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2007.11.30
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カテゴリ:モータースポーツ

 F1の世界は何が起きるか読めない。速報によると、アロンソが英国ブラックレーのホンダF1基地でシート合わせを行ったと伝えている。現地に取材陣が殺到しているというが、いまだ確証は取れていない。(ホンダ代表に就任したロス・ブラウンが獲得に乗り出した模様だと伝えている)マクラーレンを追い出され、ルノーとの交渉も難航しているアロンソにとって、ホンダは願ったりの交渉相手であり、早速テストのためのシート合わせを行ったと速報は伝えているが、その真実は闇の中にある。
 大騒ぎになったアロンソ騒動に関して、ホンダ側は契約交渉とシート合わせを強く否定している。アロンソ移籍情報がホンダ内部からのリークなのか、それとも単なるガセネタかを判断する材料がない。それでも、ホンダ側が明確にアロンソとの交渉を否定したという事実は重い。「あ~あ、やっぱり」で終わってしまうのか、それとも何らかの真実が隠されているかをかぎ分けることは、現時点で不可能になる。F1レースにはアロンソが必要だからというエクレストンの介入などという話が加わるから、本物らしく見えてしまうので始末が悪い。
 アロンソの移籍先に関しては、やはりFIAの聴聞会の結果を見ないとなんとも言えないだろう。アロンソに残された切符が、ルノーとレッドブルとホンダ?であることは間違いないが、契約交渉の事実を認めたのは、ルノーしかない。そのルノーはスパイ事件を背負っている。FIAの裁定によって、総額100億円の罰金を課せられると、自動車会社としての面子を失ったルノーはF1から撤退すると噂されている。アロンソとの契約交渉が長引いているのは、FIAの最終判断を待っているためだと主張されている。つまり、ルノーと契約しても、ルノーF1チームが消える可能性があるところが厳しい。
 レッドブルも難しい立場にある。F1チームの年間予算は200億円くらいなので、アロンソに契約金を50億円も支払ったら、マシンの開発費用に不足が出る。F1チームでは、50億円あれば500人分の給与が支払える。そんな無駄なことを中堅チームにできるわけがない。マテシッツオーナーは09年度からなら、アロンソと契約可能だと訴えている。つまりさまざまな前提条件が交錯しているわけであり、すべてを満たすことはありえないというのがレッドブルの現実になる。レッドブルとの契約が成立する可能性は少ない。
 ホンダも大騒ぎに巻き込まれてしまった。アロンソの移籍先は論理的にルノーしかないが、そのルノーと交渉が難航しているとすれば、残されている駒はホンダしかない。アロンソが無駄に1年間の空白期間を過ごすか、それともF1レースに参戦できるかの分かれ道は、ホンダ首脳の判断にかかってくる。もし、本当にアロンソを受け入れる気があるとすれば、これは希望への第一歩になるだろう。今回の騒動が一気に発火したのも、多くの人が心を揺り動かされたのも、アロンソを獲得することに大きな意味があることを認めているからになる。といって、アロンソ獲得にホンダ首脳が本当に動き出すかどうかを見定めることはできない。しばらくは、アロンソから目を話せない状況が続くことになる。






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Last updated  2007.11.30 16:43:14
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