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有楽町のヒューマントラストシネマに、
映画「アイガー北壁」を見に行きました。 劇場には、登山用のリュックサックを背負った人がいたりして、 ちょっとびっくり・・ 映画の主人公となる登山家、トニー・クルツとアンディ・ヒンターシュトイサー 二人の写真と彼らの使った手作りのハーケン・・映画の中では、鍛冶屋さながら 自分たち自身で登山用具を作っていました・・を、 入場までの待ち時間に見ているだけで、気分は盛り上がってきます。 時代は、ベルリン・オリンピック開幕直前の1936年7月・・ ナチスによる国威発揚のため、アイガー北壁の初登頂者には、 オリンピックで金メダルを授与するという恩典が与えられる。 そのため、ドイツ以外にも、オーストリア、イタリア等各国の登山家も参戦し、 登頂レースが始まる。 しかし、孤独な岸壁登攀に対して、ドイツ国家の威信なるものを押し付ける ジャーナリストの姿に違和感を覚える中で、登攀は進みます。 赤い断崖、のちにヒンターシュトイサー・トラバースと呼ばれる岸壁、 第二雪田・・アイゼンがないので、ピッケルで足場を作りながら一歩一歩歩く。 途中で起こる落石で事故が起こります。 以下は、映画をご覧にいただきたいのですが、 カメラワークが絶妙で、急斜面・・というより、ほぼ垂直の岩壁を 一緒に登攀している気持ちになります。 その分、頂上・・栄光を目指した前半と一転、 後半の困難さは、観客にとっても身体に重く圧し掛かってくるかの圧迫感を 感じます。 いつも見慣れたアメリカ映画の甘さのない、辛口のドイツ映画でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.03.28 09:03:03
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