプロンが、
 ソクラテスが訴えられたことに胸を痛めている。

 しかし、ソクラテスは自分のことよりも、
 当のエウチュプロンが、自分の父親を殺人罪で公訴したことに疑問を示す。

 エウチュプロンの父親は、
 自分の召使が、奴隷と喧嘩して殺してしまったことに腹を立て、
 その召使を縛って溝に投げ込んだ。

 この後の始末をつけるため、解釈人に使いをやりその返事を待っていたが、
 返事がやってきた時には、飢えと寒さのため、その召使が死んでいた、という。

 この殺人事件に対するエウチュプロンの公訴が
 適切なものであるかを、ソクラテスは、

 「敬虔なもの」「不敬虔なもの」とは何かという一見自明なことについて

 対話を通して、明らかにしようとします。


 ソクラテスの誘導尋問に答えながら、
 エウチュプロンは、最初の「はい」と最後の「はい」が
 矛盾したことに気づかされます。

 ソクラテスは容赦なく、対話を続けようとしますが、
 ここでエウチュプロンは大人の対応?!

 今日は急ぎの用があるので、
 またの機会に!
 
 とそそくさと立ち去ります。

 
 ・・で、ソクラテスの公訴への心配はどこかへ行ってしまったのでした。
 というか、最初から心配はなかったのでした。





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最終更新日  2007.04.28 00:38:01
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