システムエンジニアの晴耕雨読

【楽天ブックスならいつでも送料無料】長く働いてきた人の言葉 [ 北尾トロ ]
北尾トロ「長く働いてきた人の言葉」

飛鳥新社

２０１３年刊


　
　
「仕事について語ることは人生について語ることでもある。」

　市井の人へのインタビューですが、
　
　どの方も紆余曲折があって、なかなか味わい深いです。

　その道、何十年といっても、それが一本道ではありません。
　


　町の弁護士さん・・

≪あまり清廉潔白では、追い込まれた人の気持ちがわからない。≫

「プライベートでも、あまり清廉潔白で生きるとね、幅がね。」

「・・追い込まれた人とか、困っている人の気持ちをわかってあげないといけない。

　自分は平穏なところにずっといると、そういう人の気持ちがわからないだろうと

　思うんですね。」　




　70歳現役印刷営業マン・・

　元・子会社の社長で、部下が社長になるとともに、本社に左遷される。

　いまは、３８歳の課長の下の平社員として、働いている。


「仕事って健康にいじゃないですか。

　体脂肪測っているんですけど、会社に行くと必ず落ちてるんです。

　家にいるとき、散歩とか一生懸命やっているんですけど落ちないんですよ。

　すこし脳みそを使わないといけないんですかね。」


「サラリーマンって年齢差別ですよね。」

　・・年功序列に、役職を重ねないと給料があがらない。

　管理職に向かないプロフェッショナルタイプ、現場に向く人が、

報われていない。

「年を取ると給料が減るシステムにすれば、もっと年寄りも働けるっていうか。」




連想したのは、

その幸運は偶然ではないんです!・・

【楽天ブックスならいつでも送料無料】その幸運は偶然ではないんです！ [ ジョン・D．クランボルツ ]

WIKIより・・
＜計画された偶発性理論(英語: Planned Happenstance Theory)とは、
　スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が提案したキャリア論に関する考え方。

　個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。

　その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。＞


http://www.hj.sanno.ac.jp/cp/page/10490
＜１．好奇心：新しい学習の機会を模索する。
２．持続性：失敗に負けずに努力し続ける。
３．柔軟性：姿勢や状況を変える。
４．楽観性：新しい機会は必ずやってきて、それを自分のものにすることができると考える。
５．冒険心：結果がどうなるか見えない場合でも行動を起こす。

これら５つのスキルを使って、積極的に行動を起こし、「プランド・ハプンスタンス」を作り出すことが、結果的に個人の「人生の質」を深めるとしている。 ＞

＜目次＞
第一章 マチ弁(町の弁護士)、かく語りき ~弁護士ひとすじ33年
第二章 ラジオ技術者、ラジオ愛を語る ~ラジオマン人生、24年
第三章 70歳現役印刷営業マン ~今日も元気だ会社へ行こう!
第四章 カフェのマスターになった男 ~脱サラから40年
第五章 ぼくは船員しかやったことがない ~31年間、海とともに
第六章 タクシーは人を乗せて走るんだ ~運転手生活25年
第七章 腰掛け少女は編集室に半世紀いた ~女性映像編集者のお仕事人生
第八章 身近な不夜城の舞台裏 ~コンビニ“オーナー"24年
第九章 もやし、古本、スクラップ ~東京東部と仕事人生、44年!
第十章 髪を切ることは人生とつき合うこと ~新高円寺の床屋さん