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プラトン「クリティアス」 訳は、田之頭安彦。 「世界の名著 7 プラトン 2」より。 「ティマイオス」「クリティアス」を収めているプラトン全集12巻、品切れ・重版の予定なし、 なので、 ひとまず「クリティアス」だけでも読むために、 「世界の名著 7 プラトン 2」をゲット。 登場人物は、ソクラテスと、 ティマイオス、クリティアス、ヘルモクラテスの4人。 「国家」の後に位置し、古代アテナイの善き国制を、 アトランティス王国とそのアトランティス王国の攻撃を撃退したアテナイについて、 登場人物が順に語った3部作になる予定だったようですが、 「ティマイオス」のみ完結、 「クリティアス」は、30ページほどで未完のまま、プラトンが亡くなったため、 「ヘルモクラテス」は、執筆されずじまい。 このアトランティス・・「地震によって海底に没し、泥土と化し」てしまっている。 でも、かつては、アフリカ大陸やアジア大陸より大きかった。 かつて、アトランティスの人々は、神の性(さが)を持ち、 ・・・「非のうちどころのない高邁な精神の持主だったので、徳以外のものは全て軽視し、 諸財に重きをおかず、黄金その他の所有物件のような、いわば人生にとってたんなる重荷 にすぎぬようなもににも容易に耐えて・・」・・身を滅ぼすことはなかった。 のちに、「人間の性が優位を占めてくると、とうとう財の重荷に耐えかねて、 見苦しい振る舞いをするようになり、・・・「破廉恥な奴ばらよ」と思われるように なってしまった。」 ・・・はたして、何を失ってしまったのか? とプラトンも問います。 ソクラテスとプラトンの他の作品にご興味あれば・・・「プラトン全集」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.05.26 00:44:23
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