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2010.02.19
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カテゴリ:サッカー
 サッカーの国際試合は、年間に何千試合と行われる。その中でも、欧州チャンピオンズリーグは最高のレベルを維持してきた。アーセナルはイングランドの名門であり、ベンゲル率いるチームは、若くてたくましい。しかし、これほどのみじめな戦いをすると、「世界最高のサッカーを目指す」という神話は消えてしまう。それほどにポルトとの戦いには、見ている人間に無念さが残された。
 バックパスを思わずキャッチするシーンは、プロの試合でも時々ある。しかし、1-1という重要な局面において、失敗が許されない瞬間にチョンボが出ると、観客は全員ひっくり返ってしまう。その後の間抜けぶりも輪をかけている。即座にボールを拾って、パスを出したポルトの動きをまったく警戒していない。ボールがゴールに転がりこむのを見ているしかない。アーセナルのCL挑戦史上で、これほどあきれた敗戦はないだろう。
 自分のバックパスをGKがキャッチするのを見ていたDFキャンベルの顔が忘れられない。サッカーの試合は、一つのミスが局面を大きく変化させる。ファビアンスキはボールを確保することだけを考えていて、味方のバックパスであることを忘れていた。そこからの数秒間は、サッカー史に残るシーンになる。GKからボールを受け取った主審は、即座にポルト側にボールを渡してしまう。守備陣形の整っていなかったアーセナルのすきを見つけたポルト側は、素早くボールを蹴り、試合を再開させてしまう。フォルカオが簡単にゴールに流し込んで、一巻の終わりになった。
 もちろん、この試合は、アーセナルが弱いことを実証したわけではない。失った2点は単純なミスであり、失点はゼロに抑えられた試合内容だった。それでも、ベンゲルの指導方針や作戦に疑問の声が上がることは避けられない。DFラインの重要さと、そこに配置する選手をどう確保するかは、チャンピオンズリーグの勝負を分けてしまう。相手が弱ければ、隙は見逃されて終わる。相手がチャンピオンチームだと、隙をつくることは敗北につながる 確かにサッカーの試合は実力だけでは決まらず、幸運を手に入れることが何よりも第一になる。





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Last updated  2010.02.19 10:55:16
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