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重大事件に学ぶ「危機管理」 佐々淳行「重大事件に学ぶ「危機管理」」 (文春文庫) 危機管理の視点を身につけることで、 ひと回り大きく成長する。 「リスク・マネジメント」 損得、先例あり やり始めて利あらずとなればやめればいい。 ヘッジ、保険がかけられる。 「クライシス・マネジメント」 人間の生死や名誉に関する問題、組織の存亡に関わる問題 、先例なし こちらがやめたくてもやめられない。 突然起こり、否応なく対処させられて、 終わるにも自分の意思では終われない性質のもの。 始まった時間から、すでにプラスではありえず、 マイナスがどんどん進行していく。 そのマイナスをいかに小さく食いとめるかの作業となる。 保険なし・・誘拐保険、人質保険、地震保険以外の天変地異 「インシデント・マネジメント」 事件処理 ルーティンな縦割り組織で処理できる 「陣頭指揮をとる」 ・・ × 最前線で指揮をとると、組織体として機能しなくなる ○ 総理の「陣頭」は官邸、「総司令官はここにあり」と旗を立て、 そこにすべての情報や報告を一元化する。 「平時の能吏」 世の中が平穏なときによく国家なり組織、集団を治めるもののこと。 と 「乱世の雄」 いったん世の中が乱れて能吏の手に負えなくなると、がぜん頼もしくなって集団をリードしていくもののこと。 負け戦の時の「フォロー・ミー」 勝ち戦の時の「アフター・ユー」 事故が起こったとき・・ 人はみな「誰かがこれについて何かをしなければならない」という。 「ホワイ・シュドント・アイ (Why Shouldn't I?) オレがやらずに誰がやる」 ウィリアム・ジェイムズの心構え 現場指揮官・・ハンズ・オン・マネージャー 手を汚す管理職 ハンズ・オフ・マネージャー 手を汚さずきれいごとですます管理職 「決断の見取り稽古をせよ」 たとえ、決断をすべき立場にないとしても、 「オレの知ったことではない」でなく、 「自分ならどうする」と、自分なりの結論を出す訓練をし続けること。 ・・仮想演習のすすめ★ クライシス・マネージャーの心得 1.人間の始めたことは必ず終わる 明けない夜はない 2.日はまた昇る インテンショナル・オプティミズム 意図的楽観主義 3.人の噂は75日ももたない 睡眠不足は、リーダーにとっての最大の敵・・ 5日間の不眠不休で、精神はもろくも崩壊する。 一方、わずかな睡眠が、人間を劇的に立ち直らせる。 ⇒ 睡眠時間の確保、 交代制 半舷上陸 最悪を考えておけば、実際はそれよりは救いがある結果が多く、 「ああ、よかった」と思える。 <目次> 序章 もはや「水と安全はタダ」ではない 第1章 危機を事前に察知する方法 第2章 初めにどう動くかで勝負は決まる 第3章 私がやらずに誰がやる 第4章 危機下のリーダーシップ 第5章 「非常時」に強い人材づくり 終章 この「備え」を頭に持っておけ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.02.03 22:38:25
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