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 佐藤 優「野蛮人のテーブルマナー」・・・インテリジェンスの方法 今日どんな本をよみましたか?(174921)」
[ 書評・読書メモ ]    


野蛮人のテーブルマナー

佐藤 優「野蛮人のテーブルマナー」



 インテリジェンスの方法についての本・・

 なんですが、雑誌の連載を集めた感じで、散漫な印象なのが残念。


 テクニック面で印象に残ったのは、

 インテリジェンスの記憶術・・

 「録音せず、視覚と音声を結びつけて、脳内記憶せよ」

 秘密を保全するために一番よい方法は、
 
 「必要のないことを知らないようにすること」

 
 
 北朝鮮との関係については、

 北朝鮮の国家機関による拉致によって、

 日本人の人権侵害と日本国家の国権侵害が発生しており、

 国家としては原状回復は必須であること・・それができない国家は存立する意味がない。

 その上で、

 北を潰した方がいいのか、それとも温存させた方がいいのか。

 朝鮮半島が統一された大韓国ができるシナリオよりも、

 北が生き残って、かつて日本の友好国であった「渤海国」(8-10世紀)にような

 存在にする戦略を考えたほうがいい、と。


 さらに、

 現代の世界構成は、東西冷戦後、帝国主義の時代に入っている。

 核となる国家群がいくつかあって、それらが植民地を獲得していく構図・・

 もちろん、表面上、どの国も帝国主義や植民地などという言葉は使わない。

 
 最後に、印象的だったのは、この一節・・

「自爆テロの最大の敵は何かといえば、

 地元に産業を作られることなんですよ。特に、軽工業、衣料とか食品。
 
 対テロに一番効果的なのは、食い物がちゃんとある体制作りです。

 だから高カロリーのラーメンを製造する工場と肉の缶詰工場を作る。

 健康面を考えて、ビタミン工場もあったほうがいいかな。

 やっぱり食い物は強いですよ。

 食料がちゃんとあれば、命を賭けてまでの義憤はでてこない。」

 鋭い指摘・・でも、そうだとすると、

 原油等資源高騰で、食料高騰のいまの流れは、決して放置できないですね。




<目次>
第1章 野蛮人のテーブルマナー―情報戦を勝ち抜くテクニック
(インテリジェンス式接待;情報源(ソース)の見つけ方
 酒、賭博、セックスの使い方 ほか)
第2章 外 交は究極のビジネススクール―過酷な外交の世界に学ぶビジネスマナー
 特別対談・鈴木宗男(衆議院議員)×佐藤優
(トップと会うには?
 トップ会談をセットアップせよ
 トップに仕えるノウハウ ほか)
第3章 インテリジェンス対談―佐藤優×河合洋一郎(国際ジャーナリスト)
(映画以上に恐ろしいインテリジェンスの世界
 安倍政権樹立後の日本外交―2006年9月27日
 6ヵ国協議直後のパワーゲーム―2007年2月15日 ほか)


最終更新日  2008.07.27 10:49:23
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