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2010.02.16
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カテゴリ:サッカー
 ヴェルディのスポンサー資金集めが失敗に終わり、理事会で収拾策が検討されている。Jリーグには、5億円以上のスポンサー契約が確保できたと報告していたが、実際に集まったのは半分にも満たないという。入場料収入だけでクラブを運営することは不可能なので、シーズン中の経営破たんは避けられなくなった。大幅に予算を圧縮するか、それともJリーグを退会させるしか方法がない。経営陣は虚偽の報告を行ったことを反省していないので、Jリーグから排除される可能性が高まっている。
 読売ヴェルディから、経営権が日本テレビに移行させられた理由は分かっている。第二の巨人になれなかったことを読売首脳陣が怒って、身売りされたいきさつがある。このころならば人気もあったので、ほかの買収先を探しておけば、ヴェルディは救われたかもしれない。不況で赤字になった日本テレビは、クラブ解散を考えていたことは間違いない。名門ヴェルディの消滅を恐れた人々が、ペーパー会社を設立して形式的な買収を行った。
 赤字経営のサッカークラブを資金力のない企業に売り渡したのでは、破たんは避けられない。本来ならば、日本テレビ側が持参金を持たせるべきだろう。買い手側も資金が不足していることを隠して、譲渡の承認をJリーグ理事会から受けようと策略したことは誤っている。真相が隠されていたのでは、ヴェルディはシーズン途中に破たんするしかなく、どこにも救世主がいない。これまで多くのクラブが経営危機に立たされてきたが、これほど無責任な経営陣はなかった。
 日本テレビは株式を売り払ったのだから、一切の責任はないとヴェルディを突き放すべきではない。少なくとも、2~3年は資金援助を行うべきと考えられる。ヴェルディの経営破たんは買収した新経営陣とJリーグの責任とは、必ずしも言い切れない事情が隠されている。最初から火の粉をかぶる覚悟で、日本テレビはヴェルディ解散を宣言すべきだった。かつての栄光を背負いながら、惜しまれつつクラブを解散できただろう。愚かな新経営陣とケチなJリーグが喧嘩しても、らちが明かない。ヴェルディ救済策は見えているのに、見えないふりをするのは、とても悪質だと思う。





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Last updated  2010.02.16 10:17:36
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